人物
CV:優希知冴(第2シリーズまで)/村井美里(第3シリーズ)
演者:佐久間由衣
趙国軍に所属する二刀流の剣士で、新・三大天の一人李牧の護衛として登場。男勝りな性格の女傑。見た目の好さもあってか趙軍では人気で、城壁から落ちかけた時は彼女を助けようと兵が大勢殺到していた。単独で隠密行動をとる事が多い李牧の傍らに常に控え、軍師・策略家の厳しさを肌で感じている。李牧が死ぬ時は自分も死ぬと語って憚らないほど、忠誠心は舜水樹共々非常に高く、最早信者の域にまで達している。
李牧からの信頼も非常に厚く、秦趙同盟締結直後に期間についての情報があったり、楚趙宰相同士の密会場の警護を任されたばかりか、この段階で目的を知らされている様であったりと、国家機密に相当する情報も共有している描写が多く見られる。
一方で李牧に対して主君以上の想いを抱いており、主従の一線を越えることに迷いつつも、熱視線を送ったり抱きついたりと度々アプローチしている。果ては彼と家庭を持つ妄想までしていた。事ある毎に自分に言い寄る傅抵には冷たく当たる。
しかし番吾城防衛の直前に李牧とは両想いであったことを知る。
馬陽防衛戦を見学していた蒙毅や河了貂と出会い、河了貂が女であることを見破る。
カイネ曰く「このご時世、男装して生き抜く女は珍しくはないっちゃーない」。
河了貂に対しては、戦国の世に戦場で生きる女性同士として気に掛けており、敵である事を強調しながらも、たびたび彼女を気遣う場面が見られる。
信とは、秦趙同盟の祝宴で出会った時から折合いが悪く、「男女」と呼ばれている。
李牧(読切作品)
趙の北方、雁門に駐屯する国境軍に属する剣士。
非常に好戦的である。
幼い頃に両親を匈奴に殺された経緯を持ち、匈奴に対しては並々ならぬ憎しみを抱いている。
その為、当初は将軍となった李牧の「不戦逃避」という方針に反発していたが、その後、李牧と対話していく中で作戦の深意を知った。
同僚・昭の密告によって李牧が将軍職を解任され、後任となった将軍による作戦が失敗。
鴈門が陥落し多くの仲間を失った事で、李牧の語った「生」の重みを身をもって理解した。
この直後に李牧が戻り、将軍として復帰した所で読み切り作品は終わっている。
昭との関係ははっきりと明言されていないが、作中の描写からカイネの弟分のような存在であったと思われる。
総集編Ⅱでの作者コメントで『キングダム』のカイネと同一人物であることが明かされている。
その他
同作者の読み切り作品『馬酒兵三百』に登場する山民族の族長と同名であるが、関係性は明らかにされていない。