カードテキスト
チューナー(効果モンスター)(制限カード)
星2/闇属性/アンデット族/攻 400/守 200
手札を1枚デッキの一番上に戻して発動する。
墓地に存在するこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたこのカードは、
フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。
概要
アンデット族の豊富なサーチや蘇生手段に対応しており、自身も自己再生効果を持っている。
この事からアンデット族でチューナー以外のモンスター共々何度も特殊召喚してシンクロ召喚に繋げる【シンクロアンデット】が猛威を振るい、終末の騎士やダーク・グレファーなどに対応し自己再生能力を持っていることからこのカード単体で他のデッキコンセプトのデッキに組み込まれる形でも活躍した。
手札を1枚デッキの上に戻すというコストも基本的には次のターンのドローが封じられたも同然になるため大きなデメリットとなるが、通常魔法を戻してD-HEROダイヤモンドガイの効果に繋げたりライトロード・ビーストウォルフを戻して他のライトロードモンスター等で墓地に落とすといった形で逆に利用することもできる。
特にライトロードの場合特別なコンボを考えなくてもデッキトップを墓地に落としやすいため自己再生効果のコストによるドローロックを破ることができ、このカード自体もその強力な墓地肥やしと相性が良い。
ゲームから除外される効果は自己再生した後フィールドを離れる時に発動するのであり、自己再生効果が発動する時には関係無いので王宮の鉄壁を使う事で除外されずに再び墓地に送られるようになり自己再生効果を再利用できる。
生還の宝札が使用可能だった頃はこのカードのコストで戻したカードをドローすることで実質ノーコストでの自己再生が可能だった。
シンクロモンスター全盛期の環境において専用デッキでも出張でも大きく猛威を振るったためかこのカードは2009/03/01に制限カードに指定されることとなる。
アンデット族のシンクロモンスターはいずれもこのカードをシンクロ素材として指定しているため、非常に召喚が難しくなってしまった。
また、このカードと同じく自己再生効果を持つグローアップ・バルブやスポーアも後に禁止カードに指定されており、自己再生効果を別にしてもアンデット族の展開力に対応するチューナーモンスターを出すのは危険と判断されたのか現在日本語版OCGにおいてこのカード以外にアンデット族のチューナーは登場していない。
ただし、海外版ではこのカードと同じカード名を持つモンスターとして扱う効果を持ち、アンデット族以外のシンクロ素材には使えないペインペインターが登場しており(のちに日本でもエクストラパック2012に収録された)、タッグフォースではオリジナルカードとして遊戯王5D'sでアンチノミーが使用したテックジーナスの一体であるTGギア・ゾンビが登場している。