伍代「でもさぁ、アンタら……終わりみたいだよ。後ろを見てみな」
「おい…… 阿呆が。今度はテメェらが狩られる番だよ」
「テメェらの変態行為以上の暴挙があるか」
「もういいわ。テメェらここに乗れよ」
「驚いている暇はねぇぞ。後ろを見てみろ」
「さぁ、ハイハイの時間でちゅよ」
「ほら、文字通りケツに火をつけてやる」
「醜いベビーども、まだウォーミングアップだぞ」
「母から乳飲子を奪い、カネの為に売るなど鬼畜そのもの…… ならば、この拷問ソムリエが地獄という住処へ送り返そう」
「流川、緊急で出る。私が戻るまでこいつら生かしておけ」
流川「え……?」
「絶対に殺してはいけない。わかったな?」
流川「ひ、氷室さんをお呼びします!(こわぁ……)」
「何故ゆっくり動く? 両目が要らんのか?」
「地獄で鬼にあやして貰え」
「赤子はどこだ? 即座に答えれば通常の死に方が出来る」
野上「ヒィィ……(見えないのに怖すぎる…… 普通に死にたい……)」
「お前らにママを用意しておいた。これを被るがいい」
「喜べ。ママが来てくれたぞ」
「全力で子供のフリをしてみろ。ママライオンに認められたら許してやる」
「母とはなぁ、愛する我が子を育てる者だ。老いた外道の世話などするわけないだろう」
「母の愛を骨の髄まで思い知り……子の餌となって死ね」
標的
授乳可能な新生児の母親を拉致し、赤ちゃんプレイでオギャり倒した上に反抗すれば容赦なく惨殺していた挙句、新生児は海外の裏社会に高値で売り捌いていた、国内最大の自動車メーカーKAMUIの取締役「卜部」と「星崎」に執行。
概要
まず、ペンチカッターで外道のアキレス腱を切断し、ベルトコンベアに乗せる。
コンベアの先には手足を切断する高さに設置されたチェーンソーがあり、アキレス腱を切られた外道はハイハイする形でコンベアから脱出しようとする。しかし、外道に履かせてあるゴムのオムツにはガソリンを染み込まれており、火を点けると燃え上がり、燃えたゴムが体と同化していく。勿論そんな灼熱地獄でコンベアから逃れられる訳もなく、外道はチェーンソーの餌食となった。
途中、伊集院が伍代を助けに行った為に拷問は小休止を挟む事になり、その際に氷室が外道を延命。続いて外道に赤ちゃんライオンのコスプレをさせてメスライオンに命乞いさせた。無論、メスライオンが聞き入れる訳もなく、外道はメスライオンの子供達の餌となって食い殺された。
今回は外道の所業や、伊集院の処刑方法が凄まじかったせいか、久々にR-18回に指定される事となった。
経過
伍代は自身が保護した今回の依頼者の元に伊集院を連れて行き、伊集院は依頼人から恨みを託された。
早速伊集院は伍代から今回の外道である卜部と星崎の情報を仕入れ、売られた子供の行方を伍代に託すと、自身は単身卜部と星崎をあっさり確保した(ここ最近の外道と違い、自分の社会的地位に酔いしれているのか無防備だった)。
拷問室に叩き込まれて吊るされた罪人二人は飛び起きて喚き散らしたので、流川が二人のアキレス腱を金属カッターでちょん切って黙らせ、そのまま尋問に入った。とはいえやはり罪人二人に後悔や悔恨の念など皆無で、卜部は「馬鹿者」と伊集院を罵倒した上に「我々はKAMUIの重役」「日本経済を支えるには癒しが必要」と宣い、星崎は「日本人なら誰しも我々の恩恵を受けているのだから癒しと言う見返りを提供して当然」「程度の低いガキなど知ったことではない」とほざき倒した。
いい加減、今回の罪人二人の俗悪さに辟易していた伊集院は、罪人二人の妄言を途中で遮り、ベルトコンベアに叩き込んだ。
外道がケツとブツを焼き溶かされ、両手両足を失ったところで伊集院は伍代から緊急連絡を受けた。伊集院は流川に「罪人二人を絶対に死なせるな」と釘をさして伍代の救援に直行。伍代を助け出した。そしてそのまま直帰し、拷問を再開。
最終的に子ライオンに腹壁を食い破られ、ハラワタを貪られ悶絶する罪人二人に、伊集院は「母とは愛する我が子を育てる者。老いた外道の世話をする者では断じてない」「母の愛を骨の髄まで味わい、子ライオンに食い尽くされて死ぬがいい」と言い放ち罪人二人を完全に絶望させた。
最終的に罪人二人は全身の肉が子ライオンの腹に収まり、骨だけとなって見事に死んだ。
今回の登場人物
- 卜部(うらべ)
今回の断罪対象その1。国内最大の自動車メーカーKAMUIの取締役。
小太りでスキンヘッドの汚っさん。オートネピオフィリア(赤ん坊になりきって興奮を得る異常性癖)であり、連日専門のピンク店に通いつめていたが、あまりにも通って慣れてしまったのか上辺だけのキャストに飽きてしまい、星崎と共にある計画を立てる。
それは新生児を持つ本物の母親を誘拐し、その母親に甘えて欲望を満たすというものであり、逆らった母親には首輪から流れる電流を浴びせ、破砕機や拳銃で殺害し、引き離した子供達を海外に売り飛ばしていた。
最終的に伊集院の拷問で手足を失い、子ライオンの餌になって見事に死に果てた。
- 星崎(ほしざき)
今回の断罪対象その2。国内最大の自動車メーカーKAMUIの重役。
コイツもオートネピオフィリアであり、同じ趣味を持つ卜部と組んで母親を誘拐し、欲望を満たしていた。愛する我が子と引き離されて無理矢理自分達の相手をさせられる母親達の屈辱と絶望など微塵も解しようとせず、「誰もが自分達の製品の世話になるんだから、それを提供する自分達には癒しが必要」的な妄言を垂れ流す程に腐りきっている。
最終的に卜部と同じ末路を辿った。
- 半グレ
卜部達に雇われた男性二人組であり、金髪の男性が野上。母親を誘拐したり、子供を海外に売り飛ばしている。
子供達を船に乗せて海外に行こうとするが、伍代に妨害される。伍代を負傷させるが、伊集院が現れ、野上は両目を潰されて、もう一人は頸椎を折られた。伊集院に子供達の居場所を白状した後、地獄に送られた模様。
- 緋野清美(ひの きよみ)
今回の依頼人。一年前、大動脈解離で夫・雄介を失い、女手一つで一人息子の彰人を育てた。
半グレに誘拐され、卜部達の欲望を満たす為の玩具にされた。沼田の作戦で脱出を図り、卜部達の銃撃で右肩と左耳に怪我を負うも、なんとか脱出し、伍代に助けられ、氷室の治療で一命を取り留め、彼らの紹介で伊集院に依頼を申し込んだ。
依頼完了後、無事に戻ってきた彰人を抱き上げた。
- 緋野彰人(ひの あきと)
雄介と清美の息子。父・雄介の死後に誕生。
半グレに誘拐され、海外に売り飛ばされそうになるが、伊集院と伍代の活躍によって助けられ、清美と再会を果たした。
- 沼田(ぬまた)
今回の被害者その1。2児の母親であり、3歳の娘と生後6ヶ月の息子がいる。
半グレに誘拐され、卜部達の欲望を満たす為の玩具にされた。清美達と脱出計画を立て、卜部から首輪のリモコンを奪って破壊して脱出しようとするが、卜部達の銃撃で致命傷を負ってしまう。清美に希望を託し、清美を銃撃から守る形で死亡した。
- 母親達
今回の被害者その2。
半グレに誘拐されて無理矢理我が子と引き離された上に、倉庫の地下室(?)に監禁されて赤ん坊になりきった汚っさん二人をあやしたり授乳(勿論直飲み)したり……と、外道の欲望を満たす為の玩具にされ、彼らに逆らった事により吊るされたところから股間に粉砕機を当てられて惨殺された。
なお、彼女らの子供達は伊集院達の活躍で無事に戻ってきたが、その後どうなったのかは不明。
- ライオン親子
外道二人に引導を渡した母ライオンと子供二頭。
伊集院は卜部と星崎にライオンのたてがみを模したカチューシャを被せ、「このメスライオンに認められたら助けてやる」と助命をちらつかせる。そして母ライオンは顔を舐めて一瞬の安堵を与えたかと思いきや、子ライオン共々外道を食らった。「母親」の尊厳を踏みにじる外道に、彼ら自身の命を以て最期の教育を施した。
余談
拷問ソムリエ主要人物を除く他シリーズのゲストキャラクターの登場が一切ない2024年に公開された回は、伊集院茂夫VS戦車回、氷室の過去回に続いて3話目である。
- 伊集院役の伊藤が拷問対象役を演じるのは、伊集院茂夫による糞尿拷問の満漢全席以来であり、こちらでも伊集院が外道に「母親とはどういう存在なのか」と圧をかけている。
オートネピオフィリアは性的倒錯の一種として定義される。他の性的倒錯と同様、必ずしも他害的なものではない。
今回の外道は幼児退行と異なり、性的倒錯に加え、女性を母親に見立てて隷従させ、支配する事が「目的」だったと考えるのが適当と言える。
関連項目
人間糸人形の刑→チェンソーからの子ライオンの餌→[[]]
伊集院茂夫による汚物付き射殺刑:情報屋が半グレに狙われそうなる展開が共通している。
伊集院茂夫による引きずり回し:「依頼人は母親であり、夫を失い、息子が身の危険に晒される」「断罪対象の苗字が卜部」という共通点がある。
伊集院茂夫による炭火責め:こちらも「断罪対象の苗字が卜部」という共通点がある回の一話。