概要
東京都にある私立大学。
所謂MARCHの一角であり、首都圏の有名私大のひとつとされる。通称は「法政」。
1880年設立の東京法学社、および1886年設立の東京仏学校を前身とする。
明治初期の頃、近代国家にふさわしい制度づくりの必要性や、自由民権運動が高揚する時代背景などから、近代的な法治システムや権利義務等を教育する、フランス法系の私立法律学校として創設された。
その名の通り、法学部が看板学部であり、現存する日本の私学としては最古の法学部を有する。
野球部は東京六大学リーグに所属しており、鶴岡一人を初めとして、戦前から今日に至るまで、多くの有名選手を輩出してきた名門として知られる。
箱根駅伝の常連(80回出場は歴代4位)であるが、未だに総合優勝なしとあまり強くはない。それでも時々インパクトのある走りを見せることから、駅伝ファンからの通称は「意外性の法政」。
かつては「法政の貧乏くささを守る会」なるサークルが存在するほど地味大学のイメージがあったが、市ヶ谷キャンパスに創立120周年記念事業の一環として建てられた超高層ビル「ボアソナードタワー」開業により、人気急上昇中(なお国内大学の建造物としては工学院大学新宿キャンパス高層棟に次ぐ2番目の高さを誇る)。
その甲斐あってか近年志願者数、偏差値を急激に伸ばしている。大学志願者数ランキングでは、2017年・2018年に2位(東日本1位)、後期日程を除くと2007年〜2014年・2016年に3位、2017年・2018年に2位(東日本1位)となっている(法政大学は後期日程の入試を行っていない。)
一方、中核派の牙城という不名誉な形でも名が売れており、入学式で「入ってはいけないサークル一覧」が読み上げられるなど、一部60年代の空気を引きずっているところがある。特に本部の存在する市ヶ谷キャンパスは、皇居、靖国神社と防衛省に挟まれるような東京のど真ん中にあり、それらの警備の厳しさから余計に物々しい空気が漂っている。
大半の学生や教職員は過激派と関連付けられることを嫌い、最新の設備で都会的なイメージを前面に出し、大学はそのようなイメージの払拭、中核派の人物の排斥に務めている。
主な出身者
以下敬称略