「私にも息子がいるんだ。と言っても、親友の息子なんだが」
CV:大塚明夫
概要
Netflixで配信されている『令和悪魔くん』の第10話『祝事』に登場したゲストキャラクター。
スタッフロールで“水木老人”と記載されている様にかなり年配の男性であり、調布で『アミーゴパンケーキ』というホットケーキ屋を営んでいる。
彼は何者?
年齢こそかなり上だが、TVアニメ版6期の水木と共通している部分が多数(左目の傷・左耳の欠損・更に上述の台詞など)あり、ファンの間では『本作の水木が「ゲゲゲの謎」及び「6期TVシリーズ」の水木と同一人物』という考察が存在する。
しかし、鬼太郎誕生の舞台である昭和31年の時点で30代前後であったと仮定した場合、2023年時点で100歳近い年齢である事になってしまうが風貌がそれより若く見える事(高く見積もっても70歳程度)、上述のスピンオフ小説では亡くなった時期は不明であるものの既に故人であるとされている事など、やや不自然な部分が発生してしまう。
(リスペクト元である原作者の水木しげるは昭和31年当時34歳である。『令和悪魔くん』の舞台設定は前作から三十数年後ではある様だが、はっきりといつ頃であるかは明言されていない。)
更に、『ゲゲゲの謎』監督の古賀豪がこの演出について後にコメントしており、
- そもそも『令和悪魔くん』と『ゲゲゲの謎』は制作会社が異なる。
- 自分達(ゲ謎スタッフ)は、『令和悪魔くん』の製作にはタッチしておらず、両作品は別の世界線である
…と、上記の説をはっきり否定している。
二次創作において
一部ファンの間では、
- 血桜の根を切断した際に浴びた幽霊族の血によって、寿命が常人よりも長く引き延ばされたのではないか?
- 幽霊族の血を浴びたために眷属となったのではないか?(ED後に水木が墓穴から這い出てきた鬼太郎を目撃したシーンで水木の顔のアップが映し出されるが、それまで描かれていなかった鋭い犬歯・または八重歯が存在しているというポストが「X(旧Twitter)」に見られたことが発端。)
…という考察が広まっており、二次創作ではこれらを基にして「令和悪魔くんの水木」と「鬼太郎シリーズの水木」を同一視して描かれることもある。
その場合は6期TVシリーズで水神様の事件に巻き込まれた水木が何らかの形で生き延びた後の姿、もしくはゲゲゲの謎の水木が歳を取った後の姿として描かれることが多い。
ただし、これらの設定はあくまでファンによる推察であるため、非公式である。
各pixivユーザーには『「原作は原作の設定、二次創作は二次創作の設定」と棲み分ける』『原作があるからこそ二次創作が成り立つ』という認識を忘れず、様々な関連作品を楽しんで頂きたいものである。
余談
『令和悪魔くん』で水木を担当した大塚明夫氏は、『悪魔くん』の原作者である水木しげる氏が描いた『ゲゲゲの鬼太郎』を基にしたTVシリーズにおいて鬼太郎の宿敵ぬらりひょんを担当している。