概要
福岡県内において旧国鉄特定地方交通線を転換した3路線(伊田線・糸田線・田川線)と北九州市門司区にあるトロッコ列車を運行する特定目的鉄道路線の「門司港レトロ観光線」を運営する第三セクター鉄道会社である。
平成元年(1989年)に3路線を転換して開業した。社名については1988年に公募を行い、1989年1月7日に決定する予定だったのだが、 当日に昭和天皇崩御によって新元号「平成」が発表、それを受けて急遽現社名に決定したという経緯を持つ。地元では「へいちく」と呼ばれることが多い。
伊田線のみ複線で他の2線は全線単線であり、すべてが非電化路線である。元々、炭鉱輸送中心だったため駅が少なかったが、利用者増加の為に平成筑豊鉄道転換後に作られた駅が多いのが特徴。ほかにも枕木やつり革のオーナーを募集したり、当たりつきの定期券を発売したり、あるいは駅名の命名権を販売したりと、経営努力を惜しまない会社である。
金田駅は平成筑豊鉄道の中心駅であり、車両基地や本社が存在している。
マスコットキャラクターは「ちくまる」で、車体などに描かれるほかグッズも販売されている。