鉄道駅の種類
扱う対象による分類
一般駅
旅客扱い設備と貨物ホームが同じ構内に並行して存在する一般駅は、駅周辺の再開発に伴う客貨分離や貨物廃止等の理由で現在ではかなり減少している。現存例としては 松山駅・新居浜駅・土浦駅 などがある。
ただし、事実上は旅客専用駅となっている品川駅や名古屋駅も書類上は一般駅だし、貨物列車しか来ない東京貨物ターミナル駅や仙台貨物ターミナル駅も実のところは一般駅である。
旅客駅
旅客のみを扱う駅。日本の駅といえば大体がこれ。
貨物駅
貨物のみを取り扱う駅。
駅員配置による分類
有人駅
駅員のいる駅は有人駅だが実際は直営駅・業務委託駅・簡易委託駅に分かれる。
直営駅はその駅を保有する会社に所属する社員が配置された駅、業務委託駅は関連会社などの企業に運転取り扱いを除く全ての業務を委託されている駅、簡易委託駅は地元自治体や農協・駅前商店・個人などに委託された駅のことを現す。
無人駅
駅員がいない駅。地方部に多い。
駅に与えられた権限による分類
管理駅
会社から駅に独自の裁量権が与えられた駅。駅長が最高権限を持ち、人事権を持っている場合もある。
被管理駅
管理駅から限定された裁量権を付与された駅。直営駅では助役が最高権限を持ち、駅長の肩書きを与えられている場合もある。
駅の開設期間による分類
常設駅
開業したら原則廃止まで営業する駅
臨時駅
特定の時期にのみ営業をする駅、あるいはイベントなどで一時的に設置されて営業を行う駅。
休止駅
営業を休止し、列車が一本も停車しないが、書類上は廃止されていない駅。