槙野智章「出てないんです!!」
本田圭佑「まだ泣くのは早いで!!」
概要
日本はこのグループにてドイツに2-1と勝利し、ドーハの歓喜に沸いたが、続くコスタリカに0-1と敗れてしまう。グループ最終戦の相手はFIFAランキング7位でコスタリカ相手に7-0と大勝したスペイン。日本はこのスペイン相手に最低でも引き分け、できれば勝利が必要であった。
試合早々スペインの猛攻に遭い、前半11分に早くも失点してしまう。しかしその後はなんとか守り抜き、0-1で前半を終える。後半になり森保監督は堂安律と三笘薫を投入するとまず堂安が期待に応え、後半3分に同点ゴールを決める。そして後半6分に堂安が再びシュートを放つもゴールを逸れてボールはエリア外に出ようとしていた。
しかしそのボールを三笘が必死に追い、ラインから出たかどうかの場所で左足でボールを当て、そのボールがスペインゴール前に飛んでそれを田中碧が押し込んでゴール。しかしスペイン側が三笘が充てる前にボールがエリア外に出ていたとアピールしたため、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定となる。
そしてVARの結果は「三笘はボールが完全にエリア外に出る前に拾っていた」としてゴールが認められ日本は逆転。その後スペインの猛攻を防ぎ切り、2-1で勝利し決勝トーナメント進出を決めた。
但し映像を見ると角度によっては出ているように見え、誤審ではという論調が少なからず発生した。そこでFIFAは公式Twitterでゴール真横からのスロー映像を公開してきちんと確認した旨をツィート。またブラジルのメディアも反対側からの画像を添えて「ボールの端面(ボールの接地点基準ではなく地面についていない部分を含めたボール全体)がわずかに残っている」とツィートした。なお、ブラジルが出した画像でどれだけラインに残っていたか計測した結果、わずか1.88mmという結果であった。そのためこの出来事を三笘がボールを拾った時の残りラインにちなみ「三笘の1mm」と呼ばれるようになった。
伝説の1mm再び
2023年サッカー女子ワールドカップ・決勝トーナメント1回戦・アメリカ対スウェーデン戦において。
両チーム延長戦を戦っても得点が入らず、0-0のままPK戦に持ち込まれることになった。
そのPK戦において、スウェーデンの7人目のキッカー・フルティグが蹴ったボールをアメリカGKのネイハーが弾き返すも、VAR判定により、僅かにゴールラインを超えていると判定され、PK成功となり、これによりスウェーデンがPK戦を制した。
ラインを超えていたということで、三笘の1mmとは逆のケースになるが、僅かな差により決着がついたことにより、これを三笘の1mmになぞらえて『フルティグの1mm』と呼ばれることもある。
源田の1ミリ
一方野球の国際大会WBCでも日本はハイテクによるジャッジに助けられることになる。
第5回大会準決勝のメキシコ戦で3-0でリードされた日本は7回表、出塁したアラン・トレホの盗塁にショートの源田壮亮が対応するも判定はセーフ。ところが、この判定に監督の栗山英樹はチャレンジ権を使うと、ビデオ判定ではトレホがベースにタッチしていなかった僅かな間に源田のグラブが触れていたとして判定が覆る。ピンチを凌いだ日本はその裏に吉田正尚が3ランホームランで追いつき、激しい攻防の末に不調だった村上宗隆がサヨナラ安打を決めて劇的な逆転勝利を飾った。
ちなみにこの呼称は元プロ野球選手の里崎智也が最初に命名したとされる。
里崎氏は近年、元サッカー選手YouTuberの那須大亮氏ともコラボ共演を何度も行っており仲も良いため、ある程度サッカーにも通している側面があったのかもしれない。
Pixiv上の扱い
pixiv上では円(球体)が線にわずかに乗っている画像を説明する場合に使われる。ちなみにこの三笘の1mmのおかげでドイツ代表はグループリーグ敗退(三笘の1mmが無効であればドイツが決勝トーナメントへ行き、日本が敗退していた)したこともあり、ドーハの歓喜同様このウマ娘絡みに付けられることもある。