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石岡和巳の編集履歴

2012-11-14 15:42:12 バージョン

石岡和巳

いしおかかずみ

御手洗、君の言いたいことはわかった。だが…いい加減にしろ!

島田荘司推理小説に登場するキャラクター。御手洗潔の親友、かつ最大の理解者。『御手洗パロディ・サイト事件』などでは彼が探偵役を務める。御手洗とのコンビ解消後は、作家として活躍(作中における金田一耕助横溝正史のようなもの)すると共に、テレビなどにも出演し文化人のような扱いを受けている。


2人の関係はシャーロック・ホームズワトソンの関係に似る。

つまり、御手洗が解決した事件を石岡君が作家として執筆する、という形である。

しかし、最大の違いは、ホームズがイギリスでれっきとした紳士として探偵として活躍しているのに対して、おそらく、御手洗は石岡君がいないと日本でちゃんとした生活ができないということである(石岡君とのコンビを解消して、ヨーロッパ北欧にわたってからはちゃんと研究者としてやっているようだ))。実際、横浜での同居生活中は石岡君がほとんど家事を引き受けていたらしい。御手洗は石岡君が作る和食が好きだったので、料理は上手いようだ。


石岡君と御手洗の出会いは『異邦の騎士』事件である。この作品は、男だったら確実に泣く。御手洗の誠実さと優しさ、そして石岡君の熱さにだ。この作品で彼は熱い恋に落ち、そして悲しい結末を迎えた。ある時点での調査では、この『異邦の騎士』は島田氏の作品で人気ナンバーワンだった(同作品講談社文庫版、島田氏によるあとがき)。ここで石岡君は御手洗に命を救われ、それ以来2人の交流が深まった。


それ以降、御手洗と石岡君の同居生活が始まるが、その時期はほとんど石岡君が御手洗の保護者のような状態だった。しかし、御手洗が甘えているばかりでなく、『占星術殺人事件』などを読めば、御手洗も本当に石岡君を必要としていたことがわかる。

ただ、たまに石岡君をからかって遊んでいる(『水晶のピラミッド』ほか)。

『御手洗潔のメロディ』の時点ではDNAとは何か知らなかったようで、そのことで御手洗にたびたびからかわれている(なお、その描写以降、石岡君に解説書が相当の数送られたらしい)。


ここまで書くと、石岡君が道化のように見えるが、ただ、御手洗と依頼者のコミュニケーションは石岡君がいないと成り立たない。島田氏は、御手洗を従来の日本人へのアンチテーゼとして描く一方で、石岡君の役割も相当重視しているのである。


その関係性からか、御手洗と石岡君のイラストは腐向けのものが多い(そもそも、御手洗ものの同人誌は島田氏公認・非公認を問わずほとんどそうである)。

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