概要
ファデュイ執行官(ファトゥス)の第四位「『召使』アルレッキーノ」が統括する孤児院。
だが、その実態は孤児をファデュイの工作員に育てるための育成機関。
以前は先代「召使」クルセビナにより、一見すると温厚な施設だが、工作員養成のために孤児たちの洗脳や殺し合いを行わせるという狂った組織運営が行われており、孤児院出身の工作員の中には、後輩となる孤児を量産するために破壊工作を積極的に行おうとする者もいるほどだった(もちろん、自分のような孤児が生まれることに心を痛める良識ある者もいたが)。
しかし、孤児の一人がクルセビナを暗殺。その孤児が「召使」を継承して以降は、彼女の手により大幅な改革が進んでおり、洗脳や殺し合いの廃止、脱退・離反者もやみくもに処刑するのではなく、特殊な毒薬でそれまでの記憶を消し(=今までの自分を「処刑」する)堅気として生きられるようにするなど、工作員の育成機関としての側面は残っているが、非常に環境が良くなっている。
リネをはじめとする現在の構成員たちも、元の毒親や奴隷同然の環境から「召使」に保護された者や、一般社会に馴染めない凶暴性を受け入れて貰った者などが多く、大半が本心から彼女を慕っている。
劇中ではフォンテーヌ廷の「ブーフ・ド・エテの館」という孤児院を隠れ蓑としている模様で、場所が場所だけにフォンテーヌ人が多い。
魔神任務第四章の一連の騒動で構成員たちの素性が公にバレてしまったが、彼らが祖国の危機を救うため政府や旅人に協力したこともあってか、現在では半ば暗黙の了解的にではあるがフォンテーヌに受け入れられている。
そのため、立場上は旅人と対立しているはずなのだが、個人間の仲が良いこともあり、実質的には友好関係となっている。また、「召使」自身も今後の状況次第ではファデュイから離反する可能性を示唆しており、色んな意味で複雑な立ち位置となっている
なお、これまで登場した卒業者の女性には「スネージヴナ(Snezhevna)」、男性には「スネージヴィッチ(Snezhevich)」という苗字が与えられている(それぞれロシア語で『雪の息子・娘』を意味する「スネージナヤ(Snezhnaya)」とロシア・ウクライナ・ベラルーシ等の東スラブ国家における父称 [女性 〜vna、男性 〜vich]を組み合わせたもの)。
逆にリネ達現在の所属者はこの姓を使っている描写が無く、まだ卒業してないので授与されていないか、上記改革で廃止されたとも考えられる。
関連タグ
アルレッキーノ:院長兼卒業生