「ジェス・リブル。一体何者なの?」
概要
機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAYに登場する秘密結社『一族』の長。
マティアスの妹であったが、姉であるはずのマティアスが実は女装していた男で母親に女と偽られて育てられていた秘密を暴き(一族の『掟』では女性しか一族の長にはなれない)、祖母に密告して長の座を手に入れた。
その後、地球連合軍の特殊情報部隊を率いている。
但し、地球連合軍に所属してはいるが、彼女は自身の思惑によって部隊を動かしている。
一族の掟に従い、人類全体に幸福を実感させるため、部分的に不幸を与えたり、場合によっては戦争による口減らしなどを行っている。
人類が生きていくためには一族による管理が必要不可欠と考えていて、目的のためには手段は選ばない性格だが、利己的ではない。
自分の目的を達する上で障害となり得る13名の人物をトランプのハートのカードに見立てて「イレギュラー13」と呼んでいる(Aがキラ・ヤマト、2がロウ・ギュール、4がプロフェッサー、6がエドワード・ハレルソン、Qがラクス・クライン)。
劇中の動向
地球圏に更なる混乱をもたらすために、ブルーコスモスの新盟主となったロード・ジブリールに、サトー率いるザフト軍脱走兵達がユニウスセブンを降下させている証拠映像を提供した。
ロゴスを支持している一方で、ギルバート・デュランダルの行動を裏から手助けするなど、自らの目的を達成するために情報を操り利用していた。
また、自分たち一族がいなければデュランダルは世界にとって危険な存在になるとも考えていたようである。
また、ケナフ・ルキーニとは対立関係にあり、彼の行方について探っていた。
一族を追われてなお暗躍するマティアスが目にかけているフリーのジャーナリスト「ジェス・リブル」に興味を抱き、超一流雑誌『地球連合共同通信ジャーナル』の副編集長「ローラ・ロッテ」の偽名でジェスに接触し、『赤い髪の救世主』の取材を依頼する。
その時のマティスはジェスを「平凡な人間」と侮っていたが……最終的には最も危険な「ジョーカー」と呼称している。
しかし、ジェスはジョーカーではないと否定し、一族の存在がなくても人類は生きられると言ったマティアスによって自身が脱出するために搭乗していた戦艦を自爆させられ、マティアスと共に散った。
尚、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY B』でも「ローラ・ロッテ」を名乗って登場し、ダンテ達と接触している。