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CV: 山口恵

「もし、それでも俺を信用できないのなら、満足いくまで俺を殴ってくれていい。ただ、その後はきちんと俺を上まで運んでくれると助かる」

「悪役が言うような台詞になってしまうが、今のお前たちを助けられるのは俺だけだ。剣を俺の首に当ててもいい。もしくは前回殴らなかった分を含めて、俺を殴ってくれてもいい。ただ、殴った後は俺を信じてくれ」

概要

原神淵下宮エリアの世界任務及び、Ver2.5のテーマイベント「三界道饗祭」に登場するキャラクター。

淵下宮の調査の手伝いに来た調査員兼歴史研究家。試練の手がかりの整理と翻訳が担当。淵下宮に昔あった白夜国について教えてくれる。霊的なものは苦手

なお、読みは「えんじょう」であり、「ふちがみ」ではない(中:渊上、英:Enjou)。

ネタバレ注意

「では俺が代わりに障壁を解除しよう。お前たちは離れてくれ。こういうことを行うのは初めてでな。万が一、何か起きたらいけない。」

パイモン「なにかって…例えば?」

「例えば…解除した瞬間、衝撃により底なしの深淵に落ちるかもしれない。もしくは空気が淀み呼吸ができなくなる可能性もある。もっと言えば、巨龍が突然現れるかもしれない…

あと俺が急に呪われ、炎元素を操る怪物になる可能性とかな」

なんとその正体はアビス教団炎の詠唱者だった。

しかしながら、本性を表した後も悪役っぽさはあまりなく、茶目っ気のある三枚目で憎めない性格をしており、一部の旅人から人気がある。

アビスらしく既存の知的生命たちを見下し滅ぼそうとする気概はあるが、表の顔である歴史家としての道にもハマってしまったらしく、他の連中のような使命感には乏しい変わり者であることを自覚している。

突如現れた幽霊のような存在に驚く等、メンタル面でも普通の人間とほとんど変わらない。

Ver2.6の限定イベント、三界道饗祭にも登場した。淵下宮を暗闇で覆った黒幕である。相変わらずお喋りな彼は、自分が深海ヴィシャップ達を唆して黒霧の発生装置を建てさせた事と、進化が早い深海ヴィシャップには人間そっくりに変化した「ヴィシャップマン」なる存在がいる説を語り、つみがヴィシャップ達の回し者である事を告げて逃げていった。

淵下宮でかつてヴィシャップと同盟を結んでいた。ヴィシャップの目的を果たすために、淵下宮全体を黒霧で覆い、領地を通る許可を得た。そうして三つの塔を改造した。アビス教団の中では端役に過ぎないらしい。

最初っから胡散臭いのだが、「疑うなら殴ってくれ」とことあるごとに言ってくるという変な癖があり、淵炎としての正体を現した後も、「三界道饗祭」で再登場時に、自信満々に旅人に挑んでおいて負けた時に「これ以上やったら死ぬぞ!俺が!」と、ツッコミどころ満載な発言をするなど、淵上の言動が演技というわけではなさそうである。

事実、言っていた事にはほとんど(その「ほとんど」の部分も認識の相違によるもので、淵上の主観に基づくなら「一切」)嘘や誇張が無かったりする。また、非常食ことパイモンがいつか裏切るかもしれないな、と不穏な発言を残してた。

このように色々な意味でキャラが立っているせいか、会話イベントなどでは正体発覚後も

「「淵上」と自称するもの」という名称で表記され、他の使徒達とは区別されている。

「三界道饗祭」で「もう会う事もないだろう」と言って退散した彼だが、その憎めない悪役っぷりから、再登場を望む声も少なくない。

その他の活躍

公式からも憎めない悪役として気に入られており、後にPVにて出演した。

姫様」と共に旅人のこれまでの行動を振り返るのだが、

「そう言えば、モンド漁師トーストがなかなか美味でした」

等々、そのどこかズレた愉快な言動は相変わらずだった(姫様の前では旅人との会話よりも声色が穏やかで、一人称も俺から私になっている。)

「(スメールでの今後の旅人の行動について)私(わたくし)めが確かめに行きましょうか?えっ、いらない?(´・ω・`)

2024年のホワイトデーではなんと、X(旧Twitter)にて

公式の記念イラストが公開された。

花を咥えてウインクし(仮面の下の眼光が片方無い)アイドルめいたポーズまでキメている。

ユーザーからは「お前かよ!」と総ツッコミが入り、同時投稿されたリネ白朮のイラストを閲覧数・コメント共に突き放し、トレンドを掻っ攫っていった。

その顔…まさか、俺を忘れたのか?

「アビスの詠唱者なんてみんな同じ。人間の姿になってから出直してきて」だと…!?ふむ、前回の餞別が印象に残らなかったようだな。

今回はわざわざこうして花を選んできてやったんだ。ああ、殿下には内緒で来たから、伝言はナシだぞ。

なあ、もう許してくれてもいいだろう?おっと、武器を下ろしてくれ。まずは口で!な、話し合おう——

余談

淵上と言う名前について、

「ああ、白夜国。この土地の本当の名前だ。幽冥なる光なき世界。常夜(常世)の中、積み重なった罪が浄化されし後の真の色——白夜の国。

試練の話に戻るが、白夜の国民は大蛇海祇によって救われ、日の目を見ることができるようになった。そうして、彼らはみな海淵から上に出たのさ。

これが、俺の家名の由来だ。」

と言っているものの、カーンルイアの血筋であった場合少なくとも俺の家名というのは噓になるし、白夜国からカーンルイアに移った家系だったとしてもやはり怪しい。ただ本人曰く「俺は罪に問われるようなことはしていない。何せ、嘘はほとんど言ってないからな。」だそうである。

淵上の編集履歴2024/03/17 11:40:44 版