概要
大きな棺を背負っている、容姿端麗な金髪の青年。
天外の行商人である彼は、不幸にも星核によって発生した仙舟「羅浮」の危機に巻き込まれてしまう。
その結果、優れた医療の腕を発揮する機会が生じた。
プロフィール
人物
単身で宇宙を渡り歩いている、穏やかな性格の男性。
本人曰く「行商人」で、カンパニーの商売登録も持っているが、巨大な霊柩を常に持ち運ぶ風貌は全く持ってそう見えない。
霊柩はその注目をきっかけに商売をしやすくするための商売道具であると主張しているが、少なくとも中に何かが入っているのは確かで、1人でいる際霊柩に向けて意味深な言葉を投げかけていることがあり、未だ謎が残る。
「羅刹」と言う名も、あくまで仙舟「羅浮」で生活するのに困らないようにと用意した名前であり、本人や景元曰く「舌を噛みそうな」別の名前も持っているらしい。
「豊穣」由来の力を有しており、機械であろうが傀儡であろうが生きとし生ける者/命ある者は全て治癒する力を持っている。本人曰く「医術を少し齧っている」「からくりでも肉体でも形あるものに過ぎない」らしい。
能力と装備
Ver1.1で実装された初の限定✦5豊穣(ヒーラー)キャラ。
スキルによる回復と敵からの攻撃を即座に回復する能力があるため、最悪羅刹一人が立っていれば戦闘に勝利できるくらいにサバイバル能力が高く、白露がいない開拓者にとっては有り難い。
難点としては、即時発動の全体回復がないことだが、それを加味してもヒーラーとしては高い性能を誇る。
また、回復能力に攻撃力を参照するため、ヒーラー内でも単純な素の火力は高くなりやすい。
軌跡
- 通常攻撃「黒淵の棘」
「ふん」
指定した敵単体に羅刹の攻撃力50%~100%分の虚数属性ダメージを与える。
- 戦闘スキル「白花の祈望」
「白花よ、咲け!」
「天賜を、授けん!」
戦闘スキルを発動した後、指定した味方単体のHPを、羅刹の攻撃力40%+200~60%+800回復し、羅刹は「白花の刻」を1層獲得する。任意の味方単体の残りHPが50%以下の時、その味方をターゲットとして、羅刹の戦闘スキルと同等の効果が1回触発される、この行動はSPを消費しない。この効果は2ターン後に再度触発できる。
味方のHPが一定数まで下がると瞬時にSP消費無しで回復してくれるため、通常攻撃をする機会が増えてSPが節約しやすくなる。また、追加効果で味方のデバフを解除してくれるためかなり優秀。
- 必殺技「帰葬の成就」
「永眠は終わりではない…」
「亡者は再び降臨する!」
「亡者再臨!」 (倍速時)
敵全体のバフを1つ解除し、敵全体に羅刹の攻撃力120%~200%分の虚数属性ダメージを与える。羅刹は「白花の刻」を1層獲得する。
相手のバフ解除と靭性削り、そして味方の回復を促進と使い勝手がいい。
- 天賦「乾坤清夷、一陽来復」
「奪ったならば、償ってもらおう!」
「白花の刻」が2層に達した時、羅刹が「白花の刻」をすべて消費し、結界を張る。結界内の任意の敵が攻撃を受けた後、攻撃を行った味方は羅刹の攻撃力12.0%+60~18.0%+240のHPを回復する。結界は2ターン継続する。羅刹が戦闘不能状態になった時、結界は解除される。
- 秘技「愚者の悲哀」
「刮目して待とう」
秘技を使用した後、次の戦闘開始時、天賦を発動する。
- 追加能力
「滴水蘇生」 | スキル発動時、EPを20回復する。 |
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「清めし塵の身」 | 結界内の任意の敵が味方の攻撃を受けた後、攻撃者以外の味方も羅刹の攻撃力7.0%+93のHPを回復する。 |
「幽谷を越え」 | 行動制限系デバフを抵抗する確率+70%。 |
星魂
①「生者の浄化」 | 結界が発動している間、味方全体の攻撃力+20%。 |
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②「純庭の礼賜」 | 戦闘スキルの効果が触発された時、指定した味方の残りHPが50%未満の場合、羅刹の治癒量+30%。指定した味方の残りHPが50%以上の場合、その味方に羅刹の攻撃力18%+240の耐久値を持つバリアを付与する、2ターン継続。 |
③「愚者の模索」 | 戦闘スキルのLv.+2、最大Lv.15まで。通常攻撃のLv.+1、最大Lv.10まで。 |
④「荊の審判」 | 結界が存在する間、敵を虚弱状態にし、敵の与ダメージ-12%。 |
⑤「受難の痕」 | 必殺技のLv.+2、最大Lv.15まで。天賦のLv.+2、最大Lv.15まで。 |
⑥「皆灰燼に帰す」 | 必殺技を発動した時、100%の固定確率で敵全体の全耐性-20%、2ターン継続。 |
余談
パラレルワールド
崩壊学園/崩壊3rdに登場するオットー・アポカリプスの並行同位体だと思われる。また、服装や棺桶を持ち運んでいること、雪衣を治療する際の構図から特に崩壊3rd本編の500年前の神州(仙舟と同じく中国がモデルの国)を描いた神州折剣録の時のオットーがモデルだと思われる。
オットーは最愛の人カレン・カスラナ(片想いしてる幼なじみ)を蘇らせるために行動しており、持ち運んでいた棺桶にはカレンの亡骸が入っていた。しかし口振りや振る舞いからして羅刹の棺桶の中身と羅刹の関係は本人が言ったとおりあまり深いものではないと思われる。
また、神州折剣録の仙人を訪ねる旅の途中でオットーは素裳の並行同位体の李素裳や彦卿の並行同位体の馬彦卿と出会っている。さらに仙人のかつての名前は雲騎元帥と同じだったりする。
・虚空万象
羅刹は虚空万象ではない。
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※以下、ストーリーネタバレ
開拓者たち「列車組」とは別ルートで侵入した丹恒は途中で羅刹と彼を護衛していた素裳が魔物に襲われていた所を手助けし、その後は素裳の案内のもと奥へ進むことに。
しばらく進むと負傷をしていた雪衣(機械のため損傷)を治療し、なし崩しに十王司への帰還に同行した後、丹鼎司で丹恒と素裳と別れた。
同行クエストでは本人は登場せず、回想シーンのみでの出番。
仙舟「羅浮」での玄鹿戦の前日、不審者の候補の一人であったことから「列車組」が調査を手伝うことになる。クリア後にある場所を調べると彼が独り言を呟いている動画を見ることが可能。
ヴェルトは故郷の宿敵に瓜二つな彼をどうしても信用する事が出来ず嫌悪寒を露にし、彼曰く列車にも二度乗ったことがあるらしい。
ラウンジにも丹恒から招待されたという形で滞在するが、やはりヴェルトからは警戒されている。
仙舟「羅浮」編のラストにも登場。
実は羅浮に星核を持ち込んだのは彼であり、薬王秘伝の共犯者として雲騎軍に捕らえられるが、彼にとっても「豊穣」は敵だと語った。
その後に鏡流が現れ「我ら」と言ったことから、恐らく彼女と同じ組織(あるいは同士)なのだろう。
羅浮に星核を持ち込んだ本当の目的は、罪人に下される手続きを利用し元帥に会う機会を得て「薬王と戦う策」を聞かせることであった。
そして神殺しの秘訣は「羅刹の棺」の中にある「繁殖タイズルスの亡骸の一部」であり、実現させるためには仙舟同盟より大きな同盟が必要であることが明かされた。
それを聞いた六将の一人爻光は「言葉にはできないほどの壮麗な策だった」と称賛し、その大きな盟友は天才クラブルアン・メェイだという。
現在羅刹自身は投獄され、自らが再び必要となる「その時」を待っている状態にある。