概要
中東での日の丸戦士たちの快挙の興奮も冷めやらぬ2023年春。
この年のケンタッキーダービーはブルーグラスS覇者タピットトライス、他にアーカンソーダービー覇者エンジェルオブエンパイアなどが有力株として駒を進めてきた。
日本からはUAEダービー1着デルマソトガケとサンタアニタダービー2着マンダリンヒーローが参戦することになった。
一方、フロリダダービーから駒を進めた2歳王者フォルテやサンタアニタダービー勝ち馬プラクティカルムーブ・同3着スキナーなどが故障などで枠順確定後にスクラッチされ、フルゲート割れ18頭立てで実施されることとなった。
出馬表
すべて3歳牡馬。
※10番プラクティカルムーブと9番スキナーは熱発のため、19番ロードマイルズは管理するS.ジョセフJr.調教師に出走停止処分がされたため、20番コンティノアールは歩様が乱れたため、15番フォルテは挫跖のため、枠順決定後にスクラッチされた。
馬番 | 馬 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|
1 | ヒットショー | M.フランコ | B.コックス |
2 | ヴェリファイング | T.ガファリオン | B.コックス |
3 | トゥーフィルズ | J.ラブベリー | L.リヴェリ |
4 | コンフィデンスゲーム | J.グラハム | J.K.デザーモ |
5 | タピットトライス | L.サエス | T.プレッチャー |
6 | キングスバーンズ | J.オルティス | T.プレッチャー |
7 | リインカーネイト | J.ヴェラスケス | T.ヤクティーン |
8 | メイジ | J.カステリャーノ | G.デルガド |
11 | ディスアーム | J.ロザリオ | M.アスムッセン |
12 | ジェイシズロード | F.ジェルー | B.コックス |
13 | サンサンダー | B.ヘルナンデスJr. | K.マクピーク |
14 | エンジェルオブエンパイア | F.プラ | B.コックス |
16 | レイズケイン | G.コラレス | B.コールブルック |
17 | デルマソトガケ(JPN) | C.ルメール(JPN) | 音無秀孝(JPN) |
18 | ロケットキャン | J.アルバラード | W.モット |
21 | サイクロンミスチーフ | I.オルティスJr. | D.ローマンズ |
22 | マンダリンヒーロー(JPN) | 木村和士(CAN) | 藤田輝信(JPN) |
23 | キングラッセル | R.ベハラーノ | R.モケット |
レース前評価
人気 | JRA | 現地 |
---|---|---|
1 | エンジェルオブエンパイア | エンジェルオブエンパイア |
2 | タピットトライス | タピットトライス |
3 | デルマソトガケ | デルマソトガケ |
4 | メイジ | トゥーフィルズ |
5 | キングスバーンズ | キングスバーンズ |
6 | マンダリンヒーロー | リインカーネイト |
7 | ヴェリファイング | ヴェリファイング |
現地、日本ともエンジェルオブエンパイアが1番人気でタピットトライス、デルマソトガケと続く。上位人気はどれもあまり変わらないが、日本はメイジ(フロリダダービー2着)の評価が若干高めだった。
1番人気エンジェルオブエンパイアは現地が3倍台だったが、日本は4倍台とやや控えめだった。
昨年勝ち馬を輩出した繰り上がり組はどれも前走の内容が良かったマンダリンヒーローの評価が高めだった。
レース展開・結果
着順 | 馬 |
---|---|
1 | メイジ |
2 | トゥーフィルズ |
3 | エンジェルオブエンパイア |
内目の枠の馬が先団を形成。それを見る形で進めたメイジが抜け出して優勝。1番人気エンジェルオブエンパイアは後方から脚を伸ばすも届かなかった。