概要
シャボンフルーツ編で初登場。美食會の一員となり食林寺を襲撃した一人である大竹が小松に対して作中初使用。
元々はグルメケースなどの無い大昔、食材の味や鮮度を保つ目的で造られ、ほとんどは自己再生機能を持つ生物やそれを促す鉱物が原料。
切れば切る程、刺せば刺すほど蘇るとも称され、細胞が一気に活性化しその切り口からまるで生き返るように分裂を繰り返して蘇生する為、大竹に刺された小松も包丁が腹部を貫通して激痛も走ったにも関わらず、瞬時に傷が塞がっている。
本当の所蘇生包丁は傷の回復を促す補助的なものであり、栄養価の高い食材も食べて初めて効率の良い回復に繋がり、死者を蘇らせるのは不可能である。
それには細胞を傷つけないよう細胞同士の隙間から包丁を通すという神業級の技術が必要だが、自在に使えれば一個の食材を少量ずつならほぼ無限に食べられる。
IGOは食の流通の乱れを懸念し、使用を制限しつつ倫理的な観点からもこの技術を暗技として事実上禁じた。
大竹曰く人間界でこれを誰もしないのは法で禁止されてるというより、この技術を持った料理人が居ないためだとし、一方のグルメ界ではこれを使わなければ捌けない食材が多いとのこと。
後から駆けつけた千流は重傷を負った珍鎮々にシャボンフルーツを食べさせたうえで初歩的ながら蘇生包丁を施し、治療を成功させた。
クッキングフェス編ではユダが医食同源蘇生切りを自分に施して立ち上がり、ジョアは倒れたニトロに鮮度UP蘇生切りを施し、前よりもパワーアップさせて復活させた。
小松はスタージュンに敗北したトリコの為にスターにさらわれる事を条件に使用。後にエリア7にて電シャークを治療した際、フェスの時はトリコを救おうと必死かつ闇雲に習得した事と小松の包丁の原料である竜王デロウスの牙には再生機能がある事が示唆された。
もちろんその後猿王バンビーナとの戦いでちぎれたトリコの右腕を繋げる時にも使用している。