CV:斉藤次郎
概要
趙国将軍。左目の傷痕が特徴の男性である。
攻守ともに安定感があり、あらゆる戦場で活躍できることから、「万能の公孫龍」という異名を持っている。
尤も、作中では万能であっても目立った活躍はなく、馬陽では趙荘の副将、合従軍では慶舎率いる将軍の一人、橑陽城では舜水樹の副将と言ったように、総大将にはなっていない。
総大将となると本陣の防衛が中心となり万能と言われる能力が損なわれることから、適材適所という観点では正解かもしれない。
李牧の邯鄲脱出には同行していないが、李牧が青歌城にいる間邯鄲の様子を伝えるなど、李牧側の人物。他にも、馬陽では李牧の出陣を知らされていたり(副将で知らされていたのは彼だけだった)、咸陽に行く羽目になった李牧に軍を率いて同行したり、李牧の命令で軍を動かし燕軍と交戦したり(他の将軍への伝達も彼が行っていた)もしている。馬南慈が現れる以前は李牧に最も近い将軍だった。橑陽戦で右手を失う重傷を負ってからは以降は出陣していないが、平陽戦の直前、前線の少し前まで進軍しようとしていた李白に桓騎の恐ろしさを警告していた。
来歴
紀元前244年 馬陽編。実質的な総大将の趙荘を除いては、李牧の援軍のことを唯一知っていた。
紀元前242年 李牧率いる将軍の一人として燕に侵攻(直接の描写はないが直前に軍を起こすよう指示されている)。
紀元前241年 合従軍編。慶舎率いる将軍の一人として参戦。
紀元前236年 鄴編。舜水樹の副将として橑陽で楊端和率いる山の民と激突し、右手を失う。この後の影丘編にて、李白に桓騎について警告。
モデル
『キングダム』では将軍を務める公孫龍だが、史実では思想家・政治家。趙の平原君の食客。諸子百家の名家の筆頭。