「やっと会うことができました!私はここで先生をずっと、ずーっと待っていました!」
プロフィール
※『ブルーアーカイブ オフィシャルアートワークス』より
人物
「シッテムの箱」と呼ばれる謎のタブレット型デバイスのメインOS「A.R.O.N.A」。先生の“秘書”を自称している。
トレードマークの青いセーラー服にはホログラムのような光がゆっくりと揺れ動いており、ボックスの大きな白いプリーツスカートの裏地はピンク。ヘイローは感情などに応じて色や形状が変わる青い輪。髪色は淡い水色で、インナーカラーはピンク。カチューシャに大きな白いリボンをしている。またパンツは水色と白の縞模様なので空と雲をイメージしているのかも知れない。足元はリボン飾りの付いた白いスニーカー。
髪型で隠れた左目はアニメーションPVや募集演出で確認でき、右目とは異なって瞳孔に赤みの差したオッドアイ。
アニメ版の公式サイト開設に伴って身長が明かされたが、当初は145cmと表記されていたため、「頭のリボンを含めた自己申告だったのでは」とネタにされている。
性格や知識レベルなどは見た目相応。ちょっと幼く、抜けている。良く言えば純真、悪く言えば乗せられやすく食いしん坊(外のものが食べられるのかは別)。居眠りしながら好きなカステラやイチゴミルクの夢を見ていることもしばしば。
教室のような空間でずっと先生を待っていたようで、シッテムの箱を渡された先生との初対面の際には感動でテンパる様子も見せた。生体認証の為に画面に残された先生の指紋を見て「よく見えないかも」「これでいいですかね?」と大雑把に認証したり、最新機器と比較されて拗ねたり、どこかの宇宙人映画のようだと言われてツッコんだりと、大らかで情緒豊か。
ちなみにアロナの声は先生にしか聞こえないので、端から見れば独り言のように見えてしまうのだとか…
戦闘中のコメント、チュートリアル、募集(ガチャ)演出担当。
募集演出では用意した封筒を元気よく差し出すため、プレイヤーの間では「どの生徒が来るかはアロナの裁量次第」といった風説が存在し、お目当ての生徒が出なかったときには怨嗟の声が向けられることも…。
アロナ弁
ゲーム中の各システムに付随する音声案内ではCV担当の小原好美の声をベースにした合成音声で喋っており、独特のイントネーションやユニークな漢字読みは「アロナ弁」などと呼ばれ愛されている。調子が良くないと音ブレのようなノイズ混じり(メタな話をすると、アロナがプレイヤーを設定した名前で呼んでくれる機能との兼ね合いと思われる)になる。
OSであるがゆえにコンテンツの更新に伴って各セリフの発音もアップデートされる事があり、2023年11月のメンテナンスでは、発音がより自然な形になるよう調整され聞き取りやすくなった一方で、流暢になった喋りに寂しさを覚える先生も散見される。
「総力戦」を「そうりきせん」と読み間違えたこともあり、現在は修正されているものの、これはこれでアロナらしいので愛着を交えて「そうりきせん」と呼び続けている先生もいる。
アロナの教室
「お仕事」の選択画面に常駐しており、壁と天井が崩壊し、外に机が積み上がった青空と水平線の広がる教室のような空間で、空を眺めたり居眠りしたりしているアロナをつつくとこちらに気づいて近くにやって来る。
基本的には青空が広がっているが、不穏な状況になると夜空に星々の軌跡が現れる(お仕事選択画面は変化しない)。
日本版の公式動画『アロナちゃんねる』シリーズによると、この空間にも昼夜や季節、気温の概念があるようで、七夕の夜に笹を立てて短冊をかけたり、クリスマスの装飾で飾ったり、石油ストーブやこたつが置かれたりする(石油ストーブが置かれた季節はとっくに夏だったが)。さらに梅雨時にはなんと電子キノコが生え(データのゴミのようなものらしく、アロナが幻覚を見る効果がある)、夏場はこの空間も暑くなる(水びたしなので熱暴走はしない)。さらに、アロナ自身も正月太りしたり、花粉症になるようだ。どうなってるの…。
また、メインストーリー最終編「あまねく奇跡の始発点編」エピローグ以降に追加メンバーが増えて以降は夜の教室を見ることができるようになった。
シッテムの箱の管理者
『アロナちゃんねる』#31ではライフルのストックのようなものがついた傘(『オフィシャルアートワークス』曰く「傘+ショットガン」)を使う姿も確認できる。
また、『傘の用途』と題されたミニ漫画でシッテムの箱内に保管された18禁なファイルを銃撃で「削☆除」する姿が描かれている。
ストーリー中では以下の能力を発揮し、能力の発揮中は口調もマジメになる。
ただし、能力を多用するとアロナ自身も消耗するらしく、連戦だった最終編では能力を発動しようとして咳き込んでしまっている。
- 管理者不在で宙に浮いていたキヴォトスの中枢サンクトゥムタワーの制御権をわずかな時間で獲得
- デカグラマトンの預言者ケセドに対しハッキングを仕掛けて通路を拓く
- デカグラマトンのハッキングをくしゃみで吹き飛ばす(アロナはこのとき居眠りをしていた)
- 先生を防護フィールドで瓦礫や銃弾から守る
- カイザーコーポレーションがシッテムの箱のハッキングどころか電源すら入れられず、8社のデータセンターを逆にダウンさせる。
- ウトナピシュティムの本船の起動
- ウトナピシュティムの本船で起動による代償と、ウトナピシュティムの敵対勢力「名もなき神々の王女」であるアリスへの攻撃を密かに無効化
- 離れたところにあり物理的な接続もない端末のデータを自身に転送
その一方で、『アロナちゃんねる』#14では先生がゲームをたくさん立ち上げた負荷でOSが落ちてしまい、再起動がかかっていたりもする。
原因以外はアロナ側からも認識でき、どういうメカニズムなのかは不明だが汎用OSのアプリケーションも動かせる模様。
デュアルブートなのか、互換レイヤーがあるのか、はたまたエミュレータを使えるのか…?(仮にエミュレータであれば、シッテムの箱という通常とは異なる端末のOS内で、汎用OSの動きを再現し、その上でただでさえ負荷の大きいゲームを複数立ち上げていたとするならば通常よりも遥かに負荷がかかっていたことになるためOSが落ちてしまったとしてもそこまで不思議ではないかもしれない)
また、『アロナちゃんねる』#9でシロコが登場したときに先生が落とした程度では壊れなかったが、回想でシロコ*テラーが銃撃したときには画面が割れて壊れてしまったかに思われていたが…。
『アロナちゃんねる』#50によると、防水構造らしく雨で濡れても大丈夫。濡れてもアロナ側に特に変化は起きない様子。
その製造元、OS、システム構造に至るまで全てが謎に包まれており、先生以外には起動すらできなかった。当然、一度シャットダウンすると先生でないと再び起動できない。
海外版公式YouTubeチャンネルにおいて
日本ではX(twitter)で広報しているのもアロナ自身(という設定)で、youtubeでもアロナちゃんねるや生放送の前説でアロナ本人が登場するが、海外ではアロナの姿をした別人という構造も持つ。各国の作中名と広報活動をまず概観する
- アロナ(日本語版)
- Xではメンテナンスのたびアロナ(とプラナ)のgifが使用され、アロナが広報という設定が見られる。また、アロナちゃんねる等の動画ではアロナ本人が広報を担当している
- グローバル版全体
- グローバル版の4言語はゲーム内でも日本語音声を使用している(24/07/23に韓国語音声が追加)ため、(日本語版声優の小原好美がペンタリンガルでない限り)「各国語でアロナ本人が広報する」ことがまず不可能であることは前提にあると思われる
- 22年3月、アロナでなく全く新規の公式Vtuber「イルア」をデビューさせ、グローバル版の広報を担当させると思われる発表があったが、都合によりリリースカウントダウン初日に企画中止。以降、アロナ本人や、アロナの姿をした別人など、アロナを通じた各言語ごとの広報が見られるようになった
- 아로나(グローバル韓国語版、読みは「あろな」)
- Arona(グローバル英語版、読みは「あろな」)
- SNS等でArona本人として発信がある一方、アロナのコスプレをしたCM(community manager)だと名乗る『CM Arcie』が存在し、23年7月からアシスタント的ポジションのMod Senseiとともに不定期にyoutubeで生配信している。当人がコスプレと言う通り、もちろんアロナ(Arona)本人ではない
- 彩奈(グローバル繁体字中国語版、文字の読みはツァイナだがゲーム内音声では「あろな」)
- SNS等で彩奈本人として発信がある一方、アロナの姿をしたCMとして『CM 彩奈』が存在する。youtube上では22年8月ごろから喋る姿が確認され、今では頻繁にCM 彩奈が生配信や動画公開を行っている。Arcieと違いアロナ本人も広報担当も同じ『彩奈』表記であり、活動における線引きは曖昧。
- ただ、明らかにアロナでない人間の姿でイベントレポートをすることもあるし、動画内で「アロナ」「ツァイナ(彩奈)」「CM 彩奈」等名前を呼び分けることもあり、CM彩奈はアロナ(彩奈)本人ではないものとして活動しているとみられる。
- 例えばキム・ヨンハPDに突撃インタビューをした際は、韓国語に合わせアロナ(아로나)呼びではあるものの、双方ともに『しーえむあろな』と呼び、『あろな』とは呼ばない(動画7:28〜)。一方で、youtubeではCM彩奈か彩奈自身か判別できない動画も多い。
- この独特な台湾のアロナを、「彩奈」を日本語読みした「あやな」と呼ぶ日本の先生もいる。
- อะโรน่า(グローバルタイ語版、読みは「あろな」)
- 公式の告知に「こんにちは先生、อะโรน่าです!」から入るなど、SNS上ではอะโรน่า本人として発信がある一方、アロナちゃんねるやCM Arcie・彩奈のような独立した広報活動は見られない。ソンクラーンなどタイ固有の祝祭日には、タイらしい服装のอะโรน่าが描かれることも。
- 阿洛娜(簡体字中国語版、読みは「あろな」)
- 日本同様、メンテナンス告知や定期的に発表される中長期の更新予定もアロナ(阿洛娜)名義で発される。アロナちゃんねるのような定期的なものはないが、24/08/03に1周年記念で3Dのアロナ本人が先生を祝う動画が公開された。
特筆すべきは英語のCM ArcieとCM彩奈で、公式YouTubeチャンネルではバーチャルYouTuberのような立ち位置でも活動している。日本のアロナちゃんねると違いアロナ本人ではなく、あくまでその姿をしたCMではあるが、アロナ本人でないからこそ自由度が高いのか、CM2人には多彩な衣装バリエーションが用意されている。3Dモデルがない代わりにチアガールやチャイナドレス、体操服や晴れ着など、現在までにそのバリエーションは10種類を越えており、日本のアロナ本人にも輸入してほしいとの声もある。
youtubeでの活動もやはり自由度高く、ホットドッグの服を着たり強風オールバックをカバーしてみたり、おもむろにプラモデルを作り始め、完成したらガチャを回すといった奇行に走ったこともある。
台湾版ではCM彩奈のみならず、本来の彩奈にもスタンプなどでホットドッグ姿が波及している。
各国語版の公式youtubeチャンネルは、日本版のPVをそのまま字幕を載せ導入した映像と、(CM彩奈やCM Arcieを含む)各地域独自に制作された映像がある。前者は日本版の映像のためもちろんCVは日本語と同じ小原好美。ショートアニメも字幕ではあるものの配信されたが、『アロナちゃんねる/アロプラちゃんねる』とユウカ&ノア・アリス・シロコ&対策委員会一同、アル&便利屋68一同、カズサのショート動画については日本限定のため配信されていない。
特にぶっ飛んでいるのは台湾だが、他は普通…かと思いきや、タイ版はやけに頼もしく、不正ユーザーをBANした際は「不正ユーザーに慈悲は無い」との発言を残している。
キャラソン
2023年10月の生放送でキャラクターソングシリーズ「青春あんさんぶる」が発表され、同時にトップバッターを飾った。
曲名は「エブリディいっしょ♪」。作曲はすべてをギャグ時空に巻き込む魔法の曲で知られるミツキヨ氏。配信も行われるが、CDにのみボイスドラマのトラックがある。
関連動画
アロナちゃんねる → アロプラちゃんねる
「先生こんにちは!アロナちゃんねるのお時間です!」
YouTubeの日本版公式チャンネルやTwitterで不定期に公開される、アロナをメインにしたアニメーション動画。全53回。2021年4月7日の初回から2023年7月23日までの2年3ヶ月、先生達に今後の展開や癒し、笑いを提供した。
クリスマスのコスプレをしてみたりランドセルを背負ったり、ハロウィンの仮装をしたりと様々な姿を見ることができるのだが、内容が次に登場するキャラクターの伏線になっていた、なんてことも。
前述の通り、ここではアロナは人間の声の音質で流暢に話すことができる。初期はロゴが無かったが、#18から専用のロゴがつけられた。
基本的にはアロナ以外は登場しないのだが、#9ではシロコと先生に出番を取られてしまった。
更にクリスマス拡大版ではシロコの他にヒフミとアルも出演した。
ちなみにこの『アロナちゃんねる』での話題だが、次のアップデート追加されるキャラや開催されるイベントを暗喩する内容となっている回がいくつかあることから、一部の神学者先生の間では「神託」と呼ばれており、新たに動画(神託)が投稿される度その解釈を巡り議論が行われている。
グローバル版の公式チャンネルでは『アロナちゃんねる』が無いため、海外の先生達からのコメントも散見されたりする。
2023年7月23日に最終回…となったが、その日の生放送の最後に新レギュラーを加えた番組にリニューアルすることが発表され、まだまだ続くことが判明。先生達を安心させた。
PV
事前登録受付中PV。ナレーションはアロナ=小原好美。
新PV
2種類の新PV。ナレーションは同じくアロナ=小原好美。
「強風オールバック」カバー(台湾版)
台湾版公式によるパロディ。日本語字幕あり。ガチャで爆死して「勘弁してくれよ!」と怨嗟の声が向けられることもネタにされている。
関連イラスト
前述の『アロナちゃんねる』で先生にことあるごとに黒ビキニを着せられそうになっているせいか、黒ビキニを着用したイラストも複数見られる。
ちなみにその後、『アロナちゃんねる』#36で本当に着ている姿を見せたほか、台湾版の公式チャンネルでもこの姿になった。
関連タグ
連邦生徒会長…先生にシッテムの箱を用意していた人物。外見が非常に似通っているほか、CVが同一人物であるため何かしらの関係性を疑う先生は多い。
関連リンク
ここより先ネタバレ注意
プレナパテスの完全な消失と共に去ろうとしたプラナを、アロナはこちら側のシッテムの箱に受け入れる。そのため最終編クリア後はプラナが実際にお仕事選択画面に登場するようになる。
しかしその影響で大幅に容量を食っているらしく、普段以上に眠くなることが増えた模様。
最終編の後日談(1)で、プラナは「ここでも」連邦生徒会長が行方不明であることを認識する。(即ち、プラナの次元においても同様に連邦生徒会長は行方不明であると考えられる)
続く後日談(2)で、プラナは(プラナの次元における)シッテムの箱のOSである自身とアロナが異なる存在であることも併せて説明する仮説を立て、アロナの寝姿に対し「ここに居たのですね」「連邦生徒会長」と呟いたが……。
2024年2月現在、このプラナの「仮説」の内容はまだ明かされていない。
なお、この一連からOS「A.R.O.N.A」本来の姿はプラナの方だと仮定して、アロナはイレギュラーな状態であると推測するプレイヤーも多い。