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ときどの編集履歴

2024-03-17 10:07:45 バージョン

ときど

とうきょうだいがくのかたがきがむだづかい

ときどとは、著名な格闘ゲームプレイヤーの一人。

概要

東京大学卒業の肩書を持つ異色のプロ格闘ゲーマー。沖縄県那覇市生まれ、神奈川県横浜市育ち。

母方の祖父に沖縄県内のセブンイレブンの運営を担う、金秀グループの創業者を持つ。


元々はKOFプレイヤーで使いであった(現在のリングネームも、この時に使ってた戦術が由来となっており、ジャンプで"と"んで、空中で"き"っくして、庵が"ど"うしたぁ!と叫んで闇払いを撃つ。その動きの繰り返しにより勝利を重ねたプレイスタイルから来ている。周りから「あいつ跳んでキックしてどうしたぁ!しかしない」と言われていた)が、現在はストリートファイターシリーズに移行し豪鬼を使いEVO2017では優勝を果たしている。

ニックネームは「アイス・エイジ(下記参照)」、「マーダーフェイス(海外ではコレで通ってる)」、「リアル兵長(ごく一部のコミュニティ内に限る)」がある。


日本におけるe-Sportsシーン黎明期のプロの1人であり、日本で3人目のプロゲーマーである。

MadCatzと契約を結んでいたが、2016年3月をもって契約が終了、翌年1月にEcho Foxに加入、2019年に契約満了で脱退し、しばらくはTOPANGA預かりのプロとして活動をする。

2019年2月にロートZ!、メンズスキンケアOXY、SonyMusicとのスポンサー契約を締結、更に同年6月にアケコンメーカーのQANBA、同年9月に大塚食品のスポンサードも受ける。

リーグにはFAVGAMINGから出場していたが2023年にRejectの格闘ゲーム部門に加入を発表、2024年1月に同チームがSFL参加を正式に表明したことから2024年度のSFLにはRejectから参加するものとみられている。


プレイスタイル

元々は強いキャラを使い、先述のプレイヤー名の由来となった「とんで、キックして、どうしたぁ!」のような強い行動を相手に押し付ける、いわゆる厨プレイだった。

とにかく強い行動を見つけるのが上手く、一時期はいち早く強いキャラ、強い行動を見つけることでゲームに勝つことを得意としていた(本人曰く、70%の攻略で勝つ)。

また、負けると相手のキャラに圧倒的に有利なキャラで挑むという、いわゆる「被せ」を行うことから「さむいプレイ」が多く、「アイスエイジ」とも呼ばれたこともある。


しかし、ゲームのサイクルが早かった2000年代の前半はそれでよかったが、ストリートファイターⅣ以降タイトルが長期化しゲームに対する研究が80点、90点と進んでいった結果、攻略の浅さが露呈、更に複数タイトルの大会に出場していたことから攻略が詰めきれず、「強豪ではあるが優勝は出来ない」というプレイヤーになっていた。


そのためスタイルを変更しタイトルをストリートファイターに絞り、更に豪鬼をメインに据えて戦うことで一躍トッププロの1人となり、カプコンプロツアーのポイント1位をとることを目標にし、2017年にはEvoで優勝している。


その後、ストリートファイターⅤではシーズン4終盤まで豪鬼を使っていたが、シーズン4.5にて豪鬼の相次ぐ弱体化もあって3rd以来のユリアンをメインに起用。Ⅴではしばらくは情熱的なキャラだったが後述の被せ事件もありアイスエイジ時代に戻ってしまったと評された。


プロとしてキャラ差が一定以上に来てしまうと腕でカバーできず、遊びではなく賞金が掛かった大会で戦っている以上こだわりだけでキャラを選ぶことは出来ないと自著で言及していて、このキャラ変更も非常に悩んだが成果を出すためにはやむをえなかったと発言している。



更に最終シーズンで追加されたルークの圧倒的な強さに気付くとメインをルークに変更。

ストリートファイターⅤ最後の大会となるTOPANGAワールドチャンピオンシップではカプコンカップ優勝者のMenaRDやふ~ど、ひぐち、Zhenなどの強豪をことごとく粉砕し全勝優勝という偉業を成し遂げた。

この時はBC所属の若手である立川の分析能力に着目し専属コーチとして雇う。

既にGood 8 Squadがコーチの有用性を認識していたが、ときどが全勝優勝をした際に立川が果たした役割を語ったことからアナリストとコーチングの有用性が明確に示された。


最初期は強い行動を見つけて勝つ、そこから1つの事を極めて勝つにシフトしたが、その後は「使えるものは何でも使って勝つ」にシフトした模様。



発信活動

ときどはプロゲーマー活動の目的のひとつとして、「格闘ゲームっていいもんだな」と思ってもらうことを掲げている。

そのため、筋トレや食事に気を使いスタイルを維持している他、イベントやメディアへの露出、配信にYoutubeへの動画投稿も行っている。配信は毎週末に海外の格ゲー関連の記事を英語の状態で読む配信がメイン。


Youtubeへの動画投稿では、海外渡航時のVログや海外勢へのインタビューの他、格ゲー研究室というタイトルでデバイスに関する測定を行いデバイスの差異を数値化したり、そのデバイスを使用しているプレイヤーを招いてデバイスの使用感などをインタビューする企画も行っている。


また、著書に「東大卒プロゲーマー」(PHP新書)、「努力2.0」(ダイヤモンド社)がある。

努力2.0はKOF時代、アイスエイジ時代、スト4初期、スト5を振り返りつつ、どういう努力をしていたか、どういう努力をすればいいのか、という正統派のビジネス書になっている。



エピソード等


マーダーフェイス

海外でときどを表現するのに使われるのが「マーダーフェイス」という呼び名であるが、これは過去のEvoのサイドイベントであるスパⅡXにてバルログで勝ち抜いていたところ、本戦でも勝ちぬいているウメハラに当たった時の事である。

ウメハラは「バルログ使ってるやつに容赦はしない」という哲学を持っており、本来はリュウを使う所をバイソン(バルログに対するカウンターピック)を使用しときどを撃破する。

この時、ときどは「あんた本戦でも勝ってるじゃん」「こっちくらい勝たせてくれてもいいじゃん」とバイソンを被せてきたウメハラをかなり恨めしく思ったとのことで、その時の恨めしい顔が「人を殺しそうな」形相だったためにこのマーダーフェイスという称号が付けられた。

なお、これ以降ときどが始めたことはマーダー〇〇と言われるようになった。


ちなみに、ウメハラはこの時のことを振り返り対戦後に握手をしようとしたが、ときどは握手してすぐに席を離れ、ホテルや帰りの飛行機でも一言も口をきいてくれなかったと語っている。


獣道

EVO2017で優勝を果たし、ノリに乗っていた頃にときどはウメハラの獣道に出たいと申し出て、ウメハラもそれを承諾する。

その対戦相手は何とウメハラであり、もしもときどが勝てば格ゲー界の世代交代が起こると界隈では注目を受けていた。


が、蓋を開けてみればなんと5-10とダブルスコアで敗北。この年、ウメハラは戦績が伸び悩み始終ぱっとしない戦績しか挙げていなかった。

にもかかわらず、10先というプライドマッチで圧倒的大差をつけられて敗北したことにときどは涙を流して悔しがり、ゲームでは勝ちたかったと泣きながらインタビューで語った。



後に獣道4ではその年Evoで優勝したカワノの挑戦を受けるが、こちらは大差で勝利を果たした。


マーダーメジャー

ときどを象徴する珍エピソードとして、モニターから顔までの距離をメジャーで測る、というのがある。

これはプレイ環境を少しでも同じにすることでパフォーマンスを安定させるための工夫とのことだが、スト5のシーズン後半からはオフ環境での対戦が減少したこと、またモニターとの距離よりも設備に左右されるというのが分かった結果、このメジャーは役割を終えた。


しかし、このプレイ環境を普段の環境に近づけるという傾向は変わっていないらしく、前述の獣道4ではなんと自宅から椅子を持ち込んだとウメハラが明かしている。


他にも、対戦前にダッシュや足踏みをすることで心拍数や体温を上昇させることでパフォーマンスを向上させるマーダーダッシュや、血糖値を下げ眠気を誘発する要素を減らすために糖質制限をする(こちらは健康診断で弊害が無視できなくなったため2024年以降はやめている)など、理屈は通っているのだが「そこまでやるか?」というような行為が度々目撃されている。


意外(?)なエピソード

頭脳明晰で明るく情熱的で格闘ゲーム界を引っ張る人物……と、いうイメージがあるが、実のところ冗談や悪戯が好きであり、「勝てば官軍」「盤外戦術上等」な価値観も持っている。

以下、いくつかの例。


2018年に行われたSFLの前身となるRAGEにて、成績が低迷していたトキドフレイムのときどは同じく低迷していたモケサンライズの控室に行き、「16号ヤバくね?」と発言をした。

当時、新作格闘ゲームのドラゴンボールファイターズでは人造人間16号が猛威を振るっており、もけサンライズのメンバーであるもけ、およびどぐらはドラゴンボールファイターズもプレイしていたためその話題に乗ってしまった。

しかし、チームで唯一好成績で順位を支えていたハイタニはプレイしておらず、ハイタニからしてみれば成績が低迷している2人が他のゲームで遊んでいることが面白いはずもなくチームの空気は非常に悪くなる。

どぐらは話題を振ったときどに助けを求めるが、ときどは素知らぬ顔でスマホをいじっていた。

後日、どぐらとの対談でどぐらが「あれは盤外戦術だったのか?」と尋ねると「盤外戦術として仕掛けた」と認めていた。



2021年度のストリートファイターリーグで梅原対ときどという誰もが観たいカードが実現した時、事件は起きた。

ウメハラガイルに対して、ガイルに対するカウンターピックであるバイソンを被せ、更にステージをハイローラーカジノ、カラーを限定のブルーメタルにすることで視認性を低下させるという戦術を取ったのである。

このときどの盤外戦術は注目度が上がっていたこともあり、案の定というか炎上した。


とはいえ、ルール上は問題ない上にこういった盤外戦術は度々行われていた(CPT2020アジア東にてふ~どがウメハラが苦手であろう露出の高いコスを選択するなど)こと、SFLでは毎年誰かしらが被せを行っていることから、この炎上は早期に収束した。



2024年のカプコンカップⅩLCQ(最終予選)にて、マゴが大チャンスの時に勢い余ってレバーが跳ね、ドライブインパクトを出すつもりが垂直ジャンプ強Kに化け、それがきっかけで敗北するという事件が起きた。

その後、マゴの配信上でマゴにインタビューをする、更にカメラが回っていると気付くとジュリの垂直ジャンプ強Kの真似をする、など中々にアレないじり方をしていた。

もっとも、ときどとマゴはアマチュア時代から苦楽を共にした仲間であるという関係値があるからこそのいじりではある。

Evo2017優勝の際はマゴとかりん戦をやったから勝てた、と発言し、英語で「I have Mago」とも発言している。

他にも、マゴに対してはSFLのワイプで「我打倒林賢良」と書かれた鉢巻きを巻く(林賢良はマゴの本名)、昇天をいじるなど、結構色々やっている。






主な獲得国際タイトル

・CAPCOMvsSNK2:Evo200

・SUPER STREET FIGHTER II TURBO:Evo2007

・STREET FIGHTER5:Evo2017(下動画は、その時の決勝。)

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