松山駅
まつやまえき
- 愛媛県松山市南江戸1丁目にあるJR四国予讃線の駅。番号はY55(高松方面)とU00(宇和島方面)。
- 福岡県田川郡糸田町にある平成筑豊鉄道糸田線の駅。番号はHC52。
- 台北市信義区/松山区にある台湾鉄路公司(台湾国鉄)縦貫線と台北捷運(台北地下鉄)松山線の駅。
- 岐阜県海津市にある養老鉄道美濃松山駅の、現地における呼び名。
本記事では1.と2.について説明する。
1927年4月3日開業。都道府県庁所在46駅のしんがりにあたる(那覇市のゆいレール県庁前駅をカウントするならそちらがしんがり)。
JRとしての愛媛県の代表駅で、伊予鉄道のJR松山駅前停留場(後述)に隣接している。 停留場は道路のど真ん中にあるため高架化前は地下通路からの移動になるがバリアフリーに対応しておらず、不満を持つ高齢者層も少なくなかった。
一応、松山駅と名乗ってはいるが、先に開業していた伊予鉄松山市駅の方が栄えており、1926年度まではその市駅の方が松山駅と称していた。
四国最大の都市の玄関口でもあるがゆえに、運行系統が当駅で分断されている列車が大半を占め、特に特急は伊予市駅から西がいまだ非電化という影響もあり、当駅で岡山・高松方面の「いしづち」「しおかぜ」と宇和島方面の「宇和海」とに分かれる。
しかしながら、単式ホームと島式ホーム各1面の2面3線しかないため、特急列車同士の乗り換えは縦列停車で捌く状態が続いていた。
これを改善すべく当駅付近の連続立体交差事業が進められ、2024年9月29日に高架線に切り替えられ、高架化後は島式2面4線となった。特急列車同士の乗り換えも対面停車に切り替えた。
また、駅舎西側の駅裏は大規模な車両基地「松山運転所」となっていたため出口がないが、2020年に伊予市内に南伊予駅の開業とともに松山運転所が移転したため、高架化と同時に西口が新設された。加えて、連続立体交差事業の他に、伊予鉄道の路面電車を北側に通す計画も存在する。
また駅南側は地上線を避けるようにアンダーパス構造になっていたが、これも世田谷代田駅のように線路跡が歩行者用に舗装されることが予想される。
駅構造
前述の通り2面4線の高架駅で、1番線は主に特急「しおかぜ」「いしづち」(宇和海も1本だけ使用)、2番線は特急「宇和海」、3・4番線は普通が使用。
乗り場 | 路線 | 方向 | 行き先 | 隣の駅 |
---|---|---|---|---|
1 | 予讃線 | 特急『しおかぜ』・『いしづち』乗り場 | ||
2 | 予讃線 | 特急『宇和海』乗り場 | ||
3・4 | 予讃線 | 上り | 今治・高松・岡山方面 | 三津浜駅(Y54)→ |
予讃線・内子線 | 下り | 伊予市・内子・八幡浜・宇和島方面 | ←市坪駅(U01) |
※特急停車駅については「いしづち」「宇和海」「しおかぜ」を参照のこと。
以下の動画も参考。
利用状況
- 2018年(平成20年)度の1日平均乗車人員は6,982人である。
利用状況比較表
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 7,593人 | 15,186人 |
2009年(平成21年)度 | 7,090人 | 14,180人 |
2010年(平成22年)度 | 7,125人 | 14,250人 |
2011年(平成23年)度 | 7,238人 | 14,476人 |
2012年(平成24年)度 | 7,287人 | 14,574人 |
2013年(平成25年)度 | 7,373人 | 14,746人 |
2014年(平成26年)度 | 7,179人 | 14,358人 |
2015年(平成27年)度 | 7,258人 | 14,516人 |
2016年(平成28年)度 | 7,135人 | 14,270人 |
2017年(平成29年)度 | 7,172人 | 14,344人 |
2018年(平成30年)度 | 6,982人 | 13,964人 |
単式1面1線の無人駅となっている。
国鉄・JR時代には設置されておらず、平成筑豊鉄道に移管された後に開業した駅である。
隣の駅