背景
2000年4月5日、自民党総裁・第85代内閣総理大臣に就任した森喜朗だったが、五人組による談合で首相になることを決められた経緯もあり、発足時から世論の支持は低かった。
さらに5月15日に神道政治連盟国会議員懇談会で「日本は天皇を中心としている神の国であるぞということを国民の皆さんにしっかりと承知して戴く」(俗に「神の国発言」)などと発言し、不支持は拡大。6月の内閣支持率では歴代最低の18.3%まで記録した。
神の国解散の名称は、この神の国発言の逆風を受けている時に行ったことから付けられた。
なお、森喜朗自身はこの解散を「日本新生解散」とした。
結果としては自民党が38議席も減らし、逆に民主党は30議席以上増やすことに。
自民党にとって痛手とはなったが、絶対安定多数の議席は保ち、第2次森内閣が発足した。