概要
『スーパーマリオRPG』に登場するヨッシーの同族で他のヨッシー達と共にヨースター島に住んでいる。
見た目は体色が青く他のヨッシーとは鳴き声が違うのとサングラスを掛けていたりブーツからは爪が突き出している。
他のヨッシーと比べても明らかに差別化されたデザインで「明確な個体名を持つヨッシー」というシリーズの中でも意外と珍しい存在。
本作のヨースター島に住むヨッシーの間では「ヨッシーレース」と呼ばれるかけっこが流行っており、その中で最も高い実力を誇るのがこのワッシーである。
多くのヨッシーは皆でレースを行う事を最大の楽しみにしているがワッシーはこれを是としておらず、好物である「ヨッシーのクッキー」を賭けた1VS1のレースしか行わおうとしない。
このため多くのヨッシーはレースを心から楽しめておらず、マリオは顔見知りである(緑色の)ヨッシーと共に事態を解決すべくワッシーに挑む事になる。
上記の理由からこのイベントをクリアするまではワッシーとの1VS1のレースしかできないが、これに勝利するとヨッシーの説得に応じて以降はワッシーを含めた4体のヨッシーによるヨッシーレースがミニゲームとして遊べるようになる。
見た目や名前から「悪役」としての印象を抱きがちだがレースは全て完全な実力であり、不正などは一切働いていない(なるべく足が遅そうな相手を選んでクッキーを巻き上げようとするくらいの事は考えるようだが、元々彼がヨッシーたちの中ではトップクラスに足が速いのは事実である)。
また、負けた相手に対して「まだまだだな」とは言うものの必要以上になじったり嘲笑するような事はせず逆に自分が負けた場合は忘れず賭けたクッキーを渡すなど善良な性格とは言えないもののせいぜい「不良」レベルであり、クッパのような大々的な悪事は働いていない。
他のヨッシー達もワッシーのレースの手法には少々否定的なだけで、ワッシー自体に強い敵意などを抱いているわけではない。
エンディングではヨッシーとのレースでイカサマをしても敗北を期すクロコを慰めている。
余談
彼の大々的な登場は本作のみであり知らない人は全く知らないレアキャラとなっているが、マリオにワリオ、ルイージにワルイージというライバルキャラが設定されている点を考えると、「ヨッシーのライバルキャラ」として復活してほしい声も少なからずある。
しかし、本作はスクウェアとの共同開発もあってか主要キャラでもあるマロやジーノはその後のマリオシリーズには登場していない上にマリオテニス64以降からキャサリンがヨッシーとタッグで組む事が増えているためワッシーが復活する可能性は低いと思われる。
スーパーマリオくんにも1回限りで登場したが、悪ぶっているだけでゲームと比べると素直な性格である。
マリオ達がヨッシーに乗ってレースに参加するが、ボケを炸裂させているためバカバカしくなって1コマで戦意喪失した。
その後、ヨースター島を立ち去るマリオたちに向けて「がんばれよー」と見送っている。
なお、このゲームが発売される前に「ワッシー」というキャラ名は本山一城版6つの金貨編3巻で登場しており、こちらはピョンタがヨッシーの着ぐるみをきて変装した際の名前でワルイージもこの漫画の2巻、3巻で名前が使われている。