概要
CV:内山昂輝
第五章「2.5次元舞台編」で初登場。年齢は19歳。劇団ララライの看板役者で、帝国演劇賞最優秀男優賞受賞。月9主演俳優経験もあり、数々の賞を受賞している。
舞台『東京ブレイド』では主人公役を演じる。
基本的に無表情で、いつも気だるげなテンションの青年。眼鏡。口調も淡々としている。
一方で、その演技は天才的であり、『東京ブレイド』の時は人が変わったように溌剌とした青年を演じていた。眼鏡をしなければあまり見えないが、「役者は動きが分かればいい」「コンタクトは怖い」と、裸眼のまま演技をしている。
私生活では抜けており、教習所の爺さんに褒められたからと調子に乗って運転した結果、納車したばかりの高級新車を事故で廃車にした。また、おバカな一面もあり、台本に書かれていた防人を「ぼうじん」と読んでいた。そういう面もあり、不知火フリルからは「ちょっと演技できるだけでただのアホ」と散々な評価を受けている。
養護施設出身であり、施設を出た後は金田一敏朗に面倒を見てもらっていた。
父親は上原清十郎で母親は姫川愛梨。両親は共に役者で、大輝が5歳の時に二人とも心中している。
余談
奇妙にも、黒髪に眼鏡・長身という出立ちから、星野アクアの前世である雨宮吾郎と似ている。
彼が登場する2.5次元舞台編では、吾郎がアクアの内心に語りかける形で登場しており、本作が掲載されている漫画アプリ「ジャンプ+」のコメント欄にも吾郎と姫川を間違えるコメントが存在していた。
作中に運転免許を取得し車を購入するがアクアたちを乗せたドライブで電信柱相手に事故ってしまう。
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ネタバレ注意!
アクア「俺と姫川さん」
アクア「父親が同じなんですよ」
アクアが自身の父親を特定する為に行ったDNA鑑定の結果、姫川とアクアの父親は同じ、つまり異母兄弟だと判明した。
つまりは、アクアの妹である星野ルビーとも異母兄妹である。
そして、姫川大輝の父は上述の上原清十郎である為、星野兄妹の父も上原清十郎という事になる。
と、思われたが…?
この先、作中最大のネタバレ注意!
遂に明らかになった星野兄妹の父の正体は、上原清十郎とは別の男であった。
姫川とアクアはDNA鑑定で「父親が同じ」と結果が出ている為、姫川の父親も清十郎では無かった事になる。
そのロジックとしては、姫川大輝の母親が姫川愛梨である事に間違いは無く、清十郎と愛梨が婚姻関係にあったのは事実だが、だからといって愛梨を妊娠させたのが清十郎であるとは限らないのである。(同時に心中の動機も成立してしまう)
姫川愛梨が姫川大輝を妊娠したタイミングとして、あり得る可能性は以下の二つ。
- 清十郎との婚姻前に妊娠し、その後清十郎と結婚した
- 清十郎との婚姻後に妊娠した
後者の場合、姫川大輝は「不義の子」という事になる。仮に前者であったとしても後述の問題がある。
更には、姫川大輝は現年齢から計算すると父親が11歳の時の子供という事になる。
もし大輝が清十郎と愛梨の婚姻後に産まれた子である場合、婚外交渉による不義の子、婚姻前であってもよほどのスピード婚や授かり婚とした場合を除き、やはり浮気による不義の子と看做され、かつ婚姻前後によらず実の父親は性交同意年齢にも達していない未成年であり、母親は性犯罪者という、出生に様々な問題を抱える存在となる。
もしそれらが表に出た場合、とんでもないスキャンダルになる事は間違いないだろう。しかし……
原作139話で、遂に映画『15年の嘘』にて彼の両親が登場。姫川大輝が戸籍上の父親である上原清十郎を演じる。実の父親・カミキヒカルは異母弟の星野アクアが演じるが、ここで愛梨(演:不知火フリル)が清十郎と結婚してもなおカミキとの関係が続いていることが示唆される。
続く140話にも愛梨が登場し、小児性愛者であるとされた。つまりこの映画の公開は、アイの半生のみならず姫川大輝の出生の秘密(不義の子であること)を暴露することにも繋がるのである。先述の通り、大輝は上原清十郎を演じることとなるが、これについては「最悪の気分だ」と話している。