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鈴木直道

すずきなおみち

鈴木 直道 (すずき なおみち 1981年〈[[昭和]]56年〉3月14日)は、日本の政治家。北海道知事(第19代・20代)。2011年4月24日から2019年2月28日までの2期8年、夕張市長(第18代・19代)を務めた。
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来歴編集

1981年(昭和56年)3月14日埼玉県春日部市で誕生。同県三郷市で育つ『女性セブン』2011年5月26日号 [http://www.news-postseven.com/archives/20110515_20301.html 週刊ポストネット]。埼玉県立三郷高等学校在学中に両親が離婚。母のもとで育ち、経済的な事情から大学進学を断念。


東京都職員編集

東京都人事委員会|東京都職員採用試験に合格し、高校卒業後の1999年4月、東京都庁に入庁した。19歳の2000年4月、都職員として勤務しながら法政大学夜間学部|第二部法学部法律学科(2002年で募集停止し、2010年閉課。)に入学『SANKEI EXPRESS』2011年4月26日 [http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110426/stt11042609280003-n1.htm]し地方自治を専攻、2004年卒業。


東京都職員時代は、東京都衛生局(のちの東京都福祉保健局)に入局し、東京都地方衛生研究所|衛生研究所(のちの東京都健康安全研究センター)、東京都立北療育医療センター、福祉保健局保健政策部疾病対策課に在職した。


2008年1月、福祉保健局総務部#行政機関の総務部署|総務部総務課主任在職中に、猪瀬直樹東京都副知事の発案により北海道夕張市の市民課市民保険グループに派遣され、主に医療保険事務を担当した。


2010年、東京都知事本局(のちの東京都政策企画局)総務部総務課主任として内閣府地域主権戦略室に出向。同年、夕張市行政参与[http://www.naomichi-suzuki.com/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB 「鈴木直道からのメッセージ」]鈴木直道[https://www.city.yubari.lg.jp/gyoseijoho/shichoshitsu/profile/index.html 「市長プロフィール」]夕張市[http://www.hosei.ac.jp/koho/pickup/ob-og/2009/091220.html 東京都福祉保健局総務部総務課主任(夕張市派遣) 鈴木 直道さん]法政大2009年12月20日。


夕張市長在任編集


2010年11月25日、夕張市の市民グループ「夕張市長選挙を通じ夕張市の未来を考える有志」の呼びかけ人である荒舘康治ゆうばり国際ファンタスティック映画祭の企画や『おふくろ先生のゆうばり診療日記』のロケーション手配等を手がけるイベント企画会社「ネクスト夕張」の関係者。夕張の未来を考える会代表。が、北海道を訪れていた鈴木に新千歳空港で夕張市長選挙に出馬するよう要請した。石原慎太郎東京都知事、猪瀬直樹副知事が共に立候補に賛意を示した。11月30日に東京都職員を退職し、夕張市長選挙に出馬することを表明し、12月8日に同市へ転居した。


2011年1月15日に記者会見を開き正式に出馬を表明した。同年4月の第17回統一地方選挙|統一地方選挙の一環で実施される新人対決の夕張市長選挙に無所属で出馬し、自由民主党_(日本)|自民公明党|公明みんなの党|みんな3党の推薦を受けた元衆議院議員飯島夕雁や、実業家の羽柴誠三秀吉らを破り、初当選を果たした。'''全国最年少の30歳1ヵ月で市長に就任した'''。


2015年4月、夕張市長に再選される。


北海道知事在任編集

2019年1月29日、現職の高橋はるみの任期満了(国政進出、第25回参議院議員通常選挙|第25回参院選への出馬意向)に伴う2019年北海道知事選挙に無所属で立候補する意向を表明、同年2月28日に夕張市長退任。記者団の取材に対し、「(国政与党の)自由民主党 (日本)|自民党公明党に推薦を求める」と述べた{{Cite news | url =https://www.asahi.com/articles/ASM1Y2TFRM1YIIPE003.html | title = 37歳の夕張市長、北海道知事選出馬へ 無所属で | newspaper = 『朝日新聞』 | date = 2019-01-2 | accessdate = 2019-01-29}}。


同年4月7日投開票の2019年北海道知事選挙|北海道知事選挙では、新人同士対決で、自由民主党・公明党・新党大地から推薦を受け、立憲民主党 (日本 2017)|立憲民主党国民民主党 (日本 2018)|国民民主党日本共産党自由党 (日本 2016-2019)|自由党社会民主党 (日本 1996-)|社会民主党が推薦する野党統一候補の石川知裕(元:衆議院議員)を破り、初当選を果たした{{Cite web|title=北海道知事選、鈴木氏が初当選 与党系が制す|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43327140U9A400C1L92000/|website=『日本経済新聞』|date=2019-04-07|accessdate=2019-04-08|language=ja}}{{Cite web|title=北海道知事選、全国最年少38歳の鈴木直道氏「ピンチをチャンスに」|url=https://www.sankei.com/article/20190407-HZZSJY6XRNJPPGLNORKSJ6NRGU/|website=産経新聞|産経ニュース|date=2019-04-07|accessdate=2019-04-08|language=ja|first=SANKEI DIGITAL|last=INC}}{{Cite web|title=北海道知事に与党系の前夕張市長が当確 野党候補破る:朝日新聞デジタル|url=https://www.asahi.com/articles/ASM456H8GM45IIPE023.html|website=朝日新聞デジタル|accessdate=2019-04-08|language=ja}}。同年4月23日、公選第19代北海道知事一覧|北海道知事就任。


2022年3月2日、大石賢吾が39歳8ヶ月で長崎県知事に就任するまで、'''都道府県知事47名の中では最年少'''だった。


2023年1月15日、同年4月9日執行の2023年北海道知事選挙|北海道知事選挙に再選を目指して立候補することを表明した{{Cite news | url =https://www.chunichi.co.jp/article/618086 | title = 北海道知事が再選出馬を表明 「道民の暮らし守り抜く」 | newspaper = 『中日新聞』 | date = 2023年1月15日 13時38分 | accessdate = 2023年1月15日}}</ref>。前回同様、自民党・公明党・新党大地から推薦を受け、結果、75%の得票率を得て、立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党が推薦、国民民主党 (日本 2020)|国民民主党道連・共産党・社民党道連が推薦する池田真紀 (政治家)|池田真紀(元:衆議院議員)らを大差で破って再選した{{Cite web |title=鈴木直道氏の再選確実 道知事選:北海道新聞デジタル |url=https://www.hokkaido-np.co.jp/article/829439 |website=北海道新聞デジタル |access-date=2023-04-10 |language=ja}}{{Cite web |title=北海道知事選挙 現職の鈴木直道氏が与野党対決を制し再選|NHK 北海道のニュース |url=https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20230410/7000056647.html |website=NHK NEWS WEB |access-date=2023-04-10 |last=日本放送協会}}。


東京都職員として夕張派遣編集

夕張市は当時、財政再建団体(のちの制度では財政再生団体)に転落しており、富裕な東京都として他地域を支援するとともに、財政破綻の影響を都職員に実感してもらうため送り込まれた2人のうちの1人だった。当初派遣は1年間の予定だったが、本人の希望もあって800日ほどに延長された{{Cite web | url = https://style.nikkei.com/article/DGXBZO65439200X10C14A1000000?channel=DF130120166044&page=2 | title = 夕張の現実は日本の明日 夕張市長 鈴木直道(2)(2/3) | website = NIKKEI STYLE | publisher = 日本経済新聞社 | date = 2014-01-21 | accessdate = 2019-04-09 }}【ストーリー】36歳・鈴木直道市長/夕張再生めざし格闘『毎日新聞』朝刊2017年12月17日(3面){{YouTube|Ugboi46G-DU|鈴木直道さん 都職員の夕張派遣、密着800日(1)}}{{Accessdate|2020-03-12}}</ref><ref>{{YouTube|wBULt8af-2A|鈴木直道さん 都職員の夕張派遣、密着800日(2)}}{{Accessdate|2020-03-12}}。


また特定非営利活動法人ゆうばり観光協会、ゆうばり再生市民会議、ゆうばり子ども文化の会「かぜちゃる」にも参加した。2008年には、夕張メロンの果汁を使用した「夕張メロンポップコーン」を考案し、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭でも販売した{{Cite web | url = https://www.oricon.co.jp/news/2007722/full/ | title = 【ゆうばり映画祭】夕張メロン味のポップコーン秘話 鈴木直道夕張市長 | website = オリコン|ORICON NEWS | publisher = オリコン | date = 2012-03-05 | accessdate = 2019-06-08 }}。


2009年7月、夕張市財政再生計画に市民の声を反映させるため、夕張再生市民アンケート実行委員会を設立する{{Cite news|url=http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/yuubari_news/79015.html |title=夕張再生市民アンケート実行委員会代表 鈴木直道さん<ひと2009> |date=2009-12-10 |newspaper=『北海道新聞』}}。母校・法政大学及び夕張市で調査実績のある北海学園大学の学生ボランティアに参加を呼びかけ、2人1組で戸別訪問する聞き取り調査やアンケート調査を行い、夕張市の全世帯数の26%に相当する1661世帯から回答を得る。


2009年10月、市民の声を日本国政府|政府へ伝えるため、夕張市を視察に訪れていた渡辺周総務副大臣(当時)が乗車するバスに同乗し、およそ20分にわたり渡辺副大臣に夕張市の状況を説明した。同年11月、総務省で渡辺副大臣に報告書を提出し、夕張市の実情に見合った配慮を求めた。2010年4月からスタートした夕張市の財政再生計画には、調査報告書を基に要望した「除雪体制の見直し」「老朽化した市立診療所の改築」等が盛り込まれた。{{要出典|date=2022年11月}}


2010年3月、夕張市への派遣期間が終了し、最終日には多くの夕張市民が市役所前に集まり、幸福の黄色いハンカチを振って見送った。{{要出典|date=2022年11月}}同年4月からは東京都より内閣府地域主権戦略室に出向したが、猪瀬副知事、藤倉肇夕張市長の意向により夕張市行政参与に就任した。


夕張市長としての活動編集

市長時代はマスメディアから「'''日本一給料の安い地方自治体首長'''」として紹介されていた{{Cite web | url = https://toyokeizai.net/articles/-/228339 | title = 知事・市長の給与が低い500自治体ランキング | website = 東洋経済オンライン | publisher = 週刊東洋経済 | date = 2018-07-11 | accessdate = 2019-06-08 }}</ref><ref name="nikkeistyle20160702">{{Cite web | url = https://style.nikkei.com/article/DGXMZO04203690Z20C16A6000000/| title = 夕張破綻10年 年収300万円台の市長、次のキャリアは | website = NIKKEI STYLE | publisher = 日本経済新聞社 | date = 2016-07-02 | accessdate = 2019-06-08 }}。財政再建団体のため、月額給与は70%カット(2016年7月現在で、25万9000円)、退職金と交際費は100%カットしていた。2017年の年収は市長としての給与が約251万円、その他の所得(講演、テレビ出演、執筆など)は約470万円だった。


2011年7月、公約実現のための市長特命チーム「まちづくり企画室」を設置した。


2011年10月24日、日本商工会議所岡村正会頭のもとを訪れ、財政赤字の解消に尽力している状況を説明し、工業団地への企業誘致を進め雇用の創出を図るとともに、遊休温泉施設の活用事業者やサッカー場などを兼ね備えたスポーツ施設のネーミングライツスポンサーの募集など民間の力を活かした取り組みを語った{{Cite web|url=https://www.jcci.or.jp/news/jcci-news/2011/1025132956.html|title=北海道・夕張市長が岡村会頭と会談|accessdate=2019年2月15日|publisher=}}。


2012年1月6日から9日まで、「カタール国 教育・福祉復興支援事業 北海道夕張 親子で雪ん子リフレッシュ・キャンプ」を開催した。被災3県(岩手県宮城県福島県)の子ども達と家族700名を、カタール国の支援により受け入れた。前年夏に、福島市の主催事業で福島の小学生らを受け入れた際に知り合った石原洋三郎衆院議員が役員を務める日本・カタール友好議員連盟を通じて義援金の活用をカタールに要請し、駐日カタール大使から約7000万円の支援があり実現したものである。この時点では国内最大規模の受け入れとなった。


ファイル:20120120nichi quatar1.jpg|サムネイル|200px|野田佳彦(当時内閣総理大臣)らと鈴木(左から3人目)(2012年1月20日、内閣総理大臣官邸|首相官邸にて)]]

2012年1月20日、内閣総理大臣野田佳彦野田内閣 (第1次改造)|野田第1次改造内閣)に面会する。カタール国国務外務大臣:en:Khalid bin Mohammad Al Attiyah|ハリド・アル・アティーヤをはじめ、岩手・宮城・福島各県の親子とともに首相官邸を訪問する。カタール国が教育・福祉分野における復興支援事業の一環として、東日本大震災の被災地の子供たちの心のケアをサポートするため、「カタール・フレンドシップ・ファンド教育・福祉復興事業」を設立したことについて、野田に報告した。また、財政再生計画の期間短縮実現のため、野田にリーダーシップの発揮と、現状を説明するための再度の面会を要望。「東日本大震災|震災被災地から財政再生団体を出さないようにしていただきたい」と要望した。


2013年7月30日、夕張メロンを世界に通じるブランドにするべく、カタールへ渡った。鈴木自身が手荷物で約50玉のメロンを運び、アティーヤ外相に贈呈、現地王族にもふるまい、好評を得る。0泊3日の強行日程、渡航費用など30万円は私費、メロンは夕張市農協からの無償提供であった。翌年には、夕張メロンのアジア初輸出が決まる。


2016年6月、「夕張市の高齢化率は約49%。高齢化の先進地域です。」と夕張が抱える高齢化問題に触れ、「どういう医療・介護サービスを展開できるか。とりわけ財政的に厳しい制約がある中、どうやって最高の効果を生み出すか。夕張の取り組みは今後、他の自治体にとってヒントになると思います。」と述べた{{Cite web|url=https://www.zaikaisapporo.co.jp/interview/%E3%80%8C%E5%A4%A2%E3%80%8D%E3%82%92%E4%B8%BB%E8%AA%9E%E3%81%AB%E6%8C%91%E6%88%A6%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%BE%E3%81%A1%E3%81%B8|title=「夢」を主語に挑戦するまちへ|accessdate=2019年2月15日|publisher=}}。


2016年8月8日、北海道旅客鉄道(JR北海道)本社で島田修社長と会談し、赤字が大きく同社単独での維持が困難な線区として、秋にも公表すると見られていた、石勝線新夕張駅夕張駅間(夕張支線16.1キロメートル)の廃止を市長側から提案した。鈴木市長は会談後、記者団に「座して廃線を待つのではなく『攻めの廃線』を提案した」と説明。市民の足を守ることを第一に考えた鈴木市長による異例の“逆提案”は話題になり、鉄道のあり方への問題提起ともなった。その後協議を続け、早ければ2019年3月にも廃止することで合意し、JR北海道から市の交通施策への協力やJR所有の土地・施設の利用、社員の派遣といった条件を引き出した。一方、複数の自治体が関係する他の維持困難線区の地域からは、「夕張支線のケースは例外だ」との指摘もある。


2016年11月4日、総理大臣官邸にて菅義偉内閣官房長官と会談。地域の再生を目指した、新たな財政再生計画に対して、国が財政面などで最大限の支援を決断するよう要請。これに対し菅官房長官は、同日午後の記者会見で「政府としても、どのような支援ができるのか今後検討していきたい」と述べた。


2018年3月、JR石勝線夕張支線廃線合意の覚書締結。締結後、協力した関係者に感謝を伝えるとともに、「明治25年11月の開業から120年あまりにわたって、夕張とともに歩み、夕張のまちを支え続けてきた夕張支線。廃線により、その長い歴史に終止符を打つことになります。歴史の重さを実感するとともに、今ここから『持続可能な交通体系のモデル』と言われる新たな歴史をつくっていきたい。」というコメントを発表した{{Cite web|url=https://www.city.yubari.lg.jp/gyoseijoho/shichoshitsu/shichokatsudo/shichoaisatsu/soumuc20180323.html|title=平成30年3月23日 JR石勝線夕張支線廃線合意の覚書締結後の市長コメント|accessdate=2019年2月15日|publisher=}}。


新型コロナウイルス編集

{{see also|北海道における2019年コロナウイルス感染症の流行}}


緊急事態宣言(1回目)編集

2020年1月28日、北海道で初の2019新型コロナウイルス|新型コロナウイルス感染者が確認された。中国人の渡航禁止令が出されない中、札幌市では毎年200万人が訪れる「さっぽろ雪まつり」が開催された(1月31日~2月11日)。感染者が増えると鈴木は週末(土日)の外出自粛を呼び掛けていたが、道内初の感染確認から1ヵ月後の2月28日、北海道では国内最多となる64人の感染が確認された。同日、鈴木は全国初となる「新型コロナウイルス緊急事態宣言」を出し、2月28日から3月19日までの約3週間、道民の外出自粛を求め、学校を一斉休校した{{cite news |title=国内最多の感染者、北海道が「突出して多い理由」 |author= |agency=|publisher=『読売新聞』|date=2020-2-29|url=https://www.yomiuri.co.jp/national/20200228-OYT1T50270/ |accessdate=2020-6-5}}

{{cite news |title=北海道知事が「緊急事態宣言」、週末の外出自粛を要請 |author= |agency=|publisher=『日本経済新聞』|date=2020-2-28|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56188700Y0A220C2L41000/ |accessdate=2020-6-5}}。


その結果、3月17日には1ヵ月ぶりに道内の感染者がゼロになるなど効果をあげ

{{cite news |title=北海道1カ月ぶり感染者ゼロ、緊急事態宣言後は初 |author= |agency=|publisher=『日本経済新聞』|date=2020-3-17|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56901800X10C20A3L41000/?n_cid=DSREA001 |accessdate=2020-6-5}}、予定どおり3月19日に緊急事態宣言は解除された。政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議においても、「北海道モデル」が成功したと評価された{{cite news |title=「緊急事態宣言」別表現に 道、20日から 新型コロナ感染対策 |author= |agency=|publisher=『北海道新聞』|date=2020-3-18|url=https://www.hokkaido-np.co.jp/article/403511 |accessdate=2020-6-5}}{{cite news |title=「北海道モデル成功」、「全国的に流行減少の兆し」だが予断を許さず |author= |agency=|publisher=『エムスリー|m3.com』|date=2020-3-20|url=https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/742297/ |accessdate=2020-6-5}}</ref><ref>{{cite news |title=新型コロナ、大規模流行リスクも 現在は一定程度抑制―政府専門家会議 |author= |agency=|publisher=『時事通信社|時事ドットコム』|date=2020-3-20|url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2020031901206&g=pol |accessdate=2020-6-5}。


北海道新聞が4月3日~4月5日に世論調査を実施した結果、鈴木直道知事の支持率は驚異の88%を記録した。また緊急事態宣言(期間2月28日~3月19日)の支持率は95%であった{{Cite web|title=仰天の支持率88%! 新型コロナ対策で注目を集める北海道知事・鈴木直道の“光と影”|url=https://bunshun.jp/articles/-/37204|website=文春オンライン|accessdate=2021-08-24|last=「財界さっぽろ」編集部}}。


緊急事態宣言(2回目)編集

全国で感染が拡大すると、4月7日政府は緊急事態宣言を発表、東京都神奈川県埼玉県千葉県大阪府兵庫県福岡県の7都府県を対象とした<ref>{{cite news |title=政府/「緊急事態宣言」発令「4月7日~5月6日」外出自粛要請(全文) |author= |agency=|publisher=『流通ニュース』|date=2020-4-7|url=https://www.ryutsuu.biz/government/m040751.html |accessdate=2020-6-6}}。

これに北海道は含まれていなかったが、札幌を中心に感染の「第2波」が広がったため、4月12日鈴木は2回目の緊急事態宣言を、札幌市長の秋元克広と共同で「北海道・札幌市緊急共同宣言」として発表し、外出自粛を呼びかけた<ref>{{cite news |title=北海道、札幌市/緊急共同宣言、5月6日まで学校一斉休校 |author= |agency=|publisher=『流通ニュース』|date=2020-4-21|url=https://www.ryutsuu.biz/government/m042141.html |accessdate=2020-6-6}}。

政府が「新型インフルエンザ等対策特別措置法」を整備するなか、1回目・2回目の宣言とも法律に基づかない北海道独自の判断で行った{{cite news |title=WEBニュース特集 2度目の「緊急宣言」道内は |author= |agency=|publisher=『NHK札幌放送局』|date=2020-4-16|url=https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-n8b92c0373836 |accessdate=2020-6-6}}。


4月17日政府が全都道府県に緊急事態宣言を拡大。4月20日鈴木は道内の飲食店など事業者に対し特措法に基づく「新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく休業|休業要請」を行い、あわせて道と道内自治体と連携し最大30万円の支援金を給付する枠組みを発表した{{cite news |title=北海道/4月20日から事業者に休業要請、支援金最大30万円 |author= |agency=|publisher=『流通ニュース』|date=2020-4-21|url=https://www.ryutsuu.biz/government/m042141.html |accessdate=2020-6-6}}。


5月上旬、札幌では東京に次ぐ感染者数となり、鈴木は危機感を表明、緊急事態宣言を延長した{{cite news |title=札幌の感染拡大、東京上回るデータも 知事が危機感 |author= |agency=|publisher=『朝日新聞|朝日新聞デジタル』|date=2020-5-8|url=https://www.asahi.com/articles/ASN57721RN57IIPE00H.html |accessdate=2020-6-6}}。5月25日、感染が下火になったことから政府は緊急事態宣言を解除、北海道でも宣言は解除としたが鈴木は5月31日までの外出自粛継続を呼びかけた{{cite news |title=2人死亡2人感染の北海道 緊急事態宣言解除でも「この戦いは続く」知事外出自粛など"5月末まで継続"を |author= |agency=|publisher=『プライムニュース|FNNプライムオンライン』|date=2020-5-27|url=https://www.fnn.jp/articles/-/45715 |accessdate=2020-6-6}}{{cite news |title=WEBニュース特集 緊急事態宣言解除、道内も再始動 |author= |agency=|publisher=『NHK札幌報道局』|date=2020-5-27|url=https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-n430e272c63c0 |accessdate=2020-6-6}}。


5月31日道内事業者に対する休業要請を全面解除した。あわせて事業者等に対し7つの感染対策を店舗等に明示するよう「新北海道スタイル」を作成し実践を呼びかけた<ref>{{cite news |title=道が休業要請を全面解除 「新北海道スタイル」求める |author= |agency=|publisher=『北海道新聞』|date=2020-5-31|url=https://www.hokkaido-np.co.jp/article/426039 |accessdate=2020-6-6}}{{cite news |title=新北海道スタイルについて |author= |agency=|publisher=『北海道』|date=2020-6-5|url=http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kks/newhokkaidostyle.htm |accessdate=2020-6-6}}。


全数把握の見直しへの言及と自身の感染編集

感染状況が第7波に突入した、2022年7月28日、奈良市で開催された全国知事会に出席、その席上、オミクロン株感染者の99%が軽症・無症状であることから、保健所の負担軽減のため全数把握の見直しについて言及した[https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220728-OYT1T50269/ 「新型コロナ「2類相当」から引き下げを…全国知事会で見直し求める声相次ぐ」]【読売新聞】2022年7月28日付。その翌々日の30日、知事本人の感染陽性が確認された[https://www.yomiuri.co.jp/national/20220730-OYT1T50162/ 「北海道の鈴木知事がコロナ感染…東京・奈良・大阪滞在後に発熱」]【読売新聞】2022年7月30日付。


人物編集

ファイル:菅義偉 ウポポイ 13.jpg|サムネイル|2020年7月12日、菅義偉(当時官房長官)とウポポイにて]]

・元内閣総理大臣菅義偉とは、同じ法政大卒で、夕張市がかつて財政破綻した時の総務相が菅だった縁もあり、良好な関係で知られる。2人は頻繁に電話でやりとりする間柄で、菅の過密スケジュールを縫っておよそ2カ月に1度、都内で面会しているという。2019年の知事選では、菅が応援演説に駆けつけた{{Cite web |title=菅内閣が発足 道内関係者から期待と不安の声:朝日新聞デジタル |url=https://www.asahi.com/articles/ASN9J6SJYN9JIIPE007.html?iref=ogimage_rek |website=朝日新聞デジタル |date=2020-09-16 |access-date=2022-09-05 |language=ja}}{{Cite web |title=道知事選は「菅直系」の鈴木が本命、野党劣勢 |url=https://facta.co.jp/article/201903040.html |website=FACTA ONLINE |access-date=2022-09-05 |language=ja}}。

・政策としては、「ほっかいどう応援団会議」の創設などを掲げている[http://www.naomichi-suzuki.com/policy/ 鈴木直道の政策]鈴木直道公式サイト(2019年8月17日閲覧)。

・法政大学では体育会のボクシング部主将を務め、「2002年度国民体育大会ボクシング競技東京都代表選考」フェザー級準優勝の成績を残す。

2013年3月、ダボス会議を開いている世界経済フォーラムが選ぶ、2013年の「ヤング・グローバル・ リーダーズ(YGL)」に選出された{{cite news |title=僕たちはどう働くか 「財政破綻」は実際にどういうことなのか 夕張市長 鈴木直道(1)|author= |agency=|publisher=『日本経済新聞』|date=2014-1-7|url=http://www.nikkei.com/article/DGXBZO64609980W3A221C1000000/|accessdate=2014-1-8}}。

2015年11月、日本メンズファッション協会主催「第44回ベストドレッサー賞2015発表・授賞式」において、政治部門を最年少で受賞した。

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