茅野カエデ
かやのかえで
「殺せない… 先生… あ、名前 "殺せんせー"は?」
プロフィール
概要
本作のヒロイン。椚ヶ丘中学校3年E組の生徒の1人。緑髪。
語り部の潮田渚とは席が隣という事もあって仲が良く、修学旅行でも同じ4班になった。
クラスの標的である超生物に「殺せんせー」と名付けたのは彼女である。
学内で有名人のカルマや木村のフルネームなど学内の事情に疎いと思われる節があり、13巻と同時発売した公式キャラクターブック内では転校生だと明記された。
人物像
性格や容姿
E組で一番背が低い。髪は緑色のツーサイドアップ。
陽気な性格かつ可愛らしい系の美少女であるため、
男子の「クラスで気になる女子ランキング」は第4位になっている。
E組内ではムードメーカーとして盛り立てる傍ら周囲から一歩引いた立ち位置をとり、暗殺でサポートに回ったり、修学旅行の班作りの際内向的な奥田を誘ったりと周囲への気がよく回る。
ただ、胸に激しいコンプレックスを抱いており、E組の面々がイリーナ・イェラビッチへのボイコットを行う中、彼女だけは「巨乳なんていらない!!」と叫び「脱巨乳!!」と書いたプラカードを持って訴えていた。
他にも「球技大会で相手の巨乳が気になって集中が乱れた」「水泳が苦手(胸囲的な意味でも)」「巨乳である矢田に感心した事に驚かれる」などなどネタは尽きない。
クラスから付けられたあだ名は「永遠の0」(命名:村松拓哉。本人曰く「かつて作戦としてシロが作成した『E組女子カップ数リスト』から引用した結果、偶然採用されてしまった」との事)。「わかばパーク」の子供たちから付けられたあだ名は「ひめ」。こちらはおそらく、演劇を披露した際お姫様役を担当したことが由来と思われる。
ちなみに、上記のように「永遠の0」が半ばネタにされていてあまり話題に上がらず、本人も特に目立ったアピールはしていないようだが、胸とは対照的にミニスカートから覗く太ももなどの美脚が作中様々な場面で強調されているようにみえる。
他の女子生徒もそうだが、色白の目立つ肌が全体的により多く露出していて特に目を引く部分なので、一部の少数読者からは胸に代わって地味に注目・評価されているようである。
好きなもの
スウィーツが好きで、特にプリンが大好物。「校庭に巨大プリンを作り、中に爆弾を入れ、それを殺せんせーに食べさせ爆殺する」という暗殺計画を立ててクラスメイト達を驚かせた。その時はプリンに、融点と強度の高い寒天を使用、自重で潰れないよう層ごとに配分を変える、味にアクセントをつける等々の工夫を凝らし、計画立案時にも様々なプリンの資料を参考としていた。これらの情熱から彼女のプリンへの愛が感じられる。
能力値
個別能力値(満点は5点)
体力 | 2点 |
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機動力 | 2点 |
近接暗殺 | 2点 |
遠距離暗殺 | 3.5点 |
固有スキル(スウイーツ親方) | 4点 |
学力 | 3点 |
作戦行動適正チャート(満点は6点)
戦略立案 | 4点 |
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指揮統率 | 4点 |
実行力 | 2点 |
技術力(罠.武器.調理等) | 3点 |
探査諜報 | 3点 |
政治交渉 | 3点 |
二学期末最終成績
ワイヤートラップ3位、交渉4位、医薬学5位(変動の可能性あり)
ネタバレ
以下単行本15巻以降のネタバレが含まれます。 |
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「大好きだよ殺せんせー、死んで」
……とここまでは、作中12月半ばまで見せていた「表向きの彼女」。
第128話にて突如何の前触れもなく首筋から黒い触手を出して殺せんせーを襲撃するという衝撃の展開を見せた。
以前の彼女をよく見ると、わかりづらいがうっすら髪の色とは明らかに違うものが見え隠れしているのが確認できる、殺せんせー同様泳げない、巨乳に対し嫌悪と好感の差はあれど執着を抱くなど伏線はいくつも貼られていたので決して唐突な超展開などではない。(4,10,14巻参照。作者ですらいくつ描いたか忘れたらしい)
触手の色はメディアによって異なり、アニメでは緑、原作(129話扉絵や131話カラーページ参照)と映画版では黒となっている。
そんな彼女の正体はE組の前担任教師である雪村あぐりの妹・雪村あかり。
彼女が殺せんせーを姉の仇として狙い、決死の攻撃を仕掛けてきた事により、殺せんせーは彼女も含めたE組全員にこれまで頑として語らなかった「殺せんせー自身の過去及び雪村あぐりとの関係」を語る事になり、暗殺教室の大きな転換点となる。
「ここからが『暗殺教室』です。どうかよろしくお願いします。」
(少年ジャンプ2015年13号 暗殺教室作者の巻末コメント及び単行本15巻帯より)
なお、騒動の後は入院生活を経て「呼ばれてるうちに気に入ってしまった」との理由で再び「茅野カエデ」としてE組に復帰している。
巨乳へのコンプレックスは触手によって増幅される前から存在したが、単行本17巻のおまけ四コマによればその後も憎悪は変わらずの様子。
詳しい復讐の経緯や卒業後の進路などは正体のページを参照。