色彩(ブルーアーカイブ)
しきさい
概要
ゲマトリアにとっての本来かつ最大の敵とされ、「意識」「アレ」とも呼ばれる。
実体らしいものはなく、光と形容されその通りに紫の光が射す。しかし、実際の登場シーンではブラックホールのように中央にぽっかりと漆黒の穴が開いている、或いは皆既日食とその外環に表出しているコロナともプロミネンスともとれる形容しがたいビジュアルをしている。
実体
その正体は未だ不明であり、ベアトリーチェからは「解釈されず、理解されず、疎通されず――ただ到来するだけの不吉な光」「目的も疎通もできない不可解な観念」、ゴルコンダからは先生にとっても本来の敵と述べられている。
これに接触してしまうと「神秘」を「恐怖」に反転させられるとされ、元に戻す方法は基本的に存在しない。
シスターフッドの所有する古書にも記録があり、それによれば「人々を狂気に陥れる光」であるとのこと。実際、エンジニア部の分析によれば人の精神を錯乱させる信号を発し、それによって人格と意識に変化を起こさせるようだ。
初めて言及されたのはメインストーリーvol.3「エデン条約編」第四章。
ゲマトリアからはキヴォトスに終焉をもたらす厄災として危険視されており、ベアトリーチェが「エデン条約編」で企てた計画も元々は「色彩」に対処する目的があったと語っている。
「色彩」がもたらすキヴォトスの終焉を予知夢で見た百合園セイアは「神秘」を「恐怖」に反転されそうになり、「器が崩壊しかけた」ため、危篤に陥った。
また、長らく知性は存在しない現象のようなものと分析されていたが、最終編での「色彩」によるゲマトリア襲撃には黒服が「明らかな計画性」を感じ取り、驚きの所感を述べていた。
「対策委員会編」3章では神秘が恐怖に反転したホシノに対抗すべくシロコが任意で呼び出して触れようとするが、シッテムの箱の管理者が色彩の力を利用してある人物を転移させた事で阻止された。
その後、色彩はその場の人間に特に干渉するなく消えたため、黒服の現象のような存在という推測も間違ってはいない模様。
関係者
余談
名称について
アイテムの製造できるクラフトチェンバーにおいて、家具を製造するノードは「色彩」となっている。
しかし、他の言語版と比べると、おそらくただの名称重複と考えられる。
【ほかの言語版との比較】
クラフトチェンバー | 本項目 | |
英語 | Colorful(色彩に富んだ様) | Color, Chroma/Iridescence(色、色彩/玉虫色) |
韓国語 | 색깔(色) | 색채(色彩) |
中国語(繁体字) | 色彩 | 色彩 |
日本語 | 色彩 | 色彩 |
このようにクラフトチェンバーの方は単にカラフルな家具、という表現としての色彩だろう。
一方、「색채/色彩/色彩(中)」には 「物事(人物)にあらわれている、あるようすや傾向。」という意味合いもあるため、「生徒たちの色彩」を変えるというニュアンスが含まれているのかもしれない。
なお、Iridescenceはゲーム中には登場せず、俗称である。ColorやChromaだとダサいと感じたのだろうか...?
(訳語参考:デジタル大辞泉、naver辞書、weblio和英英和、日中中日)
元ネタ?
異次元から到来した狂気の色、ということで宇宙からの色との関連を疑う声もある。
詳細は個別記事にて。
もっともあっちは放射線を含んだり、ゲル状の実態として知覚できたり、差異も多いため、あくまで参考にしてるかもくらいに考えるのが無難だろうか。