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センシティブな作品

「断ち切るべきは陰我ではない…人間の心だ! だから、全ての人間を…殲滅するのだ!!」

演:井坂俊哉

概要

魔戒法師・双竜が作った人型魔導具。

普段は人間と変わらない姿をしているが、有事には鎧武者のようなロボットの姿をした戦闘形態(メイン画像)に変身する。

ちなみに頭部のデザインがバトルフィーバーロボに似ている。

魔戒ノ花』で登場した人型魔導具であるマユリが普通の人間だったのに対し、こちらは完全な人造人間であり、歩くたびに機械音がする。

人間態でも陰我ホラーを倒せる程の戦闘力を持ち、両腕に仕込まれた長剣や全身から放つ茨のようなアンカー等の武器を装備しているが、戦闘形態になると巨大な大剣である「号殺剣」を使用する。

太古の昔にホラー・デゴルとの戦いでボディが損傷して長い間機能を停止していたが、落雷によって再起動した。

今は亡き双竜の願いであった「ホラーがいない世界」を実現させるために行動を開始する。

人物像

かつては守りし者である魔戒騎士と同じく「ホラーの討滅」を使命としていたが……やがてホラーを発生させる陰我を生み出す人間を守る価値はないと判断し、人が存在し続ける限り陰我は生まれてホラーは無尽蔵に現れる連鎖を断ち切るために人間の抹殺が必要であるという結論を導き出した。

本編での活躍

理想を実現させるためにラインシティに保管されている「デゴルの右腕」を手に入れたが、途中で道外流牙莉杏に遭遇したことで2人に目を付けられる事となる。

その後、リュメを捕らえて彼女の法力と、デゴルの右腕に秘められた邪気をシティの地脈に伝わせることで人間を全て滅ぼそうとしたところを駆けつけた流牙達と交戦。

幸せな人生を送る者も滅ぼそうとする思想を糾弾にした流牙に対し……

その幸せな人生を脅かすものは何だ? ホラーか? それもあるだろう

しかし違う。大半は人間の邪心だ。人を苦しめているものは、己の邪心なのだ

人間の心が生み出す邪心……陰我は消え去りはしない!

……と、人間の醜さを引き合いに出した結論を告げたが、悪人だろうと人間を守り続ける流牙からは 「そんな人間の心にも守るに値する光はある!」 と反論された。

激闘の末に流牙の言葉により生前の双竜の想いが頭に浮かんで心に変化が生じ始めたが……直後に肉体に異変が起こり、かつて倒したはずのデゴルの声が響く。

実はデゴルは阿号に倒された際に自身の一部をあらかじめ阿号の体内に植え込んで復活の時を待ち続けていたのだ。

そして、阿号は復活したデゴルに取り込まれてしまったが、黄金騎士・ガロ翔となった流牙の呼びかけで意識を取り戻し、目の前に現れた双竜に諭されたことで流牙に力を貸すことを決意。

デゴルの体内から突き破って現れた号殺剣を流牙に託して勝利へと導いた。

最終的にデゴルと共に消滅したものの、のちにTV版『GOLD STORM翔』の終盤で幻影として登場していた。

関連タグ

牙狼 GOLDSTORM翔 哀しき悪役

エデル:人間の殲滅を目論んだ牙狼シリーズの悪役繋がり。

ジュダム:こちらも人間の殲滅を目論んだ牙狼シリーズの悪役であるが、真の目的が「自分を捨てた創造主の人間」に対する復讐であるなど、曲がりなりに創造主のために行動した阿号とは対照的と言える。

平賀真也:中の人が同じ特撮キャラ。

マギアスカイネットウルトロン:本来は人類のために作られた機械繋がり。作られた後に創造主である人類に危害を加えるようになった点が共通しており、特にスカイネットは核攻撃で億単位の人類を死滅させた。

センチネル:こちらも元は人間を敵の脅威から守るために作られた人型兵器であり、最終的に「敵を生み出す可能性のある人間も敵と見做す」という拡大解釈を行なってしまった。

ギルバリス:こちらも同じく、創造主の願いを歪んだ形で解釈してしまったのが共通している。

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