声:早見沙織(アニメ版)
概要
『逆転裁判3』第3話『逆転のレシピ』に登場。年齢25歳。身長154cm。
金融会社『カリヨーゼ』の社長秘書で、社長の芝九蔵虎ノ助を「トラ様」と呼び、好意を寄せている。彼とは去年の後半に訳あって知り合い、恋心が芽生えたうらみは自ら『カリヨーゼ』の社員となって以降、芝九蔵に健気に尽くしている。
うらみの一途な思いとは裏腹に、芝九蔵は彼女の暗い性格や言動に苦手意識を持っている。だが、うらみの祖父である鹿羽権太が暴力団の組長にして、町全体の闇金融を取り仕切っている為、芝九蔵も彼の配下という、絶対的な上下関係にある影響で、権太の溺愛する孫娘のうらみにも頭が上がらない。芝九蔵は常に陰気な彼女に、胸中では苛立ちを覚える事も多いが、うらみは「敵に回してはいけない相手にとって、最愛の存在」であるが故に無下に扱えず、嫌々ながらも丁重に扱わざるを得ないのが現状である。
暗い茶髪のロングヘアで、焦げ茶色のワンピースを着た細身の女性。頭に包帯を巻いているが、その理由はゲームを進行させると判明する。恐ろしく恨めしげで湿っぽく、時々「‥‥‥ククッ」もしくは「‥‥‥クスッ」と不気味で意味深な笑い声を出す。
来客に差し出すお茶や食べ物に、何かを一服盛ったかの様な発言を好む。彼女のサイコロック解除に失敗すると、その都度、物騒な物を成歩堂に勧めてくる。何これ怖い。
エンディングに登場した際「成歩堂にお礼として5000万を貸し、お茶を渡した」と発言しているが、『4』以降も生活に余裕の無さそうな彼の様子を見るに、速やかに返済されたと思われる。
名前の由来は「屍」と「恨み」であり、開発中ではシナリオの変遷に伴い、何度も名前が変わった。第一候補は「鹿金(しかがね)」で、これは「鹿」の下に「金」と書くと「鏖(皆殺し)」と読む漢字になる事に起因している。だが「誰にも解らない」との理由で没にされた。初期設定では、関西人の芝九蔵の愛人だった事から「ナンバミナミ」という仮名もあった。
『逆転検事』では、第3話『さらわれる逆転』で名前だけ登場している。
関連イラスト
虎ノ助と一緒に描かれているイラストが多い。→トラうら
今で言うヤンデレのハシリとして、他のヤンデレキャラのパロディをする絵も描かれている。
裁判の過程で、ある時『吐麗美庵』の制服を着ていた事が明らかになるが、本編では後ろ姿しか公開されなかった。その為、GBA版の発売当時は『お絵かき掲示板』等に「ウェイトレス服のうらみ」が描かれた。Pixivでは現在の所、数枚しかない。
余談
テレビアニメ版の声優は、過去に逆転裁判6のレイファ・パドマ・クラインを演じており「コラボやスピンオフを除いた、ゲーム本編の出演声優が、テレビアニメ版にも起用される」という珍しい例となった。