欧州の伝承に登場する悪魔サルガタナス(Sargatanas)の異称。そちらについては「サルガタナス」の記事を参照。
概要
ゴールデンゴーレムと同系統のモンスター。大きなオノをぶん回すケンタウロス体型の大悪魔。
「この世を絶望で満たすため死の世界からやって来た」という設定に恥じず、初登場した『ドラゴンクエストⅤ』ではストーリークリア後に入れる隠しダンジョン限定のモンスターながら、凄まじい攻撃力から繰り出す痛恨によって多くのプレイヤーに絶望を与え、モンスターズでも能力値の合計がかなり高いなど比較的待遇は良い。
しかしその強さにあぐらをかいているのか、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2プロフェッショナル』のみたまに行動をサボる「強者のよゆう」を持たされている。
ちなみに、ドラゴンクエストシリーズの英訳に際してはゴールデンゴーレムが "Balhib" 、セルゲイナスが "Bilhaw" となっており、セルゲイナスがサルガタナスと同一かどうかには疑問も残る。
下半身は大きな翼を持ったドラゴンのようで、その縁なのかドラゴンクエストモンスターズシリーズではドラゴン系に属す作品もある(『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵』まで)。なおゴールデンゴーレムは物質系かつ1枠なのに対してコイツは2枠。色違いなのにサイズも系統も違うというのはかなり珍しい。
元々は青い肌だが、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』から『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵』までは緑色で、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』と『ドラゴンクエストⅪ』からまた青に戻った。ちなみに緑色は同系統のエメラルドーンに引き継がれている。
転生モンスターとしてアスタロト(『ドラゴンクエストⅩ』・『ドラクエⅪ』)とシルバリヌス(『イルルカ』)がいる。
余談
上記の通り初出演の『Ⅴ』では雑魚出現モンスターの中でも最強格であり、SFC版の公式ガイドブック下巻のモンスター解説でもヘルバトラーと共に最終ページに記載されている。
しかしその一方で、重量級の仲間にとって最終装備候補にもなりうる強力な盾アイテム「オーガシールド」を1/32という比較的高確率でドロップすることから、一転して狩りの対象として狙われることも多い。
ヘルバトラーも最強の勧誘可能モンスターとして積極的に狩られる対象であること、出現場所が被っていることから一緒に狩られることもよくある。…というかヘルバトラーの勧誘成功率(1匹目)が1/256とあまりに低い一方で、こちらのオーガシールドドロップ率がそこそこ高めなことから「ヘルバトラー目当てで狩りをしていたら、いつの間にかオーガシールドが数個手に入っていた」なんて、セルゲイナス視点からだと何とも迷惑で悲しい現象が起きることもよくあったりする。
関連タグ
ヘルバトラー:『Ⅴ』でほぼ同格の立ち位置にして、狩り被害者同士。
ナスビナーラ:茄子のような植物系モンスター。一部作品の説明によるとナスビナーラが次元の狭間に吸い込まれ覚醒し生まれ変わったというトンチキこの上ないもの。