「このバットウイルスの威力は、運動神経を麻痺させる効力、抜群だ!」
「よく来たな!今にお前達もその男のようにしてくれるわ!」
CV:広森信吾
概要
『大戦隊ゴーグルファイブ』第19話「お化け屋敷の秘密」に登場するコウモリの遺伝子から作られた合成怪獣。
人間の運動神経を麻痺させ硬直状態に陥らせる細菌兵器「バットウイルス」をばら撒き、身体がまるで棒のように固くなってしまう硬直人間だらけにしてしまう作戦の実行を目論み、お化け屋敷を訪れた人々を襲って鋭い牙で噛みつき、次々にウイルスを感染させていた。
無数のコウモリに姿を変える事ができるほか、軽合金の翼を羽ばたかせて突風を発生させる『モズーハリケーン』、宙返りを繰り返して突風を起こす『コウモリハリケーン』が必殺技。
これ以外にも『牙爆弾』や口から発射されるミサイル暗闇でもよく見える暗視スコープ『コウモリアイ』にあらゆる音波をキャッチする事ができる『コウモリイヤー』といった多数の機能が取り付けられている。
活躍
オサム少年の父(演:栗原敏)に噛みついて拉致し、彼を捜しに来た子供達も襲撃しようとするが、ゴーグルブルー、イエロー、ピンクに阻まれ、彼等と戦闘する。マダラマンを差し向け、自身は体当たりやモズーハリケーンで挑むが、レッドとブラックが駆けつけたため撤退する。
牙にバットウイルスを仕込み、ウイルスの実験としてアジトにてオサムの父に噛みついて彼を硬直させる。
レッド、ブルー、イエローをマダラマンと共に襲撃し、レッドとブルーの攻撃を無数の黒いコウモリに変身して逃れる。その後は夜中コウモリにウイルスを仕込んで人々を襲わせるため、マダラマンを指揮してウイルスを運搬させる。
作戦を阻止すべく駆けつけたゴーグルファイブに応戦し、牙爆弾やコウモリハリケーンで挑むが、ブルーリングやレッドロープに翻弄され、最後はゴーグルビクトリーフラッシュを受けて倒れる。
コウモリコング
リフレッシュパワー光線で蘇ったコウモリモズーが搭乗するコング。鋭い爪『バットクロー』と、超合金性の牙に仕込まれた『コウモリ爆弾』が主な戦力。また空中回転しながら台風に匹敵する強風を起こす『コウモリハリケーン』を必殺技とし、これ以外にも空中から無差別にビーム攻撃を仕掛ける『コウモリビーム』や校内で超音波を操る『コウモリミサイル』といった機能が備わっている。
ゴーグルロボの周りを旋回してコウモリビームで攻撃するも、ゴーグルスピンとビクトリーパンチを受け倒れ、最期は地球剣・電子銀河斬りを喰らってモズー諸共爆散した。
余談
モチーフは豚鼻とキクガシラコウモリ。
本作にてハチモズーの声を担当し、他にも昭和戦隊シリーズにて怪人の声を何度か担当した岸野一彦氏が、オサムの父を診た医者役として登場している。
関連タグ
大戦隊ゴーグルファイブ 暗黒科学帝国デスダーク 合成怪獣 コウモリ
科学者エンボス:『未来戦隊タイムレンジャー』にて、同じくウイルス感染に因んだ作戦を行った繫がりの戦隊怪人。こちらは致死性の高いウイルスである為、より危険なバイオテロである。