概要
籾殻から取り出しただけで、まだ精米をしていない段階の米の事。
糠層に覆われているため炊いた時の食感は固いが、栄養価の高さやGI値の低さから食されることも多い。
(ただし、農薬が当たり前のように使われる現代ではぬかの層部分に農薬が蓄積しやすいため、
食べるのならば無農薬のものを選んだほうが良い)
上記の通り栄養価が高く、具体的にはビタミンB1やマグネシウムは白米の約5倍、食物繊維は白米の約6倍も含まれている。
逆に言えば精米の過程でビタミンB1を約80%も失っているということであり、白米を庶民でも食するようになった江戸時代には多くの人がビタミンB1不足となった。そのため、「江戸煩い(えどわずらい)」と呼ばれる脚気が流行する要因となった。