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編集者:伊吹
編集内容:64ストーリー

概要

初代と64に登場するステージ。両者の特徴は全く異なる。

初代作

アンドルフの本拠地惑星ベノムにほど近い座標に位置する宇宙空間。軍備らしい軍備はほとんど敷かれておらず、せいぜい戦闘機の編隊がたまに見える程度しかない。もともと敵軍備が少ない迂回ルートであるレベル2の中でも異常とも言える手薄さである。

もちろんこれにはわけがある。

ここは宇宙水族館とでもいうべき巨大生物たちの住処になっており、アンドルフ軍すらこの生物群には恐怖している

撃っても撃っても倒れないなどは序の口。自分と姿が違う相手を見つけると突っ込んでくるデビルダム、ローリングで振り払わないと耐久力をあっという間に吸い上げてしまうスペースアメーバ、エモノを見つけると血気盛んに襲ってくるアトミックレイ、普段はゆったりおとなしいが万一怒らせるとほぼ避けられない大ダメージの突撃をしてくるアトミックレイG、そしてこれらが時に絶妙なコンビネーションで出現する。

特に、アトミックレイとアトミックレイGの組み合わせは最悪で、攻撃しなければ生き残れない状況に追い込まれるうえ、その攻撃の矛先を間違えればそれこそ確実にアーウィンは宇宙の藻屑にされる。

条件を満たすと貴重な強化アイテムを出血大サービスでプレゼントしてくれるスペースホエールといった有益な生物もいるが、それを見越したかのごとくボスのプラズマヒドラはかなり不条理感ある攻撃をしかけてくる。弱点は両腕なのだが、攻撃のターンと準備のターンに分かれており、準備のターンに攻撃をしないとダメージを与えられない。なにより両腕を振り回すラリアットは単純に理不尽で、しかも当たり判定にバグがあるためスペースホエールの援護を得ても下手すれば五分五分の戦いに追い込まれかねない。

64

惑星コーネリアに近い宇宙空間。本作でセクターと名づけられた場所は行方不明事件が多発しているが、ここは例外的にあまりそうした事故は聞かないらしい。コーネリア軍とアンドルフ軍の部隊が大規模に膨れ上がって激突している激戦区であり、コーネリア軍の艦隊も機動性の高い人型メカ(メイン画像)を有するアンドルフ軍相手に苦戦している様子。

ここでの目標はコーネリア軍の艦隊の護衛。といっても緻密な護衛ミッションがあるわけではなく、要はアンドルフ軍を出来るだけ多く殲滅して、艦隊への攻撃を断てばよい。具体的にはクリアまでにヒット数が100に達していれば条件を満たす事が出来る。

ゲーム内ではヒントのように道中一定のHIT数に到達していない場合、これ以上敵を後ろに通してはマズいなどの通信がファルコから送られてくる。

クリア画面では作戦完了していればアーウィンの編隊後方に味方艦隊を見ることができるが、終了時はその姿がない……

余談ながら、味方戦艦にも「テセラ」という名前がある事がガイドブックに記されている。

EXモードでナウスから激励のメッセージが送られてくるあたりで登場する大破した戦艦がそれとのこと。

ボスは2段構えであり、サルデス×2→サルデスⅡ×1の順で出現。サルデスⅡにいたってはアーウィンすら凌駕するスピードで飛び回るため、正攻法で倒すのはかなり難しいだろう。

所持する盾によってこちらの攻撃を防ぐが、シールドが半分になれば破損し、失われる。

救済措置か慢心か、しばらくすると自機が発進した戦艦の上に立っての攻撃になるので、その間にトドメを刺したい。

余談だが、人型の雑魚敵「サルジャー」は基本的にしかいないが、下ルートにたった1機だけ隊長機と見られる赤を基調にした素早いのが出てくる。ベテランパイロットであるペッピーをして「素早いな、気をつけろ」と警告してくる(耐久値も高いが、撃墜カウントは雑魚機と同じ)。

赤くて素早い人型兵器と言えば…

ちなみに、公式ガイドブック記載のグラフィックでは緑と青の相違点は細部を除けば所持するシールドの形状くらいだが、赤は両者と大きく異なり、ボスのサルデスⅡのシールドを青と同じ形状にしたもの。

勲章獲得ボーダーは150。

敵戦艦は砲台だけでなく、出っ張ったパーツも破壊できる。サルジャーは破壊後もしばらくはロックオンが有効なので注意。

たまに飛来する白い塊は小型ミサイルなのだが、高速で飛来してロックオン不可のくせにチャージ弾かボムでなければ破壊できないという嫌がらせ仕様。

2、3発まとまって飛来するので誘爆を狙ってチャージ弾を撃って当たるのを祈るか、大挙した敵機を巻き込む形でボムを放つしかない。

HIT数を稼ぎたい場合は上ルートで。

赤くて素早いサルジャーが登場する下コースでは、サルジャーの大編隊を見る事ができるが、グラフィックだけでボムを撃とうが破壊できない

先述のように作戦完了条件は100HIT以上なので、セクターX同様、作戦終了で勲章獲得することはできない。

えーと、アソコはできる人がやろうと思えばできるんじゃ、ない……かなぁ?

64ストーリー

ペパー将軍「セクターYでは、我が軍は苦戦している!助けてくれスターフォックス」

フォックス「引き受けましょう!」

作戦No.2

〜セクターY宙域〜

激戦区!!

アンドルフ軍人型量産ロボット・サルジャーとの交戦するもあえなく大爆発するコーネリア軍戦艦。

苦戦するコーネリア軍を救うため、スターフォックスが飛来した。

フォックス「味方の艦隊を援護する」

ファルコ「この仕事は高くつくぜ」

ペッピー「敵を一匹も後ろに通すんじゃないぞ!」

大挙するアンドルフ軍戦闘機とサルジャー部隊を迎撃するフォックス達。

スリッピー「おかしいよ?敵の艦隊が見当たらない」

大破した味方戦艦・テセラの無惨な姿は見えるも、その元凶・アンドルフ軍艦隊が見えないことをスリッピーが怪しむ。

(EXではナウスから「ガンバッテクダサイ フォックス」という通信が入る)

と、

ペッピー「奇襲だ!!上から来るぞ!」

突如、敵戦艦グラザンが現れ、艦載機を出撃させる。

ペッピー「敵を通すな!ヤツラの目標は後ろの艦隊だ」」

グラザンの奇襲を切り抜けると、アンドルフ軍艦隊がその姿を見せ、レーザー砲による激しい攻撃を開始した。

ペッピー「いいぞ、その調子でもっと敵を倒すんだ!」

(30HIT未満:ファルコ「このままじゃマズイ。もう一匹も通すな!!」)

交戦するフォックスの士気を高めようとペッピーが激励する。

スリッピー「敵がいる!隠れたってムタだよ!オイラから逃げようなんて甘いよ!」

大破した戦艦の影に潜む敵をスリッピーが追い詰めようとする。

が、

スリッピー「ワー!来るな、来るな!」

それは敵の罠であり、大挙した敵機に追いかけられてしまう。

フォックスの支援も有り、スリッピーは無事に切り抜ける。

ファルコ「一人も逃がすなよ。一発で決めようぜ!」

お返しとばかりにファルコは敵編隊を見逃すつもりはないようだ。

フォックス「敵艦隊の中央を突破するぞ!」

ペッピー「腕を上げたな!お前の親父を思い出すよ」

(80HIT未満:ファルコ「お前の腕前っていうのは、その程度か!」)

フォックスの姿にかつての友を重ねるペッピー。

敵軍は後ろのコーネリア艦隊ではなく、スターフォックスを迎え撃つ姿勢に切り替えたのか、待ち構える敵編隊。

それだけでなく

スリッピー「前方に敵確認。今までのとは違うよ」

フォックス「オールレンジモードに切り替える」

現れたのは2体の戦闘ロボットサルデス

スリッピー「かなりのやり手だよアイツら」

今までのとは違う。その分析どおりに、道中で出くわしたサルジャー以上の機動性を見せる2機のサルデス。

ペッピー「よし!その調子だ」

コンビネーションを辛くも打ち破るも、彼らは前座に過ぎなかった。

ボス「きさまら、調子に乗るなよ!」

戦艦サルジンのカタパルトより飛び立つ戦闘ロボットサルデスⅡ

ボス「新型の性能を試すには丁度よいわ!」

照準に捕らえた時には視界から消え去る機動性に加えて、身を守る盾まで備えたサルデスⅡ。

ボス「クッ!生意気な!」

ファルコ「ウロチョロしやがって!」

なかなか与えられないダメージ。

ボス「どうした?それで終わりか!!」

その戦況に挑発行為にまで及んでくる。

ボス「お前らなんぞは、この上からで十分だわ」

その慢心からくる油断をフォックスは見逃さなかった。猛攻をくわえ、シールドを弾き飛ばし、身を守る術を失ったサルデスⅡにトドメを刺す。

ボス「うわあああ!」

断末魔の叫びと共に爆発を遂げるサルデスⅡ。

フォックス「これからアクアスに向かう!全機報告せよ」

スリッピー「そうこなくっちゃ」

ペッピー「腕を上げたな、フォックス」

ファルコ「やるもんだな!お前にしちゃあ上出来だ!」

敵から味方を守りきったフォックスを称賛するペッピーとファルコ。

惑星アクアスへと向かうスターフォックスをコーネリア軍の艦隊は見送るのであった。

スリッピーはアクアスへ向かうことを何やら歓迎しているようだが、その理由とは一体……?

余談

・64版のステージBGMは惑星ソーラと同じ。他には惑星フィチナセクターZ惑星マクベス惑星タイタニアが同じだが、それぞれ「オールレンジモードのステージ」「ランドマスターのステージ」という共通点があるのに対し、惑星ソーラとセクターYは特に共通点が見いだせないが……?

・かのクソゲー『デスクリムゾン』の「上から来るぞ!気をつけろ!」というセリフを

「あれ?スターフォックスで聴いたような?」と思ってる方がいるかもしれないが、それは

ここセクターYで「奇襲だ!上から来るぞ!」

メテオで「気をつけろ!ワナだ!」

と、ペッピーが発言しているので、それらを混同しているためではないかと思われる。

編集者:伊吹
編集内容:64ストーリー