CV:半田雅和
概要
紅蓮の森の奥深くにて森中を徘徊するホラーを狩るためだけに作られた自律兵器。誰が誕生させたかは不明。
外見は機械仕掛けの竜で下部より虫の節足のような脚部が生えた四角い柱のようなボディ、そして長い首に繋がれた龍の頭部を持ち、体内にヴァランカスの実を宿している。
人語を話すが、人間のような感情は持ち合わせていない。
そのボディから展開するブレードの付いた金属製の触手、ホラーを一撃で倒せる光弾など牙狼と魔導馬・轟天をも上回る戦闘能力を有する。
御月カオルを救うためにヴァランカスの実を求める冴島鋼牙の挑戦を受けて牙狼の鎧を召還させ、多彩な武器で追い詰めるが、涼邑零の助勢で窮地を脱した鋼牙に討伐され、絆を含む彼の力を認めてヴァランカスの実を授けて消滅した。
シルヴァ曰く「元々命がなく、倒されても魔界の力で何度でも復活する」とのこと。
実際、続編の『MAKAISENKI』で鋼牙が紅蓮の森に転送された時には、遠くで歩く姿が確認されていた。
なお、アニメ版第2作目『紅蓮ノ月』第7話では蘆屋道満が使役する形で登場している。
ヴァランカスの実
紅蓮の森にしかならない特別な実。グラウ竜によって生み出され、守られている。
グラウ竜が倒したホラーの恐怖心が凝り固まって出来上がったものであり、この実を掏り潰した液体を飲ませればホラーの返り血を浴びた人間(通称血のドルチェ)を浄化できる。
しかし、極めて希少価値が高い代物であるためか、血のドルチェを扱った『BLACKBLOOD』ではヴァランカスが登場しなかった上に血のドルチェにされた人物が助かることなくホラーの餌にされてしまっていた。
グラウ竜の牙
『魔戒ノ花』の主人公・冴島雷牙が住む雷瞑館の地下にある武道場で鍛錬を行う際に使用する、グラウ竜の名を冠するギロチンのような形状の武具。
実は過去の『牙狼-GARO-』シリーズにも登場している。
魔戒ノ花では、鍛錬をする者に溜まった強い邪気に反応して禍々しい形状に変形し、意思を持つかのように襲いかかる性質を持つことが明らかとなった。
補充には英霊の塔に行かねば入手出来ないため、修復に手間がかかると倉橋ゴンザは口にしたが、雷牙は「手加減していたら俺が怪我するよ」と常に全力で鍛錬に励んでいる。
関連タグ
阿号:ホラーから人間を狩るために作られた人型魔導具。こちらはグラウ竜と違って人間に近い思考を持つ故に最終的に「ホラーを生み出す人間の陰我」に失望してホラー根絶のために人間を滅ぼそうと目論んでいた。