緩急接続

かんきゅうせつぞく

鉄道用語。同じ方向に進む優等列車と緩行列車との間での接続。

概要

待避線のある駅において、その駅に停車する快速や急行などの追い抜く速達列車(優等列車)と、普通列車(各駅停車)などの追い抜かれる遅い列車を同時に止め、相互に乗り換えられるようにする、という列車同士の接続・連絡方法の名称。

複線や複々線の鉄道路線で主に行われる。

速達列車がその駅を通過する場合は、単に「普通列車の通過待ち」「速達列車の追い抜き」と呼ぶ。

メリットとして、双方の列車を乗り換える必要のある利用客は、目的に応じた停車駅までの到達時間が短縮される点が挙げられる。

一方速達列車通過駅間を利用する場合、接続時間の分所要時間が増加するため、接続しない列車に比べて遅く到着することになる。