俵は円柱状の側面に当たる菰(こも)と、2面の底面に当たる桟俵(さんだわら)をそれぞれ藁で編み、最後に部品をつなぎ合わせて作る。
ただし炭を内容物とする炭俵では桟俵にあたる部分は無い場合が多い。
年貢から算定される武士の年俸に於いては一俵=一石(一人に対して一年分の玄米消費量)=金一両と換算され、領地の石高は米の生産量(産物の売り上げ)が基準となった。
但しこの時代の一俵は諸説あって数値が安定していない。
現在の一俵は米、大豆、小麦が60㎏、ジャガイモや大麦は50㎏、蕎麦は45㎏、アメリカ綿1俵(1Bale)は500ポンド、約226.8㎏である。
なお、俵は福俵として縁起物にもされる。