データ
概要
相手から受けたダメージを増幅して返す、所謂「反射技」。物理特殊関係なく1.5倍で返す、優先度なし、無効タイプなしなど、あくタイプ版メタルバーストと言える。
ただし、接触技且つあくタイプ故にせいぎのこころ適用技であるのが欠点。一方でPP20と多いのは利点か。
第9世代時点での習得者はマフィティフ、ドンカラス、ヘルガー系統、ヒスイゾロアーク系統の計6匹。
デルビルを除くと使用者の中で最も遅いのはドンカラスで、この技の採用率も最も高い。低耐久故タスキ運用の多く、元々カウンターの採用も多かったヘルガーも特殊アタッカー対策を兼ねて習得していることがある。
対してマフィティフははりこみによって交代先に深手を負わせる戦法をとるため、採用率は低め。
前述の通り接触技であるため、さめはだなどの特性やゴツゴツメットなどを発動させてしまう点には注意。特にドンカラス・ヘルガーはHPが減ってからのふいうちでのひと仕事も大きな武器であり、簡単に共倒れにならないよう使うタイミングは見極めたい。
また、戦術の通り最も遅いドンカラスでも素早さの種族値が71と速くはないが決して遅くもない、いわゆる中速帯のポケモンであり、他のポケモンもいわゆる準速で運用することが多いポケモンが並んでいる。また、耐久も決して高くはないポケモンが多い。
SVの環境はSのラインが135という恐るべき高速環境ではあるがそれでも中途半端に速いため、元々習得ポケモンに鋼タイプが多く自然と鈍足傾向にあり、また特性がんじょうとのシナジーや耐久・耐性に頼ることでタスキを使わずとも発動を狙いやすいメタルバーストに比して、タスキがほぼ必須となる上打ちたいときに限って相手の上を取ってしまうなど、現在は色々と使いにくさが目立つ技となっている。
第九世代は未解禁だが、鈍足高HPのアクジキングが覚えたら評価が上がると考えられている。