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CV:大畑伸太郎

人物像

第3部(キオ編)から登場。

アリーサ・ガンヘイルの息子にして、ディケ・ガンヘイルの孫。容姿はディケ似。

戦艦ディーヴァのメカニックとして、整備班長のロディ・マッドーナの下で働いている。

当初はフリット・アスノを尊敬するキオの事を敵視していた(初対面ではキオの手を跳ね除けて突き飛ばすという愚行を犯し、しかも周囲の大人達はそんな様子を誰も気に留めようともしなかった)が、Gホッパーに乗りガンダムAGE-3フォートレスのサブパイロットとして戦場に出撃。キオの戦いを見て心を開き、友人となった。

しかし、その後も母親の話をしただけで顔を曇らせたり大量殺人兵器同然でしかないFⅹバーストモードの使用を押し付けておきながら躊躇うキオを叱咤(しかも戦闘中にも)するなど、ほとんどロクな関係を築いていない(特に後者に至っては「キオを心配しているから」と言えば聞こえはいいかもしれないが、裏を返せば完全に悪意である。ただでさえⅹラウンダー能力が高いキオが使い方を間違えれば、 敵パイロットが明確に死ぬ光景を何度も脳裏に刻み込むことになり(実際にルナベース戦でもキオはこれを経験しかけており、不殺に踏み出すきっかけとなっている)、次第にはどこかの先輩主人公のように 発狂し、精神が崩壊してしまう 可能性だってあるのだ。そこまでしてキオに人殺しをさせたいのかお前は)。

戦争の最中から戦後にかけてAGEシステムに頼らない装備の開発プランをいくつか提示し、若い技術者を育てる人格者となったとされている。

余談

祖父のディケや母のアリーサはフリットアセムと良好な関係を築いていたにもかかわらず、こちらは逆にキオとの関係は醜悪(というか一方的にウットビットがキオに対しキツく当たっている)であり、しかも「100年の物語」においては、こいつもまたウェンディに好意を抱いている事が判明し、キオとは彼女をめぐるライバル関係になってしまっている。

こう見ると完全にキオのお邪魔虫でしかないが、同時に不可解な謎も多い。

まずひとつは、なぜ、彼が「ガンヘイル性を名乗っているか」である。

本当にアリーサの息子なのであれば、本来なら苗字が変わっているはずであり、彼がガンヘイル性を名乗っているはずがないのである。単にアリーサが苗字を変えなかっただけかもしれないが、別の理由として、

①夫が死別(もしくは離婚)して、アリーサがガンヘイル性に戻した。

②父親と上手く行かず、父親性を嫌って母親の旧名に変えた。

③それだけガンヘイル家に誇りを持っていた。

など、様々な理由がある。もしかしたら父親とは愚か、家族仲は相当悪かったのかもしれない。

もうひとつは、前述にもあった通り、あれだけディケとアリーサがアスノ家の人間と親しかったのにもかかわらず、なぜウットビットだけがアスノ家を嫌うのかである。

考えられる理由としては、フリットが一斉検挙で多くの人間を処罰し、独裁的な政治を行った事で「さすがのディケとアリーサもアスノ家に愛想を尽かしたのではないか」と思われる。

しかし、フリットが一斉検挙を終えた後も、ディケもアリーサも普通にアセムロマリーの結婚式に参列しており(ドラマCDでも特にフリットを悪く言う事はなかった)、これだけの理由で永年苦楽を共にしてきたディケがフリット=アスノ家を嫌うとは思えない。

また、ウットビットが生まれた時代は、フリットを良く知る者がほとんどいなくなり、逆にフリットを嫌う人間ばかりが大半を占めた事も、キオが不幸になる一因となったといえる。そうなれば、本当にキオは運が悪いとしかいいようがない(しかもアスノ家を嫌うと言っても、ウットビットが憎悪を向けているのはフリットではなく、紛れもなくキオただ一人である)。

いずれにせよ、唯でさえキオとロクな関係を築かなかったうえ、劇中においてアスノ家を嫌う明確な理由が一切描かれなかったために、視聴者からは単に「ただ一方的にキオを虐めるだけのヤなヤツ」として不快感を買われてしまった。

そもそもディケやアリーサはこいつに(アスノ家について)一体どんな教え方をしたというのか…?

小説版

「フリットがヴェイガンの内通者を容赦なくギロチンにかけ、多くの人間の人生を狂わせた」「祖父(ディケ)と親友でありながら家族ぐるみの関係が一切なかった」ことがアスノ家を嫌悪する理由となっている。

事情を知らないキオにとっては八つ当たり同然であり(しかも他のディーヴァクルーは止めるどころかウットビットを利用してキオをサンドバッグにすることでフリットへの嫌悪を晴らそうとするなど余計にタチが悪い)、キオを精神的に苦しめる事となった。

その後フリットから「お前はあの偉大な男の背中から何を学んだのだ!」と一喝されると同時にディケとの友情を聞き、ようやくアスノ家に対する敵意を解いたのだった。

その後はかつての祖父がフリットを支えたように、真の意味でキオのよき友人となったのであった。

関連タグ

機動戦士ガンダムAGE ガンダムAGE

キオ・アスノ ウェンディ・ハーツ ディケ・ガンヘイル アリーサ・ガンヘイル ロディ・マッドーナ

沙慈・クロスロード前作に登場したメカニック。「主人公とそりが合わない」「共にガンダムとドッキングして共闘する」という共通点があり、ウットビットは彼のオマージュではないかと思われる。

ハッシュ・ミディ:同じく、主人公を快く思わず、食って掛かったガンダムキャラ繋がり。ただし、こちらは自分の愚かさを恥じて改心し、主人公の良き後輩となっている。

ユース・グリンホルン:こちらも主人公を快く思わなかった人物繋がり。中の人はディーン・アノンの声を担当している。

蛭川光彦:ウットビットと同様、主人公を一方的に嫌い、しかもその明確な理由も明かされないという共通点がある。もっとも、こちらはウットビットよりもタチが悪いが

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