概要
CV:石住昭彦
IGOの世界料理人ランキング5位の料理人で、グルメタウンのグルメタワー「ナイフビル」最上階にある十星レストラン「膳王」のオーナーシェフ。
一見気難しそうな老人だが、性格は温厚で気さく。1ミリの狂いも許さない完璧な調理を行うことから「1ミリのユダ」という異名を持ち、言葉遣いにおいても「1ミリ」を口癖としている。
四天王とは顔見知りであり、クッキングフェスでも過去2回の優勝経験を持つ世界屈指の料理人。グルメ界の猛獣にも十分対抗でき、四獣の侵攻にも逃げる必要のない実力者とされていて、戦闘の際には「万能薬刀」という煌びやかな装飾の施された巨大な剣を振るう。
初登場となった四獣編では「緑の雨(グリーンレイン)」に侵された人々を救うため、解毒に必要な薬膳餅の調理法を小松達料理人に伝授。その際に薬膳餅の調理の簡略化に成功した小松に、「天才じゃったか」と内心で驚嘆していた。
(当初は「長年扱ってるが、簡略化できる余地は無い筈」と悲観していたが、四獣討伐後に節乃が「実は難しいことでもなんでもなく、ちょっと頭を捻れば思いつけた筈」であったことに気付き、それを聞いた際は「頭が硬くなっていた」と小松の発想の柔軟さを讃えていた)
クッキングフェス編では予選を勝ち抜き、決勝トーナメントでモーと戦う予定だったが美食會の襲撃によって中断され、彼らと激闘を繰り広げる。
なおアニメでは予選3回戦の一島丸ごとクッキングでサニーとペアを組んでいた。
グルメ界編では猿王バンビーナ戦の終結後に一度トリコ達と合流した後、小松と同ルートのエリア6に進み、そこで行われた料理対決の1回戦で十貝五人衆のコンドルウインドーと対戦。多重力空間を捌いて調理場の環境を整え、じっくりと調理したことで勝利した。
最終回ではトリコとリンの結婚式に出席。スープ(もちろんセンチュリースープである)に付け合わせとして出された薬膳餅を見て、過去の驚愕が正しかったことを知り、微笑みを浮かべるのだった。
プロフィール
年齢:120歳
血液型:A型
誕生日:8月27日
星座:乙女座
身長:202cm
体重:78kg
視力:5.0
足のサイズ:29cm
好きなもの:1ミリの狂いもない物
嫌いなもの:統一性のない物
好きな言葉:完璧帰趙
技
- 1ミリ千切り
敵を1ミリの細さに切り刻む。
- 医食同源 蘇生切り
- 医食同源 気血アップ
- 医食同源 阿修羅舞
フルコース
オードブル(前菜) | 魂草の薬膳和え(捕獲レベル9) |
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スープ | 漢方樹の樹液スープ(捕獲レベル5) |
魚料理 | ヘルスホエールの肝(捕獲レベル20) |
肉料理 | 医食牛の煮込み(捕獲レベル4) |
主菜(メイン) | つよき亀の願い(捕獲レベル0) |
サラダ | 解毒草の回復サラダ(捕獲レベル12) |
デザート | 不死リンゴのゼリー(捕獲レベル18) |
ドリンク | 健神の汗(捕獲レベル1) |
ランキング上位陣でありながらフルコースの捕獲レベルが軒並み低いこと、そして彼が調理に関して「1ミリ」にこだわるのにはある理由がある。
彼は若い頃から天才的な料理人であったが、それ故に自分の才能に自惚れており、それを見抜いていた彼の師匠は旅に出るように薦めた。
その旅先で、彼は猛獣と戦おうとしていた一人の少年「ゼン」と出会い、事情を聞いたユダは彼の住む村で、彼を含む疫病に苦しむ村人たちに、治療のための薬膳を施し、それによって村は疫病から救われた。
しかし、自分の腕を過信していた当時のユダは、薬膳の調理における、大人向けと子供向けとを分けるほんの「1ミリ」の目測を誤り、それが原因で自身を慕っていたゼンが命を落としてしまう。(他の子供達はその薬膳が非常に苦いor不味いものだったため口をつけようとしなかったため犠牲になったのはゼンのみであり、村中の人間は救われていたことから不幸中の幸いだったと評された)
天才であったが故に失敗を知らず、失敗を知らない経験は自信を過信に変えてしまうという師の教えを身をもって痛感したユダは、それ以降自身を常に「半人前」と称し、たとえ「1ミリ」の誤りも許さず、真に完璧な調理を心得るようになった。
彼の掲げるフルコースは、生前にゼンがいつか美食屋になってユダとコンビを組むために考えていたもの。
彼の想いが詰まった、「比類なき無敵のフルコース」なのである。