概要
根性を優先し、多少の困難も根性によって乗り切ろうとする考えのことである。極限を耐え抜き、突破するという利点もあるが、相当な犠牲を強いることも多いため否定的な見解も少なからず存在する。また、他者に強要することはパワハラに該当する。
当たり前だが、「根性」という指標だけで万事何とかなるのなら、そんな楽な話はない。
実戦に即していない非効率極まりない方法であったり、選手や社員の健康を軽視した危険な方法や対処、しかもそれらを美徳と勘違いしている場合も珍しくない。
相手が名監督だろうが何だろうが疑うことも大事である。
(過去に功績を挙げた=指導者としても優秀…という保証はない)
根性論による誤解と弊害
これは根性論だけが該当する部分ではないのだが、いわゆる知的障害や発達障害、うつ病などを「お前が頑張れば改善する、だからもっと頑張れ、やる気を出せ」などと強引に解決させようとする者も少なからず存在している。
特に現代に比べると情報が少なかった世代(の一部)や自力で解決した(と思い込んでいる)者はそういったことに関しての知識が乏しいこともあり、「元気があれば何でもできる」と言わんばかりに当該者を追い詰め、結果として事態を悪化させたり、最悪の事態を招いてしまうこともある。
これに関しては、当該者の状況を見た上で適切な判断にて対応するのが最善策とされている。一方的な根性論を押し付けるなど、もってのほかである。
関連タグ
根性 脳筋 やればできる 単細胞 精神論 強引 パワーハラスメント
体育会系…根性論によって、度々事件・事故を引き起こす人達。極端なところでは、脳筋とも呼ばれる。
八甲田山雪中行軍遭難事件…初日の段階で目的地へ到達出来なかった上に、進路すら見失ったにもかかわらず、根性論を唱えて無理矢理進軍した結果、青森歩兵第5連隊はほぼ全滅という惨事となった。
牟田口廉也…インパール作戦において根性論の極みとも言うべき発言をした。
田母神俊雄…現代版の牟田口的な言動が多いとされる。
松岡修造…根性論的なイメージがあるが、実際は逆に根性論に否定的な見解を持っている。