概要
オープンワールドRPG「原神」に登場する都市で、水と正義の国・フォンテーヌの中心都市。
区画整備が徹底された近代的な美しさが特徴だが、高い城壁に囲まれているせいか、日の差さない影の部分が比較的多いという、どこか二面性を感じさせる景色を見せてくれる。
施設
- パレ・メルモニア
最上層に位置するフォンテーヌの行政府。警察にあたる「執律庭」や水神フォカロルスことフリーナの居室もこの中だが、アポ無しで見学できるのは入口近くの役所にあたる「共律庭」のフロアのみ。中では日々職員がお役所業務と格闘している。
最高審判官ヌヴィレットの執務室もここにあるが、多忙な本人が詰めている事は滅多にない。
- スチームバード新聞社
フォンテーヌでも有名な新聞社。シャルロットはここに所属している。
「執律庭」の協力のもと告示される魔物や手配犯の情報や、新聞の投稿コーナーに寄せられる市民の悩み相談を見ることが出来る。解決に協力すれば街での評判も上がっていくだろう。
- ホテル・ドゥボール
高級レストラン。芸術を愛する支配人が頻繁に公演を主催しており、リネとリネットの普段の公演先もここ。
フォンテーヌ料理のテイクアウトやレシピ販売も行っている。
なお、「ホテル」とあるものの客室が見られないが、璃月の望舒旅館も同様に客室が描写されていないが設定上は宿泊施設だったので、こちらも設定上は宿泊施設かも知れないが、詳細は不明。
- カフェ・リュテス
美味しいコーヒーとお茶請けを提供するオープンカフェ。店主のアルエは理性的な客と、「理性的すぎて酔っ払いと区別の付かないような」哲学的な雑談を歓迎している。ただし「死」をはじめとした「不可避なもの」についての討論はここではご法度であるとか。
料理をしたい旅人はカウンター右側にある調理器を利用すると良い。
なお、アルエは旅人がコーヒーを入れるのを上手い点に目を付けており、「ウチのバリスタになってほしい」と、何度断られても懲りずにスカウトしているとか……。
- ブーフ・ド・エテの館
沢山の子供達が出入りする孤児院。リネ、リネット、フレミネはここに所属している。
ある事件に関する公判のさなかにこの孤児院のもう一つの側面が発覚する事となるが、所属する者のさまざまな国への協力活動や責任者による司法取引などによって、黙認的な形ではあるが変わらず活動を続けている。
- ルイの料理店(仮称)
カフェ・リュテスからほど近い場所にある料理店。レストランほどお高く止まらずカフェほど気取らない、ジャンキーな庶民の味とそのレシピを提供している。
- ボーモント工房
フォンテーヌ廷で最も有名な金属加工工房。女店主のエスタブレは細腕ながらも鍛造用の機械を駆使し、機械部品の製造から古代の武器の再現までをこなしている。
フォンテーヌやナタの鍛造武器に必要になる鉱石「萃凝晶」の在処が聞きたいなら、ある程度評判を稼いでからこちらへ。
なお、向かい側の二階建ての家は、後に一線を退いたある人の住居となる。
- ルポート時計店
フォンテーヌで代々続く老舗の時計店。店主は作品にフリーナが名を付けるほどの腕前だが、実際は家の伝統を潰したくないが故に仕方なく店を継いだ部分が大きく、本当は詩と芸術のほうが好きであるらしい。
錬金台を利用したいならこちらへ。
- バーティンの珍奇館
メキニョンが経営する珍品屋。アパレルデザイナーを本業とする彼女が、自身のインスピレーションを刺激するため集め、そして今は彼女自身にとっては役に立たなくなったコレクションを「水の印」と交換で譲ってくれる。
訪れた当初はピンとくる物が無かったようで在庫が無い。「ルキナの泉」に願いの力が満ちる頃に改めて訪れてみよう。
- 千織屋
稲妻出身の新進気鋭のアパレルデザイナー・千織が運営し、フォンテーヌの流行の発信源となっているアパレルショップ。綺良々やナヴィアなど、多くのキャラがこのお店の世話になっている。作品に一切の妥協を許さないストイックな姿勢は同業のメキニョンも思わず言葉に詰まるほどで、服を大事にしない客には容赦無い説教や出禁が待っているとか。
- ダーモヴィル雑貨店
数多のコネと企業秘密の仕入れ法を持つという店主が運営する雑貨店。フォンテーヌの肉料理に調味料として欠かせない「発酵フルーツジュース」はここでしか買えない。
- セントラルポート
フォンテーヌ各地を結ぶ「巡水船」のターミナル駅。ロマリタイムハーバー行きの「クレメンタイン線」とエリニュス島行きの「ナヴィア線」が運行中。科学院行きの「カーレス線」は路線の破損につき無期限で運行停止中。
- サーンドル河
街の地下に広がる地下水路区域。様々な理由で地上に住めない者や、近年この場所を統括する「棘薔薇の会」に世話になり恩義に報いている者がスラム街を作り上げており、地上とは違った方向の独特の活気がある。
余談
- 施設一覧で「おや?」と思った方もいるかもしれないが、街そのものが「廷」の名を冠しているにもかかわらず裁判所は街中には無い。裁判所にあたる「エピクレシス歌劇場」は巡水船ナヴィア線に揺られた先、エリニュス島にある。
- 巡水船でのアクセスを前提としているためか、門らしい門が一切ないという他の都市にはない特徴があり、全周ぐるりと登りも困難な壁で包まれている。街中で不意に圧迫感を覚えたなら、それはきっと気の所為ではない。
- 一応一箇所だけ出口はあるが、位置的にも規模的にも非常口か通用口的な扱いだろう。
- ナヴィアの伝説任務で「巡水船」を使わない人(ポワソン町など巡水船の駅が無い地区の人)のための港が、クレメンタイン線側の地上にあることが判明。街の一部でありながら、判定としては街の外扱いで、ごくわずかではあるが敵が配置されている。なお、この港が上述する物を指しているかは不明である。
- 罪人が容易に外へは逃げられない利点もあるが、三路線とも事故で使えなくなったらどうする気なのだろうか。
- 釣り協会の会員は街を出てそれなりに東の水上の遺跡の上に陣取っている。手近な水中のワープポイントから泳いで向かうのが一番手っ取り早いだろう。
- ちなみに合成台の置かれている「ルポート時計店」と「レシュッツのクロックワーク工房」を挟んだ所に、表示されていないが「北国銀行フォンテーヌ支店」が在る。
- クロックワーク工房の店主のリーヴァによると、時計店の店主のカロンとは兄弟であるが、性格が正反対であるせいで顔を合わせるだけで相手の立場に口を出したくなる(ただし兄弟仲はむしろ良好)ため、当初隣に土地を用意していたが距離を置いて店を構えた所に北国銀行が土地を購入して銀行を建てた、という経緯がVer4.0のイベントで語られた。