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概要

李牧傘下将軍。李牧軍副官で軍内随一の智将。

感情が乏しく常に無表情(このためか傅抵からは冷たく無視されそうと苦手に思われている)だが、思考を巡らせると一転して雰囲気が変わる。

年齢は不明だがコミック冒頭の人物紹介では「若き将軍」と明言されている。

ちなみに先天的にメラニンが欠乏する遺伝子を持つ場合(アルビノ)は、生まれつき白髪・銀髪を持つこともあるため、若い将軍が白髪なのは理論上あり得る。

キングダム公式ガイドブック『戦国七雄人物録』によると、詳細は不明だが北の異民族の血が混じっているらしい。

その関係から匈奴の文化をよく知り、言語も話すことができる。

番吾開戦前の発言から、雁門兵から成り上がって武将になった訳では無いらしいが、匈奴絡みの何らかの事情で李牧にスカウトされたと考えれば一応説明はつくだろう。

編では、秦国軍の動向を探り、わずかな情報から敵の狙いが趙西部の防衛線ではなく別の可能性があるといち早く感付き、李牧に報告する。

その後、李牧の命令で橑陽軍総大将となり、山の民を殲滅する為に橑陽城まで撤退する事で犬戎族を嗾けて楊端和と戦い、9日目に追い詰めるも楊端和が自身を囮とする事で別働隊の猿手族によって橑陽を失って撤退。

その後、列尾に向かい、敵の退路を塞ぎにかかる。

扈輒とともに列尾を死守し北部軍の増援を待つが、李牧の投獄と北部軍不動の知らせを受けて激昂。

扈輒の提案を受けて、列尾から撤退する。

その後は李牧を救出するために、カイネ達を率いて居所の捜索をしていた。

しかし、事態の急変で李牧と太子嘉を守る為に馬南慈傅抵と共に李牧軍を率いて王都の外で邯鄲軍と交戦し、脱出に成功した李牧と合流すると李牧と共に青歌へ向かう。

白ナス

登場当初からその独特な髪形やエキセントリックな挙動により、ネタに事欠かない人物でもある。

  • 彼の白髪はそもそも背景に溶け込めていないため、良くも悪くも目立つ
  • わずかな情報から敵の狙いが趙西部の防衛線ではないことに気付くまでの過程は、傍から見れば独り言を言っているようにしか見えず、考えがまとまった途端に人が変わったように荒れ出す
  • 橑陽での戦いの序盤、楊端和を挑発するため、山の民の首に縄を巻き、彼が縄を離すと同時に串刺しにするまではともかく、縄を離した際の謎ポーズで楊端和にアピールしている(公孫龍にも顔に似合わず派手な登場と言われている)
  • 李牧傘下将軍の中でも特に過激な思想を持っており、朱海平原で李牧が勝つことを絶対視していたり、太子嘉を差し置いて李牧が新王朝を築く旨を言い放ったりしている
  • 李牧が投獄され斬首になると聞いて、それを伝えに来た伝令に切りかかり「我らの王はどこまで愚かなのか!」と言い放つ(伝令は殺していないが、列尾城の床にひびが入った)
  • 上記の場面の顔芸も含め、彼がそもそもあちらこちらのようなジャンプ系ギャグ漫画に出てくるようなデザイン
  • 『戦国七雄人物録』では彼の髪形をかっこいいと評している

攻略が慶舎が討たれた黒羊編の直後の話であることから、一説では慶舎の代わりに用意された寡黙系キャラなのではと言った疑惑もあるが、上記の通り彼とは似ても似つかないほどキャラが濃いため、恐らく元から意図していないと思われる。

ちなみに初出は黒羊丘の戦いを李牧・馬南慈と観戦していた所だが、アニメでは馬南慈ととも姿は見られるものの台詞はカットされた。

橑陽城が陥落した最大の原因は、彼の作戦である山の民の殲滅に起因し、特に楊端和を討つため、犬戒族の王・ロゾも疑うこともなく付いて回っていたことにある。

楊端和討伐のため兵力の大半を費やした結果、橑陽城が手薄になっていたが、あろうことか楊端和を追い詰めるまで気づいていなかった

しかも気づいた契機は、ロゾが嬉々として自分の城から遠く離れていることを説明したことにあり、さらに言えば数話前に「猿共の考える事などお見通しだ!!」と言っているのだから救いようがない。

挙句の果てには(李牧も悪いため彼だけの責任ではないが)犬戒族の王・ロゾの圧政を知った上で放置していた彼らの対応が悪かったことで、圧政から解放すると宣言し城の女子供を手にかけないと確実に言える楊端和にあっさり手のひらを返され、犬戒族山の民の側についてしまった

これにより橑陽城側の構図としては、山の民・軍に加え犬戒族が加わり、舜水樹軍・公孫龍軍のみとなった趙軍は、橑陽城から撤退を余儀なくされたのである。

だが、そのあと彼が向かったのは扈輒がいる列尾城であり、今なお戦っている最中の朱海平原ではなかった

橑陽城が陥落してもまだ朱海平原の戦いは終わっておらず、確かに退路を断ち食糧難で全滅も狙えるが、肝心の朱海平原で李牧を失っては、退路を断ったところで趙軍も後がないとは考えなかったのだろう。

また、食糧問題については秦国側から用意する手段が全て断たれるのは王翦が既に考えていたため、秦国側の陸と海の食糧を潰してアホ共とドヤ顔をしている場合ではない

以上の無能ぶりも含めネタに事欠かないキャラクター性から某有名掲示板では白ナスと呼ばれ、彼の名前が難しいことからSNSも含めこちらで呼ばれることが多い。

一方、影丘以降では空気を読んだのか出番に乏しく、ネタも少ない。

肥下の戦いでは影丘の虐殺を引き起こした桓騎を殺すためと赤麗城の住民に危機感を煽り井戸水に毒を仕込む策を李牧に提案し、間接的なため作中で話題に上がらないが肥下の戦いの勝利に貢献している(それどころか李牧の無能ぶりを鑑みるとMVPと言えるかもしれない)。

上記の鄴の戦績には根に持っており、秦軍のメンバーが全く同じ番吾の戦いではリベンジに燃えている。

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    李牧が趙王の元稚児・男寵であったという設定の話。匂わせはあるけど直接的なエロはなし。 悼襄王の父王に召し上げられた稚児時代~雁門時代、原作での時間軸は鄴攻め後の邯鄲脱出までの話。 李牧が理不尽な扱いを受け精神が摩耗する様を様々なキャラとの関わりを交え、独自解釈で原作を読み解いて描いております。 カップリング要素はありません(趙王とは命令上の絡み、カイネとは原作の範疇の絡みです) お気軽にご感想コメント・メッセージなどいただけると嬉しいです! 匿名メッセージはこちらから https://wavebox.me/wave/b7q85ptbso99y81c/
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