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  • 硝子の楽園

    月影のantinomy

     再び玲央とともに羽曳野に会うことになった璃空。砂時計に魅了されている璃空を見て、その精神状態を危ぶむ玲央は、冷酷な一面を覗かせた羽曳野にいたぶられる璃空に過去の自分を重ねる。そしてその夜届いた予期せぬ訃報が、璃空をさらに壊していく。  玲央→璃空→玲央の視点でお送りします。  次回更新は6/15or6/22です。またツイッターでお知らせいたします。  暗い展開なってきてますが…、いつも読んでくださっている方々に感謝申し上げます。いいねや、ブクマもありがとうございます!  以下、ざっと登場人物紹介。 椿晴臣(つばきはるおみ)大阪曽根崎のゲイ風俗『恋が足りない』店長。三十代、元ホストクラブNo.1で人たらしの傾向がある。 片山吹雪(かたやまふぶき)副店長兼経理。 事務関係のなんでも屋。クールで冷たいと思われがちだが実は面倒見が良い。名前はボーイ時代の源氏名。卓越した飴と鞭の使い手。 璃空(りく)ある日突然店にやって来た少年。十七才。 中性的な見た目。身長161センチ。一見女の子に見える。 玲央(れお)店の人気No.1。身長180センチの正統派イケメン。物静かで礼儀正しく優しい雰囲気。本名:為沢天空 本城兄(ほんじょうあに)元美容師。店のスタイリスト兼カメラマン兼ウェブ担当。無口で喋りが下手なため数々の美容室を転々としてきてここに辿り着く。同じく無職だった妹を売り込み、兄妹で働いている。ヘテロ。下の名前は尊。 本城妹(ほんじょういもうと)ウェブ担当。たまにドライバーもやる。兄と同じくらい無口だが、文章の中では饒舌。かなり有能。ヘテロ。店のボーイの色恋を密かに応援している。ショートカットでいつもメンズ服を着ている。下の名前は小町。 大塚さん お店のオーナー。派手な女性、ヘテロ。椿を叱責する係。ボーイに陰口を言われている。 ヒロ 璃空の先輩ボーイだった。椿に言われて璃空の面倒を見ることで友だちになる。身長164センチ。ゲイ女装子。退店後、難波のゲイバー『カムカムマンゴー』で働いている。本名:森野貴大 羽曳野青児(はびきのせいじ)玲央の上得意客。病院経営者。三十代後半の美形。独自の世界観に生きる。 マオリ・ヨウ 『コイタリ』売上第3位の貴族系イケメン。上からの態度はキャラ付けで実はツンデレ。正義感も強いが照れ隠しで表には出さない。京都府育ちの中国人。本名:楊丞丞 杉山要(すぎやまかなめ) 9月に退店したボーイ。児童養護施設育ちの元陸上自衛官。普段の喋りは女子だが生粋のドS。いろんな面でぶっ飛んでいる。享年26才。 表紙画像pixabayさまより。
    22,197文字pixiv小説作品
  • 優良風俗グループ:【sea cucumber】

    よその子がリラグゼーションサロンで癒される話

    フォロワーさんのハイオスさんが【ルガパラ】で遊びたいって言ったので。
  • シチュエーションボイス台本

    風俗行ったら大学の同級生がいた。#3

    そういえばフォロワーが50人を突破したので初投稿です。
  • 硝子の楽園

    虚空の窓

     第1章「虚空の窓」。璃空視点の物語。ゲイ風俗で働くために椿や片山から研修を受ける十六歳の璃空。戸惑いながらも初めての仕事をこなし、初めてのお給料をもらう。初めての友だちと、初めての街遊び。自分はダメなやつと思いながらもここに来てよかったと思っていた矢先、璃空は仕事で失敗をしてしまい……。 構成としては研修、初仕事、女装子二人が大阪周遊、仕事で大失敗、璃空はどこからやって来たのか?な内容になっております。 前回プロローグ、200pv越えまして誠にありがとうございます。感謝申し上げます。 以下、ざっと登場人物紹介です。 椿晴臣(つばきはるおみ)大阪曽根崎のゲイ風俗『恋が足りない』店長。三十代、元ホストクラブNo.1で人たらしの傾向がある。 片山吹雪(かたやまふぶき)副店長兼経理。 事務関係のなんでも屋。クールで冷たいと思われがちだが実は面倒見が良い。名前はボーイ時代の源氏名。卓越した飴と鞭の使い手。 璃空(りく)ある日突然店にやって来た少年。十六才。 無感情で、言葉がやや不自由。中性的な見た目。身長161センチ、体重47kg。一見女の子に見える。 玲央(れお)店の人気No.1。身長180センチの正統派イケメン。物静かで礼儀正しく優しい雰囲気。 本城兄(ほんじょうあに)元美容師。店のスタイリスト兼カメラマン兼ウェブ担当。無口で喋りが下手なため数々の美容室を転々としてきてここに辿り着く。同じく無職だった妹を売り込み、兄妹で働いている。ヘテロセクシャル。 本城妹(ほんじょういもうと)ウェブ担当。たまにドライバーもやる。兄と同じくらい無口だが、文章の中では饒舌。かなり有能。ヘテロセクシャル。店のボーイの色恋を密かに応援している。ショートカットでいつもメンズ服を着ている。下の名前は小町。椿にはたまに「ブス小町」と呼ばれている。 大塚さん お店のオーナー。派手な女性、ヘテロセクシャル。椿を叱責する係。ボーイに陰口を言われている。 ヒロ 璃空の先輩ボーイ。椿に言われて璃空の面倒を見る。椿のことがちょっと好き。容姿コンプレックスを抱えている。身長164センチ。かわいいものが大好きなゲイ女装子。 表紙画像pixabayさまより。
    24,810文字pixiv小説作品
  • 140字で捧ぐ〇〇

    本音と建前

    「オトナの社会勉強」は、人間的な経験もそうだし、色々な人との関わりで自然に見えてくる形のないもの。やっぱり、「愛されたい」っていう想いが気持ちにノっていくんだと思う。
  • 最近の言葉責め風俗点

    とある風俗街にたたずむ一件のお店。そこでは、コンプライアンスの順守が徹底されている。 どのような取り組みを行っているか、我々は取材を行った。 なろう:https://ncode.syosetu.com/n1672ih/ カクヨム:https://kakuyomu.jp/works/16817330658479056883
  • プリンセスマンゴーナイト―硝子の楽園スピンオフ―

    ウリ専の店を辞め、難波のゲイバー〝カムカムマンゴー〟に転職した女装子・ヒロ。お店の仕事にも慣れてきた頃、店にやって来る元同僚、事務員、店長たちとのそれぞれの夜の物語。『硝子の楽園』のスピンオフ作品、読み切りです。本編と全く関係ないのでお暇潰しにどうぞ。 以下、ざっと登場人物紹介。 ヒロ 22歳。二ヶ月前まで曽根崎のウリ専の店で働いていたが、ある事情によりゲイバー〝カムカムマンゴー〟で働くことに。劣等感強め、自己肯定感低めの女装男子。 マオ 22歳。ヒロの元同僚でウリ専『恋が足りない』売上3位の美形。〝貴族系男子〟の肩書きを持つ。厭味連発の京都人。 リリィママ 〝カムカムマンゴー〟を仕切るみんなのママ。本名は弘茂。椿店長曰く、ナジャ・グランディーバとIKKOを足して二で割った感じ。料理上手。 本城小町 『恋が足りない』で事務員をしている地味女子。無口で人見知りだがヒロには心を開いている。 椿晴臣 『恋が足りない』店長。元ホストでよく喋る。仕事をサボっていると思われているが意外とこき使われて草臥れている。 片山吹雪 『恋が足りない』副店長兼経理担当。クールであまり笑わないため店のボーイたちに恐れられている。しかしモテる。 以下おまけ。(くだらぬ遊び、あとがき雑談) 出演:五百蔵一晴、深沢類(『フェイクファー』シリーズより) 類「なんだか今日は飲みに行きたくなっちゃう話だったね」 一晴「そうですね。でもいまはこの時世なので自粛いたしましょう。家で楽しく飲もうね」 類「んちゃ!ねえねえ、前から訊こうと思ってたんだけどさ、一晴はウリ専、風俗って利用したことあるの?」 一晴「ない。おまえあるの?」 類「ない。でもお金払うだけでこんなかわいい子たちときゃっきゃできるんだね。ちょっと興味出て来ちゃうよ」 一晴「おまえ浮気すんなよ。半井蒼は絶対浮気とか許さねえタイプだぞ」 類「知ってる。だからしないけど。思ったんだけど、風俗って浮気なのかな?」 一晴「それは夫婦で話し合って決めてください」 類「ねえ、もしも『コイタリ』のメンバー誰かを指名しないと地球が滅びるならカズくんは誰指名する?」 一晴「地球が滅びるなら誰か指名しないとな。でもみんな若いから気が引けるなあ」 類「こんな若くてかわいい子たちを選び放題……しかもカズくんなら五百蔵マネーでなんでもやり放題……」 一晴「五百蔵マネーってなんだよ。俺は敢えて指名するなら店長がいいんだけど」 類「えっ、なんで?一番選択肢としてないでしょ。店長顔のいい柳さんみたいじゃん」 一晴「おい、柳に謝れよ。店長がんばってるの、俺にはわかる。だからデートコースで一日労い温泉旅行に行きたいね」 類「へえ、温泉かあ。伊達眼鏡つけためっちゃかわいい年下の美容師彼氏のいる店長の初恋の人にばったり遭遇しないといいね」 一晴「誰だよそれ…。俺はおまえみたいに滅多におもしろいこと身に降りかからないから大丈夫だよ。で、類は誰指名したいの?」 類「うわあーめっちゃ迷うなあ。だってみんなかわいいもんなあ……。でも、敢えて一人選ぶなら、璃空くんかな」 一晴「知ってた」 類「え?」 一晴「おまえは絶対璃空くん選ぶと思ってた」 類「なんでなんで?」 一晴「璃空くん指名して一日お兄ちゃんになりたいんでしょ?デートコースで遊びに連れて行って、『かわいいかわいい俺の弟ー!』って思いながら実際は頭ぽんぽん撫でて『かわいいね』って言うんでしょ?かつて、なおちんこにしたように」 類「ちょっと、奈緒人くんのこと〝なおちんこ〟って呼ばないで!でも一晴さすがだね、僕のことよく知ってるよ」 一晴「まあね。でも半井蒼も絶対に璃空くん指名するぞ」 類「蒼さんはお金で男の子買ったりしないもん!」 一晴「地球が滅びるならするだろ」 類「うーん地球が滅びるならするかな…僕とまだ人生を歩むために」 一晴「で、璃空くん指名してきっと一日勉強に付き合ってやるんだろうぜ、あいつはよ」 類「ぜ、善人……!」 一晴「自分の薄汚い心を反省しろ、類。それにおまえ前回のキャプションで通い婚ならお気に入り全員と結婚するって言ってたけどよ、」 類「うん!通い婚最高だよね♪」 一晴「そのメンバーに半井蒼がいたら、みんなおまえのこと捨てて半井蒼のとこに行くと思うぞ。『蒼先生、大好き』って」 類「うっ…そうかも…だ、誰も僕を慕わない…」 一晴「まあ俺は行かんけど」 類「か、カズくん……!」 一晴「はあ…疲れた。次からはまた本編に戻るみたいですね」 類「本編もいいけど、僕は少しヒロマオが気になります。この二人は友だちのままなのか、それとも…。マオくんも友情にしろ愛情にしろ好意がなきゃわざわざ店に通ったりしないだろうし…。いつか『プリンセスマンゴーモーニング』があるのかな?」 一晴「たぶんないと思います」 類「このくだらないコーナーもいつまでやるんだろうね?」 一晴「俺は類に会えて嬉しいけど」 類「か、カズくん……!」 一晴「ほな、ばいちゃ」
    18,641文字pixiv小説作品
  • 硝子の楽園

    光と風と星

     殺害された元同僚・要の葬式に出席する璃空。客からの暴力で傷を負い、休業状態に追い込まれた璃空は、出口の見えない闇の中で立ち止まったまま静かに年始を迎える。店長に誘われて付いて行った納骨で、璃空は僧侶・暁春から風俗という仕事について説かれる。  璃空視点onlyでお送りします。  あと2話+エピローグ+あとがきで完結予定です。  次回更新は6/22or6/29です。またツイッターにてお知らせします。  いつも読んでくださっている方々に感謝申し上げます。いいねや、ブクマもコメントもありがとうございます!  以下、ざっと登場人物紹介。 椿晴臣(つばきはるおみ)大阪曽根崎のゲイ風俗『恋が足りない』店長。三十代、元ホストクラブNo.1で人たらしの傾向がある。 片山吹雪(かたやまふぶき)副店長兼経理。 事務関係のなんでも屋。クールで冷たいと思われがちだが実は面倒見が良い。名前はボーイ時代の源氏名。卓越した飴と鞭の使い手。 璃空(りく)ある日突然店にやって来た少年。十七才。 中性的な見た目。身長161センチ。一見女の子に見える。 玲央(れお)店の人気No.1。身長180センチの正統派イケメン。物静かで礼儀正しく優しい雰囲気。本名:為沢天空 本城兄(ほんじょうあに)元美容師。店のスタイリスト兼カメラマン兼ウェブ担当。無口で喋りが下手なため数々の美容室を転々としてきてここに辿り着く。同じく無職だった妹を売り込み、兄妹で働いている。ヘテロ。下の名前は尊。 本城妹(ほんじょういもうと)ウェブ担当。たまにドライバーもやる。兄と同じくらい無口だが、文章の中では饒舌。かなり有能。ヘテロ。店のボーイの色恋を密かに応援している。ショートカットでいつもメンズ服を着ている。下の名前は小町。 大塚さん お店のオーナー。派手な女性、ヘテロ。椿を叱責する係。ボーイに陰口を言われている。下の名前は聖美。あだ名は銭ゲバばばあ。 ヒロ 璃空の先輩ボーイだった。椿に言われて璃空の面倒を見ることで友だちになる。身長164センチ。ゲイ女装子。退店後、難波のゲイバー『カムカムマンゴー』で働いている。本名:森野貴大 マオリ・ヨウ 『コイタリ』売上第3位の貴族系イケメン。上からの態度はキャラ付けで実はツンデレ。正義感も強いが照れ隠しで表には出さない。京都府育ちの中国人。本名:楊丞丞 杉山要(すぎやまかなめ) 9月に退店したボーイ。児童養護施設育ちの元陸上自衛官。普段の喋りは女子だが生粋のドS。いろんな面でぶっ飛んでいた。何者かに殺害される。享年26才。 暁春(ぎょうしゅん) 京都のとある寺の僧侶。ホスト時代の椿の遊び仲間で元パリピ。長い反抗期を経て家業を継いだ。 表紙画像pixabayさまより。 以下おまけ(遊び及び解説)  出演:五百蔵一晴、深沢類(『フェイクファー』シリーズより) 一晴「今回はお葬式の回だったね。身内のいない要くん、店長が引き取ってくれてよかったと思います。これまで散々だったであろう店長の好感度も上がったのではないでしょうか。実際身寄りのない方なんかは死後どうなっちゃうんでしょう、類さん」 類「遺族がいる場合は連絡を取りますが、誰もいない場合は自治体が引き取ります。『行旅病人及行旅死亡人取扱法』という法律があるんですよ。遺骨も引き取り手がいない場合は、〝無縁塚〟というところに埋葬されます。孤独死でもお付き合いあったご近所の方が葬儀を上げてあげたりとかはあるみたいですけどね。人との繋がりって大事ですね。僕も蒼さんが結婚してくれなきゃ孤独死確定の人生だったと思います。自分が死んだあとも誰かがその死を悼んでくれるなんて有難いことですよ」 一晴「でもまあ、葬式ってちゃんとすると高ぇんだよな…」 類「そうなんだよね…お寺さんに渡すものだけでもかなりだもんね…戒名代に納骨料…人間亡くなってもお金がいるのはなんとなく世知辛いですね。カズくんの葬儀なんてアレ、相当かかったでしょ」 一晴「俺は死んだので葬儀代のことは知りませんが、自分で払える分や自分で決められることはちゃんとやって死にましたよ。しっかり終活しました。アホ親族がバブリーな棺桶とか選んだら厭だったので、棺桶やら骨壷やら自分の好みのものを選びました。生前に戒名もつけられるらしいですが死後の名前なんかどうでもいいのであれは断りましたね」 類「戒名、一文字ごとにお金かかるって本当…?」 一晴「本当です」 類「じゃあ一文字でいいです……とか、もっと字数減らして…って、でも言いにくい」 一晴「そこなんですよ」 類「世知辛いねえ~。でもお葬式って、残された方々のためにあると思うんですよ。お別れをするためのものだし、気持ちに区切りをつけるためのものでもあると思うな。最近は縮小傾向にあるみたいですし、本当に親しい人だけが集まってくれたらそれでいいよね」 一晴「俺は立場上そうできなかったけど、まあ死んだらその返どうされようと平気です。残った方々の思うようにやって下さい」 類「要くんを殺した犯人、早く捕まるといいな…他にもメンバーに犠牲者が出たら厭だよ、僕。それにあと2話で終わるらしいし不安だよ」 一晴「本当に2話で終わるんかね?また書きすぎて延長するんでないんかね?」 類「どうなんでしょう?僕としてはみんなが幸せになってくれりゃあ何話あろうといいですけども!ところで、玲央くんが偽名に〝川村〟って使ってたのと、前回の刑事さんが片山さんのこと〝川村〟って呼び間違えてたけどこれなんか関係あるのかな?」 一晴「………」 類「僕さ、川村って聞くと未だに川村先輩のこと思い出すんだよね……いや、あの本当に申し訳ないことしたなって……先輩、どこかで元気に楽しく暮らしてるといいんだけどさ…」 一晴「たぶんそれなりにご苦労はあるだろうけどやりがいのある人生送っておられますよ、きっと」 類「えっ、なんでカズくん知ってんの?」 一晴「だって俺は死人だから。ある意味天使だからさ」 類「そっかあ~!あとあの刑事さん、どっかで会ったような会ってないような気もするんだよね~…誰かに似てんのかなあ」 一晴「………知らない方がいいことも世の中にはあるんですよ、類さん」 類「えっ、なにそのホラー映画に出てくるすべてを知ってる怪しいご近所さんみたいなセリフ!」 一晴「最後まで読めばすっきりするよ、きっと。阿闍梨餅でもお食べ、類」 類「もらうよ。作者もだろうけど、無事完結することを祈ってます」 一晴「次回は某泣き虫男がちらっとだけカメオ出演するみたいですよ」 類「初登場したときに奈緒人くんを苛めたあいつですね!僕はあのときのことまだ怒ってるからな!奈緒人くんにちゃんと謝れ!嫁にすぐ泣きつくな!」 一晴「それではまたどこかで~、ばいちゃ!」
    24,723文字pixiv小説作品
  • 硝子の楽園

    雪に椿、空は春

     誕生日を祝いたいと羽曳野に呼び出された璃空と玲央。そこで待ち受けていた予想外の贈り物に、ささやかで平穏な二人の日常は崩れ去っていく。玲央が本名を隠す理由、要を殺した犯人発覚します。儚く脆い楽園のお話、本編最終回です。  璃空→片山→璃空→片山→璃空→玲央→璃空の視点でお送りします。  次回はエピローグです。7/6or7/13に更新いたします。またツイッターにてお知らせします。  いつも読んでくださっている方々、ご一読頂いたみなさまに感謝申し上げます。いいね、ブクマ、コメント、ウォッチ登録もありがとうございます!  以下、ざっと登場人物紹介。 椿晴臣(つばきはるおみ)大阪曽根崎のゲイ風俗『恋が足りない』店長。三十代、元ホストクラブNo.1で人たらしの傾向がある。 片山吹雪(かたやまふぶき)副店長兼経理。 事務関係のなんでも屋。クールで冷たいと思われがちだが実は面倒見が良い。名前はボーイ時代の源氏名。卓越した飴と鞭の使い手。 璃空(りく)ある日突然店にやって来た少年。十八才。 中性的な見た目。身長161センチ。一見女の子に見える。 玲央(れお)店の人気No.1。身長180センチの正統派イケメン。物静かで礼儀正しく優しい雰囲気。本名:為沢天空 本城兄(ほんじょうあに)元美容師。店のスタイリスト兼カメラマン兼ウェブ担当。無口で喋りが下手なため数々の美容室を転々としてきてここに辿り着く。同じく無職だった妹を売り込み、兄妹で働いている。ヘテロ。下の名前は尊。 本城妹(ほんじょういもうと)ウェブ担当。たまにドライバーもやる。兄と同じくらい無口だが、文章の中では饒舌。かなり有能。ヘテロ。店のボーイの色恋を密かに応援している。ショートカットでいつもメンズ服を着ている。下の名前は小町。 大塚さん お店のオーナー。派手な女性、ヘテロ。椿を叱責する係。ボーイに陰口を言われている。下の名前は聖美。あだ名は銭ゲバばばあ。 ヒロ 璃空の先輩ボーイだった。椿に言われて璃空の面倒を見ることで友だちになる。身長164センチ。ゲイ女装子。退店後、難波のゲイバー『カムカムマンゴー』で働いている。本名:森野貴大 マオリ・ヨウ 『コイタリ』売上第3位の貴族系イケメン。上からの態度はキャラ付けで実はツンデレ。正義感も強いが照れ隠しで表には出さない。京都府育ちの中国人。本名:楊丞丞 杉山要(すぎやまかなめ) 9月に退店したボーイ。児童養護施設育ちの元陸上自衛官。普段の喋りは女子だが生粋のドS。いろんな面でぶっ飛んでいた。何者かに殺害される。享年26才。 羽曳野青児(はびきのせいじ)玲央の上得意客。病院経営者。三十代後半の美形。独自の世界観に生きる。 表紙画像はpixabayさまより。 以下おまけ(遊び雑談)  出演:五百蔵一晴、深沢類(『フェイクファー』シリーズより) 類「………え、これ最終回なの?」 一晴「そうですよ。次回エピローグです」 類「ごめん、いろいろあり過ぎて頭が追いついてないんだけど…、一番びっくりしたのは、あの、片山さんて、川村先輩だったの…?」 一晴「そうですよ。おまえのせいで人生踏み外したらしいあのしっかり者の尚史くんだよ」 類「ちょっと待って?僕の知ってる尚史くんは鞭振り降ろしながら『自分がドMのメス豚だってこと思い出させやる』とか、かわいい璃空ちゃんを打って『しっかりケツ振ってこい』とか言わないよ?とっても優しい先輩だよ?」 一晴「いやあ~いい男になりましたね、川村尚史くん。俺は最初からあの子妙に色っぽいなと思って見てましたけど、予想どおりのいい男になりました。誰かさんのようにどんどん知性が後退していってるのとは真逆ですね。やっぱりあのとき尚史くんをがっちり囲っておけばよかったです」 類「あっ、そうだった!カズくんが僕に無断で尚史くんの処女を奪ったんだった!一晴めぇ~、よくも僕の先輩を誘惑したな!」 一晴「処女言うな」 類「本来なら僕のものになるはずだったのにぃ~!それにしても尚史くんどうしちゃったの?一体なにがあったの?僕が関西で再会したときは、けっこういいとこの銀行にお勤めだったよ?なんでそこから一気に風俗業界行っちゃったの?」 一晴「まあなにがあったにせよ、すべての原因を作ったのはおまえだけどな。おまえに出会ってさえなかったら尚史くんも吉岡先生ももっと平凡な人生送ってたろうよ」 類「じゃあ…みんなが片山吹雪に出会えたのは…僕のおかげ…?」 一晴「謎のポジティブシンキング、本当に感心します。そのズレた感覚は羽曳野氏と被ってますね」 類「やめてよ!僕あそこまで頭おかしくないよ!」 一晴「でもあの羽曳野氏のズレた感覚、俺はなんとなく既視感あります…、極端な金持ちの家に育ったやつって、ホントに、たまぁーにですけど、違う惑星からお越しになったのかな?ていうやついます…」 類「うん…、僕の周りにもちょっと、こういうタイプの人いたな…」 一晴「(おまえもどちらかというとそっち側の人間やぞ類)玲央くんもそうですけど、ホント、生まれる家は選べないですから」 類「玲央くん、どうか無事でいてほしいよ…。ねえ、玲央くん助かるよね、一晴?この作者登場人物殺さないタイプの人だよね?」 一晴「いや、すでに羽曳野氏と要くん死んでるから…。玲央くんの生死は次回エピローグで明らかになるでしょう」 類「それにしても璃空ちゃんに店に行けって言ったおじさんの名前、カズくんと一緒だったね!すっごい偶然だよね!これって!」 一晴「類、そこに交番があるから訊ねておいで」 類「へ?なにを?」 一晴「『僕の知性、誰か届けてくれてませんか?どっかで落としてきたみたいなんです』って」 類「ん?どうして?」 一晴「俺は前々からつくづく半井蒼を尊敬してます。ホントにあの男はよくおまえみたいなのをもらってくれたなって。半井蒼を逃したらおまえはもう二度と誰にも相手にされないぞ、類。旦那をちゃんと大事にしろ、大事に。俺はあいつのことキライだけど」 類「もう~!カズくんてば、ツンデレなんだから!そんなこと言って無人島に蒼さんと柳さんと三人で取り残されたらあっという間に蒼さんに手を出すくせに!」 一晴「いや柳を選ぶよ」 類「えっ、あの柳先生が選ばれる…?蒼さんと、柳さんだよ…?」 一晴「核戦争が起こって残った人類がその三人になっても、俺は柳を選びます。あいつとは寝ない。柳とミラクルが起こって赤子ができるのを待ちます」 類「カズくんと柳さんの子……!濃そうだね、性格悪そうだね」 一晴「じゃあおまえとミラクル半井蒼の子は?」 類「大変だよそれ!きっと可愛過ぎて全人類が誘惑されちゃう…!性格も顔も、どっちに似ても正義でしかない!」 一晴「知性だけは半井蒼に似た方がよさそうですね」 類「わあ~!また子ども欲しくなっちゃったよ!誰か早く男でも産めるようにしてぇ~」 一晴「ではまた次回、エピローグで会えたら会いましょう。ばいちゃ!」
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  • 硝子の楽園

    夏色の猫―prologue―

    大阪曽根崎にある風俗店に現れた野良猫みたいな十六歳の少年リクは、強引でお調子者だが人望のある店長・椿に採用されボーイとして働くことになる。 冷徹だが優しい経理の片山吹雪、無口だが有能な本城兄妹、店の人気ナンバー1で美形の玲央や先輩のヒロに囲まれ、「璃空」として働く少年に少しずつ喪われた自我や感情が宿っていく。彼が現れた夏の日を描くプロローグ。 以下、ざっと登場人物紹介。 椿晴臣(つばきはるおみ)大阪曽根崎のゲイ風俗『恋が足りない』店長。三十代、元ホストクラブNo.1で人たらしの傾向がある。 片山吹雪(かたやまふぶき)副店長兼経理。 事務関係のなんでも屋。クールで冷たいと思われがちだが実は面倒見が良い。名前はボーイ時代の源氏名。 璃空(りく)ある日突然店にやって来た少年。十六才。 無感情で、言葉がやや不自由。中性的な見た目。身長161センチ、体重47kg。一見女の子に見える。 玲央(れお)店の人気No.1。身長180センチの正統派イケメン。物静かで礼儀正しく優しい雰囲気。 本城兄(ほんじょうあに)元美容師。店のスタイリスト兼カメラマン兼ウェブ担当。無口で喋りが下手なため数々の美容室を転々としてきてここに辿り着く。同じく無職だった妹を売り込み、兄妹で働いている。ヘテロセクシャル。 本城妹(ほんじょういもうと)ウェブ担当。たまにドライバーもやる。兄と同じくらい無口だが、文章の中では饒舌。かなり有能。ヘテロセクシャル。店のボーイの色恋を密かに応援している。ショートカットでいつもメンズ服を着ている。 大塚さん お店のオーナー。派手な女性、ヘテロセクシャル。椿を叱責する係。 ヒロ 入店三ヶ月目のボーイ。椿に言われて璃空の面倒を見る。椿のことがちょっと好き。容姿コンプレックスを抱えている。身長164センチ。 表紙画像pixabayさまより。
  • 硝子の楽園

    禁じられた果実

     夏のある日、璃空は玲央とともに玲央の上得意である羽曳野のもとへ仕事へ行く。これまでの客とは一風違う羽曳野の要求に戸惑う璃空。その仕事をきっかけに、璃空と玲央の距離は縮まりはじめ…。  前半玲央視点、後半は璃空視点になっています。後半から怒涛のBL展開…。  来週はGW中のため本編はお休み、スピンオフで前話ゲイバーに転職させられたヒロくんとお客さん(店のメンバー)たちのお話になる予定です。  以下、ざっと登場人物紹介。 椿晴臣(つばきはるおみ)大阪曽根崎のゲイ風俗『恋が足りない』店長。三十代、元ホストクラブNo.1で人たらしの傾向がある。 片山吹雪(かたやまふぶき)副店長兼経理。 事務関係のなんでも屋。クールで冷たいと思われがちだが実は面倒見が良い。名前はボーイ時代の源氏名。卓越した飴と鞭の使い手。 璃空(りく)ある日突然店にやって来た少年。十七才。 無感情で、言葉がやや不自由。中性的な見た目。身長161センチ、体重47kg。一見女の子に見える。 玲央(れお)店の人気No.1。身長180センチの正統派イケメン。物静かで礼儀正しく優しい雰囲気。 本城兄(ほんじょうあに)元美容師。店のスタイリスト兼カメラマン兼ウェブ担当。無口で喋りが下手なため数々の美容室を転々としてきてここに辿り着く。同じく無職だった妹を売り込み、兄妹で働いている。ヘテロセクシャル。 本城妹(ほんじょういもうと)ウェブ担当。たまにドライバーもやる。兄と同じくらい無口だが、文章の中では饒舌。かなり有能。ヘテロセクシャル。店のボーイの色恋を密かに応援している。ショートカットでいつもメンズ服を着ている。下の名前は小町。 大塚さん お店のオーナー。派手な女性、ヘテロセクシャル。椿を叱責する係。ボーイに陰口を言われている。 ヒロ 璃空の先輩ボーイだった。椿に言われて璃空の面倒を見ることで友だちになる。身長164センチ。ゲイ女装子。退店後、難波のゲイバー『カムカムマンゴー』で働いている。 羽曳野青児(はびきのせいじ)玲央の上得意客。病院経営者。三十代後半の美形。独自の世界観を持っている。 表紙画像pixabayさまより。 以下おまけ(遊び及び解説)  出演:五百蔵一晴、深沢類、渚遙珀(『フェイクファー』シリーズより) 一晴「今回はとんだ曲者が二匹も出て来ましたね、類さん」 類「そうですね。普通に暮らしてたら絶対に関わっちゃいけないタイプの二人ですね」 一晴「在りし日の誰かさんを見てる気持ちでしたけど…」 類「ん?誰のことだ?ところで今回はなんの解説なんだろ、サブカル大好きカズくん」 一晴「今日は簡単な注釈をします。まず、大塚オーナーが言っていた『土曜はダメよ』っていうのは関西のローカル番組です。略して『土ダメ』。藤井隆がMCで毎週土曜の夕方に放送をしています。いかにも関西ローカルなテンションの番組で、作者はこの番組が『ナイトスクープ』よりも好きらしいですよ」 類「へえ、どうでもいい情報。まあ関東の人にはなんのことかわかんないかもね」 一晴「あとは、羽曳野が言ってたM78星雲はウルトラマンの星。オカカウメ星は鳥山明の『Dr.スランプ アラレちゃん』に出てくるスッパマンの星。ニコチャン星は同じくアラレちゃんのニコチャン大王の星です。アラレなど知らぬ、という世代のために解説です。以上、おしまい」 類「じゃああとは渚先生お願いしまーす!」 渚「ボクなんで呼ばれたんかさっぱりやねんけど…」 一晴「よう、渚」 渚「やっほーイッセイ、久しぶりでんなあ」 類「渚先生、玲央くんが言ってたけど中大兄皇子ってけっこうヤバめな人だったの?」 渚「えっ、まさか中大兄はんのことでボク呼ばれたん?専門外やがな。さすがに飛鳥時代の奈良のことまで見てへんで。せやけどまあ、なかなかのヤンチャもんやわな、あの皇子はんは」 類「本当に母親の前で人殺しして、妹と近親相姦して、弟の嫁さん盗ったの?」 渚「ああそれはホンマやで。人殺しっちゅうか、世に言う〝乙巳の変〟、大化の改新の始まりやな。ときの天皇やった皇極天皇は中大兄の実母。宮廷で三韓からの贈り物を渡す儀式の最中にときの権力者である蘇我入鹿を切りつけて殺したんが革命の始まりや。クーデターやな。俗説にはこのショックでお母さん、天皇を引退しやはった言われとる。そら実の息子が目の前でそんなんしたら卒倒もんやろなあ」 類「教科書で読むと『へえ』で終わっちゃうけど、よく考えたらかなり衝撃的なニューだよね」 渚「ホンマに、お気の毒さんや。で、お母さん引退して代わりの天皇になったんがお母さんの弟、中大兄からしたら叔父にあたる人やな。天皇になるには皇后を立てなあかんから、そこで中大兄の妹に白羽の矢が立った。親子ほど年離れて可哀想やけどこの時代はよくあることやから本人がどう思ってたかはわからんなあ」 類「叔父姪の結婚…。まさか皇后になった妹に手をつけたの?」 渚「なあ、他人さんの恋愛の馴れ初めなんぞ知らんけど、夫やった孝徳天皇が妙な歌残してんのは確かやで。 『金木着け 吾が飼ふ駒は 引出せず 吾が飼ふ駒を 人見つらむか』」 類「どういう意味?」 渚「〝駒〟は皇后になった間人皇女、〝見る〟は恋愛のこと。つまり私が逃げないように飼っていた馬を誰かが見つけて盗ってしまった、という意味やな」 類「誰かっていうのが中大兄なんだね」 渚「そう。なんでか言うと、都のあった難波から皇后さま、旦那放ってお兄ちゃんと飛鳥に帰ってもうたんや。そやから二人デキてたんちゃう?いう説が、あくまで説があんねん」 類「なかなか大胆な兄妹だね…いまなら大スキャンダルだよ」 渚「中大兄はそのあとで弟の大海人皇子の仰山いてる嫁さんの一人、額田王を自分の嫁さんにしたりしとるし、これまでの破天荒っぷりからすると実の妹に手を出すのに抵抗を覚えるような男ではなさそうやあ」 類「やりたい放題だね…」 渚「まあその罰なんか知らんけど、中大兄には男の皇子ができんでなあ、唯一できた建皇子は唖で夭逝してしもた。残ったんは身分の低い嬪との間にできた大友皇子で、これが跡継ぎ問題招いて壬申の乱に繋がっていくっちゅうわけや。テストに出るで、メモしときや」 一晴「その辺の話は里中満智子先生の『天上の虹』を読むとわかりやすいですよ。主人公は持統天皇だけど」 類「お日様に見せられないことはしちゃダメよ!てことね」 渚「まあ人それぞれ生き方はあるから」 類「でもこの頃は奥さんをたくさん持てたんですよね?通い婚だけど。羨ましいなあー。僕だったら蒼さんも奈緒人くんも一晴もついでに璃空くんとヒロくんもみんなお嫁さんにするのに!嫉妬に荒れ狂うみんなを雅な和歌で宥めてあげたり……通い婚最高じゃん!」 一晴「………」 渚「………気ぃついたらみんな引っ越しておらんなってそうやな」 類「あっ、もう文字数ぎりぎりだよ?次回はなんかGWで本編はお休み、ヒロくんとのカムカムマンゴーナイトなお話みたいです。きっとくっっだらない内容だね!それでも読んでくれる方々がいたら嬉しいよ!またねー!」 渚「さいなら~」 一晴「ばいちゃ」
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    最後の夢は

     二ヶ月ぶりにデートコースの仕事へ行く璃空。初めてのお客だったナカちゃんと話して、自分のしてきた仕事を見つめ直す璃空は、店に復帰することに少しずつ意思を傾けはじめる。玲央も璃空の意思を尊重すると言ってくれるが、復帰するなら一つだけ約束してほしいことがあると言われる。それは「羽曳野と二人で会わないで」というものだったのだが……。  璃空視点onlyでお送りします。  次回でおそらく最終回です。あとはエピローグ+あとがきで完結予定です。  次回更新は6/29or7/6です。またツイッターにてお知らせします。  いつも読んでくださっている方々に感謝申し上げます。いいね、ブクマ、コメント、ウォッチ登録もありがとうございます!  以下、ざっと登場人物紹介。 椿晴臣(つばきはるおみ)大阪曽根崎のゲイ風俗『恋が足りない』店長。三十代、元ホストクラブNo.1で人たらしの傾向がある。 片山吹雪(かたやまふぶき)副店長兼経理。 事務関係のなんでも屋。クールで冷たいと思われがちだが実は面倒見が良い。名前はボーイ時代の源氏名。卓越した飴と鞭の使い手。 璃空(りく)ある日突然店にやって来た少年。十七才。 中性的な見た目。身長161センチ。一見女の子に見える。 玲央(れお)店の人気No.1。身長180センチの正統派イケメン。物静かで礼儀正しく優しい雰囲気。本名:為沢天空 本城兄(ほんじょうあに)元美容師。店のスタイリスト兼カメラマン兼ウェブ担当。無口で喋りが下手なため数々の美容室を転々としてきてここに辿り着く。同じく無職だった妹を売り込み、兄妹で働いている。ヘテロ。下の名前は尊。 本城妹(ほんじょういもうと)ウェブ担当。たまにドライバーもやる。兄と同じくらい無口だが、文章の中では饒舌。かなり有能。ヘテロ。店のボーイの色恋を密かに応援している。ショートカットでいつもメンズ服を着ている。下の名前は小町。 大塚さん お店のオーナー。派手な女性、ヘテロ。椿を叱責する係。ボーイに陰口を言われている。下の名前は聖美。あだ名は銭ゲバばばあ。 ヒロ 璃空の先輩ボーイだった。椿に言われて璃空の面倒を見ることで友だちになる。身長164センチ。ゲイ女装子。退店後、難波のゲイバー『カムカムマンゴー』で働いている。本名:森野貴大 マオリ・ヨウ 『コイタリ』売上第3位の貴族系イケメン。上からの態度はキャラ付けで実はツンデレ。正義感も強いが照れ隠しで表には出さない。京都府育ちの中国人。本名:楊丞丞 杉山要(すぎやまかなめ) 9月に退店したボーイ。児童養護施設育ちの元陸上自衛官。普段の喋りは女子だが生粋のドS。いろんな面でぶっ飛んでいた。何者かに殺害される。享年26才。 羽曳野青児(はびきのせいじ)玲央の上得意客。病院経営者。三十代後半の美形。独自の世界観に生きる。 表紙画像はpixabayさまより。 以下、おまけ特別篇『城戸崎家の食卓』(ただの遊び)  出演:城戸崎泊陽、城戸崎園美(『幸福な雨』より) 泊陽「ただいま」 園美「おかえりなさい。コンサートは?どうだった?」 泊陽「無事終わった。ヤンヤンは?」 園美「寝た。もう深夜0時よ?起きてるわけないでしょ、五歳児が。梟じゃないんだから」 泊陽「お茶漬け食べたい」 園美「食べてこなかったの?」 泊陽「ああ。なんか食欲湧かなくて」 園美「めずらしいこと。アルベルトは?元気だった?」 泊陽「元気だったよ。これ、園美にって」 園美「あら、林檎ジャムね。嬉しいわ。なにかお礼をしないとね」 泊陽「羽曳野に会った」 園美「え゛」 泊陽「羽曳野がコンサートに来てた」 園美「やだ」 泊陽「やだってなんだよ、俺もやだったけどよ」 園美「あんた、家入るとき清め塩して入って来たでしょうね?」 泊陽「してねえよ、葬式の帰りじゃないんだから。どんだけ羽曳野のこと嫌いなんだよ、おまえ」 園美「嫌いっていうか、苦手なのよ、私、あの人のことが。なんというのか、ピントのおかしい人間でしょ?あれ」 泊陽「まあ否定しねーけど、それは」 園美「言動も変でしょ?少し。だって私と遥に家に来て個人的に踊ってほしいとか言うのよ?意味わかんないわよ、なんでそんなことしなくちゃいけないの?ジプシーの踊り子じゃあるまいし。あの遥をドン引きして黙らせるようなやつよ?」 泊陽「称賛に値するな、それは」 園美「それにあの人、あんたのこと好きだったんでしょ?口説かれたんでしょ?」 泊陽「むかしの話だよ」 園美「いまでも好きだったりして。しつこそうだし、あの人」 泊陽「やめろよ。鳥肌立つだろ。それに、いまはもうちゃんとお気に入りがいるみたいよ、あいつ。一緒に来てたんだよ、今日」 園美「へえ、どんな子」 泊陽「いや、それがなんか、若い女だったんだよね。まだ十代なんじゃねーかな、あれ」 園美「うわっ、なにそれ。犯罪じゃない。しかもいつから女を好きになったのよ」 泊陽「そうだよな、あいつが女といるとか考えられないよな。やっぱ男だったのかな?あいつ、女顔の。髪もこのくらいの長さでさ、ちょっと変わり者みたいだったし」 園美「なんかずっと前にもこんな会話しなかったかしら?」 泊陽「したか?まあとにかく羽曳野は羽曳野で楽しくやってんだよ。若いツバメと」 園美「いい年して十代の子に手を出すなんて信じられない。なに話すのよ?なんにも共通点なくて困ってんじゃないの?本当は」 泊陽「見た限り仲は良さそうだったけどな。当人たちが楽しけれりゃいいんでないの?羽曳野金持ちだし」 園美「あの人、捨てられたらすごく荒れそう。一気にストーカーに変貌しそうだわ。執着心強そうだし。ねえ、一回り以上年の離れてるカップルや夫婦って、一体なにを話すのかしらねえ」 泊陽「知らねえよ、そんなこと。加藤茶にでも聞け」 園美「案外、蒼くんもいまごろどこかで若いツバメに手を出してたりしてね」 泊陽「蒼が一回りも下のガキに入れあげるわけないだろ?」 園美「どんなスーパーイケメンでも?」 泊陽「蒼は顔で人に惚れたりしない」 園美「あらそうですか。鮭茶漬けでいいの?」 泊陽「ぶぶあられ多めに入れて」 園美「はいはい」 泊陽「『コナン』見ていい?」 園美「勝手に見れば?見たら消しといてよ?ハードディスクにも容量ってもんがあるんだから」 泊陽「わかったよ、消す消す」 園美「はいどうぞ、お茶漬け。私、もう寝るわね」 泊陽「おやすみソノミ」 園美「おやすみなさい、泊陽。また明日ね」 泊陽「ああ、また明日」
    22,675文字pixiv小説作品
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    小さな楽園―epilogue―

     あれからぼくらにはいろんなことがあった――。身投げした玲央を追って海辺にやって来た璃空を待ち受けていたものは。あれから数年後、それぞれのいまを描くエピローグ。  物語はこれでしおしまいです。  次回はあとがき、登場人物の詳細設定です。  更新予定日は7/13or7/20です。またツイッターにてお知らせします。  いつも読んでくださっている方々、ご一読頂いたみなさまに感謝申し上げます。いいね、ブクマ、コメント、ウォッチ登録もありがとうございます!  以下、ざっと登場人物紹介。 椿晴臣(つばきはるおみ)大阪曽根崎のゲイ風俗『恋が足りない』店長。三十代、元ホストクラブNo.1で人たらしの傾向がある。 片山吹雪(かたやまふぶき)副店長兼経理。 事務関係のなんでも屋。クールで冷たいと思われがちだが実は面倒見が良い。名前はボーイ時代の源氏名。卓越した飴と鞭の使い手。本名:川村尚史 璃空(りく)ある日突然店にやって来た少年。十八才。 中性的な見た目。身長161センチ。一見女の子に見える。 玲央(れお)25才。身長180センチの正統派イケメン。物静かで礼儀正しく優しい雰囲気。本名:為沢天空 本城兄(ほんじょうあに)元美容師。スタイリスト兼カメラマン兼ウェブ担当。無口で喋りが下手なため数々の美容室を転々としてきてここに辿り着く。同じく無職だった妹を売り込み、兄妹で働いている。ヘテロ。下の名前は尊。 本城妹(ほんじょういもうと)ウェブ担当。たまにドライバーもやる。兄と同じくらい無口だが、文章の中では饒舌。かなり有能。ヘテロ。店のボーイの色恋を密かに応援している。ショートカットでいつもメンズ服を着ている。下の名前は小町。 大塚さん お店のオーナー。派手な女性、ヘテロ。椿を叱責する係。ボーイに陰口を言われている。下の名前は聖美。あだ名は銭ゲバばばあ。 ヒロ 璃空の先輩ボーイだった。椿に言われて璃空の面倒を見ることで友だちになる。身長164センチ。ゲイ女装子。退店後、難波のゲイバー『カムカムマンゴー』で働いている。本名:森野貴大 マオリ・ヨウ 『コイタリ』売上第3位の貴族系イケメン。上からの態度はキャラ付けで実はツンデレ。正義感も強いが照れ隠しで表には出さない。京都府育ちの中国人。本名:楊丞丞 杉山要(すぎやまかなめ) 9月に退店したボーイ。児童養護施設育ちの元陸上自衛官。普段の喋りは女子だが生粋のドS。いろんな面でぶっ飛んでいた。享年26才。 羽曳野青児(はびきのせいじ)玲央の上得意客。病院経営者。三十代後半の美形。独自の世界観に生きる。 表紙画像はpixabayさまより。 以下おまけ(解説及び遊び雑談)  出演:五百蔵一晴、深沢類(『フェイクファー』シリーズより)、椿晴臣 一晴「無事に終わって一安心ですね、類さん」 類「そうだね…。でも璃空ちゃん!さみしくなったらいつでも類お兄ちゃんのところへおいで!類お兄ちゃんがむぎゅっと抱きしめてあげるからね!」 一晴「とんだ拷問でしかないですね。さて、今回は特別ゲストが来てますよ。前科二犯になった椿店長です!」 椿「前科二犯って紹介すんな!ていうかここなに?あんたら誰?」 類「こんにちは、店長。僕たちは、店長の兄弟だよ(鞘の方の)」 椿「俺の身内は妹だけだぞ。ていうかおまえら誰か知らないけど、どっちもどちゃくそイケメンだなおい!ちょっと薹が立ってるけどうちに来ないか?」 類「ごめんね店長、ぼく既婚者なんだ。この世の良心みたいな美男と結婚してんの」 一晴「俺は死んでるから、ごめんな」 椿「えっ、死んでるってなに?」 類「ところでさ店長、僕ずっと疑問だったんだけど羽曳野さんみたいな太客がついている玲央くんを抑えてよく璃空ちゃんはお店のランキング1位になれたよね。どんだけ馬車馬のように働かせてたの?」 椿「んなことさせてません!うちのランキングはポイント制です。指名料、再指名料、客からのコメント、コスプレ、物販、各コース等々にはそれぞれ点数を振っておりそれらの総合計を元にランキングを作ってます。純粋な売上ももちろん反映はされるが、客からの『愛され度』がわかるように作ってあります!ただの売上だけの評価だと態度悪くても運よく金持ちの太客がついたやつが店のトップになってしまうので。これは俺が金沢で美少年ウリ専ボーイやってた頃の教訓から作った制度です。あと、うちが和気藹々とした店なのもその店が他のボーイとの交流を一切禁止にしてる店だったからです。俺はそれがすごく厭だったのね」 類「えっ、そんなお店あるの?」 椿「キャスト同士のトラブルを回避するのはそれが一番なので店側からすると管理がしやすいんですよね。いまでもそういう風俗店は多いと思いますよ。まあ諸事情あって風俗やってる人間が大半を占めているのもありますが。連絡先交換してるのがバレたらクビになったりするし、俺も同じ送迎車に他のボーイと乗っても一切口きいたりできませんでした」 類「ひえ~厳しい!そしてヤダぁ~」 椿「俺も厭だったのでお店のボーイには『みんな仲良く!』を申し渡してましたね。和を乱すやつはクビです!せっかく出会ったからには助け合ったり友だちになることだってできるはずなんでね。その可能性を摘みたくなかったんです」 類「ふむふむ。僕も若いときウリ専知ってればなあ~、いろいろ楽しい経験できたかもなあ。僕が青春時代を過ごした高知にもあったのかなあ」 一晴「ありましたよ。地方だと数は少ないですけど、ウリ専ってけっこうどこにでもありますよね?店長」 椿「あるな。みんな最近できた産業と思ってるかもしれないけど、江戸時代にはウリ専てあったのよ。〝陰間茶屋〟と呼ばれてました。陰間というのは歌舞伎の舞台にはまだ立てない少年役者のことね。そういう子たちが女形を学ぶという呈ではじまったようなんですが、まあ要するにその頃からショタコンもゲイ需要もちゃんとあったということです。一晩の花代はだいたい5~10万!客は当然金持ちばっかり。女の相手をすることもありました。関西でいうと大阪の道頓堀辺り、京都の宮川町が有名でしたね。宮川町はいまでこそ芸舞妓の町になってますけど、戦前は前帯印の娼妓、男娼の色と春を売る町だったんですよ」 類「じゃあけっこうふつうにゲイ風俗ってあったんだね」 椿「あったね。日本はキリスト教徒の国じゃないので同性愛に関しては寧ろむかしの方が寛容だったんじゃないかと思います。趣味の一つというか。LGBTなんて言葉を遣わなくても愛したら性別なんてどうでもよいというおおらかさがあったんでないのかね。ていうか俺は訳の分からない場所に来て謎のイケメンたちと一体なんの話をしているんだ?」 一晴「まあ気にしなさんな。ところで店長はいまも一晩いくらかで付き合ってくれたりするの?」 椿「えっ、なに?あんた俺を買う気か?」 一晴「買えるものなら買いたいね」 椿「うっ…ちょっと誘惑されるけど、俺には吹雪がいるんだ…」 類「ああ尚史くんね…」 一晴「川村尚史くんかわいいよね」 椿「おまえらなぜ吹雪の本名を…!?」 類「ふふふ、なぜでしょう?でも今日は文字数が来たのでばいちゃです」
    22,056文字pixiv小説作品
  • 140字で捧ぐ〇〇

    狼娼女

    普段は肉食女子なんだけど、追いかけられるとどぎまぎしちゃう彼女。 彼が気になって指名してみたものの、どうも調子が狂うなぁ…。
  • 硝子の楽園

    海と陽だまりの家

     店に内緒で玲央と付き合いはじめた璃空。 二人で初めての旅行に行ったり、仕事の合間の穏やかで幸せな日々を楽しんでいた。そんな矢先、片山に誘われて食事に行った璃空を待っていたのは…。璃空→片山→璃空の視点でお送りします。前半付き合いはじめカップルの淡路島ドライブデートになってます。  本編更新が遅くなり申し訳ありません。私生活が少しばたばたしており、次回も5/25もしくは、6/1の更新になります。更新時期についてはツイッターでお知らせ致します。  よろしくお願いいたします。  以下、ざっと登場人物紹介。 椿晴臣(つばきはるおみ)大阪曽根崎のゲイ風俗『恋が足りない』店長。三十代、元ホストクラブNo.1で人たらしの傾向がある。 片山吹雪(かたやまふぶき)副店長兼経理。 事務関係のなんでも屋。クールで冷たいと思われがちだが実は面倒見が良い。名前はボーイ時代の源氏名。卓越した飴と鞭の使い手。 璃空(りく)ある日突然店にやって来た少年。十七才。 無感情で、言葉がやや不自由。中性的な見た目。身長161センチ、体重47kg。一見女の子に見える。 玲央(れお)店の人気No.1。身長180センチの正統派イケメン。物静かで礼儀正しく優しい雰囲気。 本城兄(ほんじょうあに)元美容師。店のスタイリスト兼カメラマン兼ウェブ担当。無口で喋りが下手なため数々の美容室を転々としてきてここに辿り着く。同じく無職だった妹を売り込み、兄妹で働いている。ヘテロセクシャル。下の名前は尊。 本城妹(ほんじょういもうと)ウェブ担当。たまにドライバーもやる。兄と同じくらい無口だが、文章の中では饒舌。かなり有能。ヘテロセクシャル。店のボーイの色恋を密かに応援している。ショートカットでいつもメンズ服を着ている。下の名前は小町。 大塚さん お店のオーナー。派手な女性、ヘテロセクシャル。椿を叱責する係。ボーイに陰口を言われている。 ヒロ 璃空の先輩ボーイだった。椿に言われて璃空の面倒を見ることで友だちになる。身長164センチ。ゲイ女装子。退店後、難波のゲイバー『カムカムマンゴー』で働いている。 表紙画像pixabayさまより。
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風俗店
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