概要
説明
催眠(英 : hypnosis)とは、暗示を受けやすい変性意識状態のひとつである。
意識の幅が狭い(狭窄)ため、自分の意識はあるものの、潜在意識が表に出てきている状態(催眠状態)になる。
精神医学の中で用いられていたものであり、人の精神的な病を取り除いたり、失われた記憶を辿ったりする。
創作物では簡単に催眠にかかる場合も多いが、実際には催眠にかかりやすい・かかりにくい体質があったり、かかる側とかける側のある程度の信頼関係が必要であったりと、しっかりとした手順を踏む必要がある。
詳しくは催眠術の項を参照のこと。
pixiv及び創作上では
元来は決してエロいものではないのだが、pixivではアレな方向での汎用性の高さからか、R-18タグとの併用が多い。
催眠状態の相手に無抵抗で命令を聞かせるだけでなく、常識改変や感覚遮断、認識阻害など、使用される効果によってそれらのシチュエーションは多岐にわたる。
スマホの画面を見せることで催眠術をかけられる催眠アプリを使う作品もある。
その真偽は別としてなぜか実在する。
主人公側が催眠をかけられる場合は逆催眠として棲み分けされる。
その際、催眠のジャンルは男性が女性に催眠を掛けるシチュエーションが多いからか、女性から男性に催眠を掛けるシチュエーションを逆催眠として扱うことも多い。
棲み分けの問題点?
上記のように「与えた暗示による結果」を描く創作が多い中、「催眠状態やそれに至るまでの過程」を描くものも同様に催眠タグが使われ、同じジャンルに振り分けられる。これらを明確に区別するようなタグ・ジャンルは現状ないと言っていい。
前者には性質が洗脳などに近いものもあり、それらを上手く使えば理論上は棲み分けが可能かもしれない。しかし、その汎用性の高さ、タグの併用、なにより「催眠」という言葉自体の魅力によって、この問題の解決は非常に難航している。
2024年3月26日の発表に始まり、DLsiteにおいて一部の語句が本来の表現から置き換えられた。催眠・洗脳もその対象となったのだが、
催眠(ボイス)→トランス/暗示(ボイス)
洗脳→精神支配
のように置き換えられている。
これによりある程度の棲み分けを期待する声もあったのだが、そもそも大衆の認識が変わるわけではないということでやはり難しいようだ。