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ケンタッキーダービーの編集履歴

2024-04-03 00:54:41 バージョン

ケンタッキーダービー

けんたっきーだーびー

アメリカ合衆国のチャーチルダウンズ競馬場ダートコースで開催されるGⅠ競走。同国の3歳クラシック三冠の第1競走。

「スポーツの中で最も偉大な2分間」

(The Most Exciting Two Minutes in Sports)


データ

コースチャーチルダウンズ競馬場・ダート約2,000m(左回り)
馬齢3歳
重量定量(牡馬・セン馬126ポンド(約57kg)・牝馬121ポンド(約55kg))
1着賞金310万米ドル(約4億5000万円)

概要

アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビル市のチャーチルダウンズ競馬場で例年5月上旬に開催され、第2競走のプリークネスステークスと第3競走のベルモントステークスとともに「アメリカクラシック三冠」競走を構成する。

日本欧州諸国の3歳三冠戦とは違ってセン馬も出走が可能。

優勝馬にバラのレイがかけられることから「ランフォーザローゼス(Run for the Roses)」という通称があり、米国内では国際的な大レースでもあるブリーダーズカップをもしのぐ人気とされている、アメリカ最大の競馬の祭典。


観戦の際にも伝統があり、出走馬の本馬場入場の際にはミント・ジュレップ(Mint Julep)を飲み出走直前ルイビル大学のマーチングバンドによってケンタッキーの我が家(My Old Kentucky Home)演奏され、それを観客全員で歌うのが習わしとなっている。



ROAD TO THE KENTUCKY DERBY

2013年からケンタッキーダービーに向かうまでの主な競走にロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービーのポイントが設定され、プレップシーズン(1着10ポイント、2着4ポイント、3着2ポイント、4着1ポイント)、チャンピオンシップシリーズ前半(1着50ポイント、2着20ポイント、3着10ポイント、4着5ポイント)、チャンピオンシップシリーズ後半(1着100ポイント、2着40ポイント、3着20ポイント、4着10ポイント)、最終戦のワイルドカード(1着20ポイント、2着8ポイント、3着4ポイント、4着2ポイント)の各競走で獲得したポイント上位20頭に出走権が与えられる。なお、同ポイントの場合は賞金が高い方が上位となる。また2009年にのみ存在したケンタッキーダービーチャレンジステークスには優先出走権が与えられていた。国外ではUAEダービーもポイント付与レースとなっている。2023年以降、5着にもポイントが入るようになった。


上位20頭に入れなかった馬のうち、複数頭は補欠として入り、期限までに上位馬に出走取消があった場合は、1頭ずつ大外枠で参戦する(この時、馬番は21番、22番...のようになる)。この場合、取り消した馬から外枠の馬は馬番はそのままにゲート番のみが変わる。



2016年にラニが、UAEダービーを制し、日本馬として初めてアメリカクラシック三冠競走の全てのレースを走った。特に、ベルモントステークスでは3着に好走するなど、ラニの挑戦は日本でも注目を集めた。これを受け、チャーチルダウンズ社は日本馬に向けたケンタッキーダービー出走馬選定ポイントシリーズである「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」を創設。日本馬が国内のレースだけで出走権を得ることが可能になった。

その後2022年にクラウンプライドがUAEダービーを制し、ケンタッキーダービーに挑戦したことでも一躍注目を集めた。中東からのアメリカ行きが本格的に開拓されたことで、今後も日本馬の参戦が増えてくることが予想される。


近年の優勝馬

※平成以降の結果。馬齢は3歳。

性別騎手
1151989サンデーサイレンスP.ヴァレンズエラ
1161990アンブライドルドC.ペレ
1171991ストライクザゴールドC.アントレー
1181992リルイーティーP.デイ
1191993シーヒーローJ.ベイリー
1201994ゴーフォージンC.マッキャロン
1211995サンダーガルチG.スティーヴンス
1221996グラインドストーンJ.ベイリー
1231997シルバーチャームG.スティーヴンス
1241998リアルクワイエットK.デザーモ
1251999カリズマティックC.アントレー
1262000フサイチペガサスK.デザーモ
1272001モナーコスJ.シャヴェス
1282002ウォーエンブレムV.エスピノーザ
1292003ファニーサイドJ.サントス
1302004スマーティジョーンズS.エリオット
1312005ジャコモM.スミス
1322006バーバロE.プラード
1332007ストリートセンスC.ボレル
1342008ビッグブラウンK.デザーモ
1352009マインザットバードC.ボレル
1362010スーパーセイヴァーC.ボレル
1372011アニマルキングダムJ.ヴェラスケス
1382012アイルハヴアナザーM.グティエレス
1392013オーブJ.ロザリオ
1402014カリフォルニアクロームV.エスピノーザ
1412015アメリカンファラオV.エスピノーザ
1422016ナイキストM.グティエレス
1432017オールウェイズドリーミングJ.ヴェラスケス
1442018ジャスティファイM.スミス
1452019カントリーハウスF.プラ
1462020オーセンティックJ.ヴェラスケス
1472021マンダルーンF.ジェルー
1482022リッチストライクS.レオン
1492023メイジJ.カステリャーノ
1502024

近年の主な出来事

出来事
20191着入線したマキシマムセキュリティが進路妨害で降着となり、2着入線の14人気(単勝66倍)カントリーハウスが優勝。3連単1629万8210円の大波乱となった。
20211着入線したメディーナスピリットがドーピングにより後日失格となり、2着入線のマンダルーンが繰り上がりとなった。これに関連してメディーナスピリットを管理していたB.バファート調教師がKYダービー出禁となった。
2022枠順確定後にスクラッチが出て繰り上がりとなった現地最低人気のリッチストライクが差し切り、日本発売馬券は単勝ブービー19人気95倍、3連単166万をつける大波乱となった。

関連タグ

競馬 アメリカ合衆国

重賞 GⅠ ダート

牡馬三冠

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