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アンドリューサルクス

あんどりゅーさるくす

約4000万年前から3500万年前のモンゴルに生息していた、史上最大の陸生肉食哺乳類の候補の一種である。

概要

1920年代、アメリカ自然史博物館の調査隊がモンゴルで頭骨を発見し、この調査隊の隊長でインディ・ジョーンズのモデルとされる「ロイ・チャップマン・アンドリュース」にちなんで「モンゴル産のアンドリュースの統治者」を意味するアンドリューサルクス・モンゴリエンシスと命名された。

鯨偶蹄目に近縁な無肉歯類(メソニクス目)に属していたとされるが、近年ではエンテロドン科に分類すべきとする説もある。

鋭い歯と強靭な顎から肉食(もしくは雑食)だったとされるが、巨体のため速く走れず、動物の死骸を食べるスカベンジャーだった可能性が高い。また、カメブロントテリウム類のような動きの遅い動物を捕食することもあっただろう。

80cmにもなる頭骨から推測すると、体長は最大で5mに達し、陸棲肉食哺乳類では史上最大とされている。

なお、アフリカに生息していた、ヒエノドンに近縁なメギストテリウムも、史上最大の陸棲肉食哺乳類の候補に入っている。

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