オリオン「お前らはまともに死ぬ権利もねぇ。男なら最後の悪あがきでもしてみろよ」
流川「簡単に死ねると思うな。お前には無限の絶望を見せてやる」
「黙れ。耳障りだ」
「とりあえず、テメェ如きに指は必要ねぇ」
「俺の前でよくほざいたな下衆が。流川ぁ」
流川「はい! グツグツ煮た糞尿です!」
「お前、一旦コレ飲んどけよ」
「汚ねぇ背中を流してやるよ」
「流川、次々と準備しろ」
流川「お背中、流します!」
「汚物は都合の悪いモノを消せる……確かにその通りだな」
「臭ぇ足を簾(すだれ)にしてやるよ」
流川「先生、常温糞尿の足湯です!」
「疲れたろ? 足湯でゆったりしろよ」
「幼い結衣子ちゃんの目の前で母を殺したな? 何故か言ってみろコノ野郎」
「テメェが殺したんだろうがクソ野郎が!!」
「テメェにとって母親とは何だ? 答えによっちゃ生かしてやる」
「母親とはな、子に命を与え、それを命を懸けて守る、愛深き人だ。母より美しいモノなんて、この世にねぇんだよ」
「それを踏み躙ったテメェは、万死に値する……」
標的
自業自得で母親に勘当された腹いせから、母子家庭を襲っていたシリアルキラー「壬生敏弘」に執行。
半グレと結託しながら母親を陵辱した様子を撮影し、闇サイトで売り捌いたのちに母子共々殺害した挙句、被害者達をボットン便所に投げ入れて、その死すら踏み躙った凶悪犯である。
概要
今回はターゲットの所業に対する意趣返しとして、これまで何度か行われてきた糞尿拷問の集大成と呼ぶべき拷問を実行。
まず沸騰した糞尿を飲ませ、その後に追加の沸騰した糞尿で背中を数回刷洗する。続いて両脚をナイフでめった斬りにし、常温の糞尿足湯に浸す。
これらによって背面と両脚は汚物によって溶解されて雑菌のパラダイス状態となり、肉体が内外から文字通り腐敗していく。
だが、その後も壬生は被害者に対して暴言と妄言を垂れ流し続けた為、伊集院の怒りは極限に到達。糞尿足湯から引きずり出し、更に叩きのめした上で糞漬けにし直し、4日間憤怒顔で凝視して睨み殺しにした。
経過
長老からの連絡で病院に訪れた伊集院は、長老に今回の依頼人を紹介される。彼女から恨みを受け取った伊集院は、すぐに流川に命じて調査させ、壬生が犯人である事を突き止めた。
壬生確保の為に伊集院と流川が動き壬生と協力関係にある半グレのアジトまで行くと、そこにはエルペタスのトップアサシン「オリオン」こと祇園織文がいた。
伊集院はオリオンと交渉し今度飲みに行く事を条件に壬生の身柄を譲って貰う事になった。突入直後、オリオンは大暴れし半グレどもをダルマにして始末し、その隙に流川が壬生を絞め落として捕らえた。
拷問室に連れ込まれた後、何をせずとも起きて喚き散らす壬生に、伊集院は前座として両手の指を全て切除するという制裁を加え、悔恨の念を問うた。
しかしこれほどの外道にそんな概念があろうはずもなく、返ってきたのは「中古品がこの俺様に使われたんだから光栄に思え」「糞尿に溶かして死体を自然に還しているんだからエコ」という腐りきった妄言だった。
そんなコイツに伊集院達は拷問を開始。体の中も外も徹底的に糞尿を刷り込まれた後、さらに両足の指も全て切り落とされて両脛をスダレにされた上で糞尿の足湯に浸かされ、数日間放置された壬生は、背中と両脚が腐り爛れ全身が変色する程雑菌に侵された。
そして伊集院は「幼いあの娘(依頼人)の眼前で母親を殺したが、理由は何だ」と問うた。しかし「親の死に目に会えないのは辛いからせめて見せてやろうと思った」という支離滅裂な答えが返ってきた。
あまりにもふざけ散らかしたその答えに伊集院の怒りはヒートアップ。「テメェが殺したんだろうが!!」と怒りのまま壬生を壁に思い切り叩き付けた。
続けて「テメェにとって母親とは何だ?」と問いかけ、「返答によっては生かす」と助命をチラつかせた。しかし終生「愛情」というものを理解し、持つことが無かった奴の答えは、「霊長類ヒト科のメスが腹に子を作って乳を飲ます」という、教科書でも聞き齧ったようなお粗末すぎるもの。伊集院の怒りは遂に頂点に達した。「母親とは子に命を与え、それを命懸けで守る愛深き者。その母親と言うこの世で最も美しい存在を踏み躙ったテメェは万死に値する」と言い放ち、そのまま壬生を糞尿漬けの状態にしたまま、更に4日間凝視し続けた。
結果壬生は命の終わりを迎え、その直前に突如絶叫したのだという。
今回の登場人物
- 壬生敏弘(みぶ としひろ)
今回の断罪対象。我妻京也に麻生成凪ら戒炎古参幹部の面々と同じ東北出身。とある田舎で生まれ育ったが、数多の問題を起こし18歳の時に母親に勘当され、生まれた村では村八分にされていた。
報復として隣家の飼い猫を殺して死体をボットン便所に放り込んで隠滅し、遺体が上がらなかったのをきっかけに、殺人を糞尿で隠蔽する事に快楽を覚えるようになった、文字通りのクソ野郎。
自分を捨てた母親への怨みを無関係な母子にぶつけ、母親を陵辱の末に子供諸共殺した後、死体をボットン便所に落としており、これまで16人も殺害している。また、半グレと結託して母親の陵辱動画を販売している。
最期はクソ漬けの状態で伊集院に凝視された結果、全身がクソと恐怖に侵され、突如絶叫して死亡。その死に様は罪のない母子をクソ未満に貶めてきたクソ野郎に相応しいものだった。
- 半グレ達
壬生と結託している半グレ達。壬生が誘拐した母親の陵辱動画を販売している。
何処ぞの過激派愛国暗殺集団の上に目をつけられる程には下衆の所業を繰り返していた模様。
最終的にはその暗殺集団から派遣されてきたオリオンによって全員ダルマにされて壊滅した。
- 波多野結衣子(はたの ゆいこ)
今回の被害者かつ依頼人。小学生ぐらいの女子(伊集院の見解では10歳ぐらい)。5年前に父親を事故で亡くし、母親と2人で暮らしている。
母親と山で山菜を採っていたが、壬生に誘拐され、廃屋に緊縛猿轡されて監禁される。助けに来た母親が陵辱され、数日後には母親と再会するも、目の前で母親を殺され、自身も刃物で切られ、右手の指2本を失ってしまう。汲み取り式のトイレに落とされるが、幸いにも母親が服の中に草や枝を入れた事で致命は免れ、白骨死体を土台にしてトイレから脱出した。
怪我や栄養失調で倒れていたところをドヤ街の長老に救われ、病院に運ばれた。長老の紹介で伊集院に母親の敵討ちを依頼した。
なお、2023年以降に登場した未成年の依頼人は軽傷か無傷、そうでなくとも依頼完了後の再登場時にはインプラント等の適切な治療で外見の現状復帰がされていたが、彼女にはそれが(少なくとも動画内の描写では)一切無かった。この展開になったのは彼女が初となる。
- 波多野静子(はたの しずこ)
今回の被害者。結衣子の母親。弁当屋を営んでおり、山で採った山菜を弁当のおかずに入れている。
結衣子と共に山菜取りに出掛けるが、結衣子が壬生に誘拐されて人質に取られ、陵辱を受ける事になった。数日間陵辱に耐え、結衣子と再会するが、結衣子を守る形で壬生に殺害された。
結衣子と再会した時、結衣子の服の中に草や枝を入れており、それが結衣子の命を救う事になった。
「富国日本」を掲げる殺し屋組織エルペタスに所属する超一流の殺し屋。コードネームはオリオン。静子の営む弁当屋の常連客であり、静子とは同じ娘を持つひとり親として話が合った。
上からの指令や静子の敵討ちで壬生や半グレ達を始末しようとアジトに乗り込もうとした所、伊集院達と遭遇。結衣子からの依頼と聞いて反論せず、伊集院に「壬生の身柄を譲る代わりに今度一緒に飲みに行こう」と約束した。その後、半グレ達の四肢を切断して壊滅に追いやった。
オリオンの養女。オリオンの回想シーンで登場。
元ネタ
山菜取り中に襲われたという点から「長岡京ワラビ採り殺人事件」が元ネタと思われる。
こちらは犯人が捕まっておらず、未解決事件のままとなっている。
「オワレているたすけて下さいこの男の人わるい人」という一文で有名。
余談
今回から冒頭の拷問室を背景とした伊集院のイラストは使い回しの蛇足シーンと判断されたのか、冒頭のイラストは廃止され、毎回異なる場面から始まる様になった。
今回は被害者や外道、伊集院も糞尿まみれになる地獄のような回だったが、作画もしくはyoutubeの都合か、糞尿を浴びても次のシーンでは泥水のように流れ落ちていた。
実際だったら長老に発見されたシーンだと結衣子ちゃんは見るに堪えない色に染まっており、傷や栄養状態などは二の次だったに違いない。慟哭を漏らすシーンで誤字(「そんな悪者死んで当然だろぉぉ!!」という台詞が「突然」になっている)がある。
3周年記念
この回のエンドカードは「拷問ソムリエ 伊集院茂夫」の3周年を記念した特殊な物となっており、これまでに伊集院が邂逅した我妻京也・秋元詩郎・小林幸真・鶴城史之舞・守若冬史郎・戸狩玄弥といった錚々たる面々たちの中になぜかあの男がしれっと入っている。
流川の成長
今回の情報収集においては助手である流川隆雄がメインで行い、その働きぶりや精度の高さに伊集院も諜報力の向上を認めている。同時に壬生の所業に(自身も母親を外道に殺された経験も相まってか)「何から何まで生きる資格はございません」と断じている、拘束する際はいつもの笑顔や丁寧語が全く無いほどの怒りを滲ませる等、拷問ソムリエとして確実に成長している場面を見せている。
また、最後の場面では被害者のお墓参りに同行し、流川は涙を流していた。尚、お墓参りで終了したのは依頼人によるものではトンカ回、それ以外では腐れ皮膚移植回以来となる。
伊集院と流川、史上最大級の激怒
今回の罪人である壬生に対し、流川と伊集院は拷問時に矢継ぎ早に致命の拷問を繰り出し、壁に叩きつけて痛めつけたりといつも以上に怒り狂っている。
彼らは共に心の底から尊敬していた実の母親を外道によって失った過去を持つため、壬生の所業は彼らの心情的に到底許せるものではなかったのだろう。クソだらけの環境で外道を4日間睨み付け続けるという、もはや伊集院の方が拷問を受けているような過酷な状況に耐えられたのは、ひとえにこの義憤があってこそであろう。
関連タグ
エレクトリック硫酸水車刑→糞拷問満漢全席→ルカワ教の処刑儀式
伊集院茂夫による逆頭寒足熱食糞刑:最後に伊集院が外道を4日間凝視し続けるシーンがあったが、この回を振り返れば睨み殺しの恐ろしさが良く分かるだろう。
伊集院茂夫による虫とファルコマン:長老が子供の依頼人を連れてきた(あの時は伊集院の事務所、今回は病院)、伊集院が尋問前に動物用の爪切りで外道の指を切るシーンがある点が共通している。
蓮見紀次による二重昆虫拷問:こちらも断罪対象の外道が戯言を吐いた時、伊集院がモノローグで「なんだコイツは……人間か?」と言ったこと、流川が「簡単に死ねると思うなよお前!」と外道に対してタメ口で言った点が共通している。
伊集院茂夫による十字架串刺し刑と突き落とし、伊集院茂夫による強酸浣腸と氷室による臓器摘出:依頼人は10歳くらいの少女であり、親の敵討ちを依頼している。
伊集院茂夫による猛毒カレーの刑∶飲食店経営者(こちらはカレーハウス)が襲われる、拷問時に外道の指を全部落とす場面が同じ。
伊集院茂夫による炭火責め:1周年記念兼50回記念の動画。普段以上に伊集院がブチギレて大暴れしている事が共通。
伊集院茂夫によるダルマ刑と鼠の餌(一応)2周年記念の動画。今回の拷問はこれにインスピレーションを受けている。
伊集院茂夫による赤ちゃん地獄:ピンク店での赤ちゃんプレイに満足できなくなり、新生児を持つ母親たちを拐って赤ちゃんプレイと凌辱(その上気に食わないと殺害)をしたあまりにもおぞましい外道が登場する。怒りに燃える伊集院が、外道への冥土の土産として「母親」の何たるかを教えた回のひとつ。