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プロフィール

名前マンダリンヒーロー
欧字表記Mandarin Hero
性別
毛色青鹿毛
誕生日2020年3月20日
シャンハイボビー
ナムラナデシコ
母父フジキセキ
産地北海道新ひだか町

概要

マンダリンヒーローは日本の競走馬である。

主な勝ち鞍はハイセイコー記念

馬名は中国語の『官話』+英雄で、父名より連想されたものである。父シャンハイボビー、母ナムラナデシコ、母父フジキセキ。近親には北九州記念勝ち馬トウカイミステリー、牝馬ながら中央のダートスプリントで活躍し、アメリカのG2でも3着に好走したクロフネミステリーがいる。


2020年3月20日、新ひだか町の平野牧場で生まれ、新井浩明オーナーに1000万円で落札された。

地方デビューとなり、大井競馬場の藤田輝信厩舎に入厩。


2022年6月9日、大井競馬場のダート新馬戦に1番人気で出走し、9馬身差で圧勝という衝撃のデビューを飾った。2戦目となった大井ダート1400mの2歳60万上では道中好位追走から楽に抜け出し、3馬身半差で快勝。それから夏の休養を挟み、10月6日大井の2歳155万上でも勝利、三連勝となった。

重賞初挑戦となった同年11月16日のハイセイコー記念では、向正面でポジションを上げると最後の直線で逃げ粘るポリゴンウェイヴをゴール前でクビ差捕え、重賞初制覇。4戦無敗でこの年を終えた。


3歳になり、2023年2月9日の雲取賞で始動した。だが、ヒーローコールを捕え切れず2着となり、初黒星を喫した。

同年4月9日、なんとアメリカのサンタアニタパーク競馬場で行われるサンタアニタダービーに出走する事が発表された。このレースはアメリカ三冠の初戦ケンタッキーダービーの前哨戦だが、歴とした国際GIである。2019年から大井競馬場所属馬も指定レースで200ポイント以上獲得すれば出走権を与えられることになっていたが、この制度を使うのは初めてのことで、そもそも地方所属馬としては史上初のアメリカ遠征である。当初マンダリンヒーローのオーナーである新井浩明氏は「3歳馬に帯同馬無しの海外遠征は辛すぎるのでは」とこの遠征計画には消極的だったそうだが、最終的に藤田調教師の熱意に押される形でこれを了承したという。

コンビを組むのはカナダを拠点に活動し、2021年シーズンでは日本人騎手として初のカナダリーディングジョッキーとなった若き日本人騎手・木村和士。木村騎手は「近年、日本馬の海外での活躍が目覚ましい中、JRAだけに限らず地方競馬(大井)からの海外挑戦は大変うれしく思います。はじめての長距離輸送、左回りと未知数な事が多いですが、ここで結果を残して次につながるよう精いっぱい頑張ります」とコメントした。


海外遠征に慣れている矢作芳人調教師(JRA所属、後述するコンティノワールの管理調教師)の助力も得て無事に渡米し、8頭中の4番人気で出走。

レースは中団から進め、最後は1番人気プラクティカルムーブと穴馬ワンインヴァーミリオンと激しい叩き合いの末、大接戦のままゴール。写真判定の結果、プラクティカルムーブのハナ差2着となった。

僅かの差で勝利は逃したものの、地方所属馬の海外GI連対は史上初の快挙であり、地方所属馬初のアメリカ遠征は取り敢えず成功を収めることとなった。


かくして史上初の快挙を成し遂げたマンダリンヒーローだが、陣営は米クラシック一冠目であるケンタッキーダービーへの出走に意欲を燃やし、帰国便をキャンセルしてアメリカに滞在することを決定した

しかしケンタッキーダービーはポイント制。ポイント下位だったマンダリンヒーローは当初補欠24番手(フルゲートは20頭)と回避する馬が出なければ出走できなかったが、陣営は諦めることなくケンタッキーダービーが開かれるチャーチルダウンズ競馬場にマンダリンヒーローを輸送し、調教を行いながら回避馬が出るのを待つこととなった(ちなみに除外された場合は二冠目のプリークネスステークスを目指す予定だった)。補欠馬の繰り上がり出走が可能なタイムリミットである日本時間5月5日午後10時が迫る中、回避馬が何頭か出た結果、遂に繰り上がったマンダリンヒーローは出走することが可能となった。

もちろん地方所属馬のケンタッキーダービー出走は史上初。日本からケンタッキーダービーにはこの他にもJRAからデルマソトガケコンティノアールの二頭が登録していたが、コンティノアールが直前の調教で歩様に乱れが見えたため、無念の回避となってしまった。

ケンタッキーダービーではスタートこそ良かったもののハイペースや距離が合わなかったか中団後方を追走するのがやっとで12着に敗れる。


その後は帰国してJDDは回避。大井の3歳全国交流競走である黒潮盃に出走する。ここには雲取賞でマンダリンヒーローを破った後羽田盃と東京ダービーでミックファイアの2着に入ったヒーローコール、10戦10勝で石川ダービーを制しその後も金沢の重賞を勝ったショウガタップリ、雲取賞、京浜盃、高知優駿で掲示板に入ったタイガーチャージ、東京湾カップ勝ち馬ライズゾーン、OPを勝ちJDDでも7着に入ったドラケン、優駿スプリント4着のウインドフレイバー、B級古馬相手に2戦1勝2着1回と力を付けたスイフトランナーなど南関東の世代上位クラスの馬や他地区の強豪がいた。

レースはマンダリンヒーローが好スタートを決めるが的場文雄騎手がウインドフレイバーを大外枠から素早くハナを切らせ、マンダリンヒーローはヒーローコールと共にその後ろに付ける。その後ろにドラケン、ショウガタップリ、タイガーチャージと人気所が先団に固まった。

第3コーナー、第4コーナーでは余り加速しなかったもの直線で必死に粘るウインドフレイバーを交わし、ヨレながらも加速して必死にヒーローコールを差そうとするが粘られてしまい1.3/4馬身差の2着に敗れる。


その後挑んだ南関3歳重賞の戸塚記念ではヒーローコールや東京ダービー3着ナンセイホワイト、ドラケン、タイガーチャージなどの実績馬がいる中で前走で斤量差がついている中敗北したことや距離適性を疑われて黒潮盃とは入れ替わって3番人気となる。レースでは初めに中団前方につけてヒーローコールを差す為に脚を溜めており、直線入口ではタイガーチャージやドラケンを差して2番手に立つも2周目の向こう正面後半から仕掛けていたヒーローコールの脚色は衰えず6馬身差つけられた2着に敗れる。しかし、タイガーチャージやドラケン相手には5馬身差以上つけており距離不安が囁かれる中でもその強さが健在であると示した。


10月には盛岡で行われる3歳地方全国交流重賞ダービーグランプリに出走する。(ダート路線改革により最後の開催となる。)メンバーはミックファイア、ベルピット、サベージなど東日本地区3歳地方馬の精鋭がほとんど揃っていたことや適性がマイル寄りだと考えられてミックファイア、ベルピットの三冠馬ペアに続く3番人気に収まる。レースは予想に反して逃げを打ったミックファイアをマークする形で2番手につけ、第4コーナーに入るとミックファイアと馬体を併せての競り合いに持ち込む。しかし200mを切るとミックファイアに抜け出されそのままゴールイン。マンダリンヒーローはサベージの追い込みとベルピットの強襲を何とかしのぎ切っての2着に敗れる。


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競走馬 大井競馬場 23世代

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