概要
漫画「聖闘士星矢」に登場する禁断の大技の1つ。
天高く昇りつめた竜を意味する亢龍の名のごとく、極限まで高めた小宇宙の身体能力(アニメでは紫龍はシュラの片腕を手刀で切り落としている)で相手を羽交い絞めにして、超高速で飛び上がり、上昇時の摩擦熱によって相手を自分諸共消滅させる大技。たとえ相手がその摩擦熱に耐えきれたとしても、宇宙に放流され、しかも技の掛け手が絶命しても受け手の上昇は止まらないため、助かる術がない。
師・童虎より禁じ手として封印するよう命ぜられていたが、シュラに追い詰められた紫龍が起死回生の技として使用し相討ちに持ち込む。しかし、紫龍の捨て身の精神に感化されたシュラによって、山羊座の聖衣を着せられて地上側へ吹き飛ばされたため、紫龍は一命を取り留めた。
ドラクエシリーズのメガンテと並ぶ、『俺と一緒に地獄に行こうぜ!』な道連れ技の代名詞。しかも上記の様に上昇の摩擦熱と宇宙放流の二段重ねで念入りにとどめを刺す技であり、必殺の自爆技として他作品と比較してもこの上ない完成度を誇っている。
2023年まで車田正美氏が直接手掛けた作品で童虎が使う描写が一切無かったが、「ネクストディメンション」で蛇遣座のオデッセウスの中に潜む邪悪な気配を感じ取った童虎が彼との戦闘で使用。
手代木史織版冥王神話「ロストキャンバス」では童虎が天暴星ベヌウの輝火との戦闘で使用しているが、原作に沿って生還(前聖戦の黄金聖闘士は童虎とシオンのみ生還した設定を踏襲)している。