概要
『DARKWING BLAST』で実装されたクシャトリラの永続魔法。
クシャトリラ名称を持つのでクシャトリラ・ユニコーンのサーチに対応している。
カードテキスト
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分はレベル7モンスターを召喚する場合に必要なリリースをなくす事ができる。
(2)：自分メインフェイズに発動できる。
自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、
Ｘモンスター以外の「クシャトリラ」モンスター１体を選んで特殊召喚する。
(3)：相手が魔法カードの効果を発動した場合に、
自分フィールドに「クシャトリラ」モンスターが存在していれば、
相手の墓地のカード３枚を対象として発動できる。
そのカードを裏側表示で除外する。
解説
(1)はレベル7モンスターをリリースなしで召喚できる永続効果。
レベル7モンスターが中心のクシャトリラにとっては展開補助と手札事故の軽減として優秀でクシャトリラ・フェンリルなどの特殊召喚効果を持つモンスターと合わせることでランク7エクシーズに繋げ易い。
また、レベル7であればクシャトリラモンスターでなくても召喚できるため余った召喚権を使ってダイナレスラー・パンクラトプスや霞の谷の巨神鳥を召喚することも可能。
後述する(2)(3)と比べると他のレベル7モンスターを中心としたデッキでも活用できるのでこのカードをサーチできるクシャトリラ・ユニコーンと共に出張採用も可能となっている。
(2)はエクシーズモンスターを除く墓地及び除外状態のクシャトリラモンスターを特殊召喚する効果。
コストや墓地肥やしで墓地に送った場合のみならずエクシーズ素材として墓地に送ったクシャトリラも蘇生(帰還)でき、特殊召喚したクシャトリラモンスターにこれと言った制約も付与されないため用途は幅広い。
その他七星の宝刀はコストとして除外したクシャトリラを場に出しつつ2枚ドローできると好相性。
(3)は自分フィールドにクシャトリラモンスターが存在する場合、相手の魔法カードの発動をトリガーに相手の墓地のカード3枚を裏側で除外する効果。
クシャトリラ・シャングリラとは条件を満たしながら相手の墓地リソースを枯らしてゾーンを封鎖できると相性が良く、神碑や閃刀姫などの墓地と魔法カードを多用するデッキには非常に刺さる。
まとめるとクシャトリラの展開と継続的なリソース確保を担っているカードであり、おまけの妨害効果も優秀なので【クシャトリラ】デッキでは基本的に3枚搭載することが望ましいだろう。
余談
カードイラストではクシャトリラの軍勢が肆世壊=ライフォビアを襲撃している様子が描かれており、所々にクシャトリラのものと思われる装置などが設置されている。よく見るとスケアクローモンスターたちと交戦しているのでおそらくライフォビアを自分たちの前線基地として改変しているクシャトリラとそれに抵抗しているスケアクローの様子を描いているのだろう。
ザ・ヴァリュアブル・ブックEX3によるとスケアクロー・ライヒハートがヴィサス=スタフロストによって吸収されて不在のタイミングを狙ってクシャトリラの軍勢が攻め込み、レイノハートを拉致したクシャトリラ・ユニコーンを追ってきたヴィサスもライトハートの懇願もあってスケアクローモンスターたちと共にこれに応戦したとのこと。
尚、実際のデュエルではスケアクローのエースであるスケアクロー・トライヒハートが存在するとクシャトリラモンスターは攻撃できず、スケアクローモンスターの大半は発動を伴わない永続効果でトライヒハートを強化するので固有効果による妨害も出来ないので非常に相性が悪い。その為クシャトリラ側がスケアクローに勝つには上記の設定の様にトライヒハートがいないタイミングに展開し切っておく必要がある。
