トマトアドベンチャー
とまとあどべんちゃー
開発の経緯
このソフトは、元々アルファドリームが「ギミックランド」という名前でゲームボーイカラー用ソフトとして開発していたものだった。しかし、2000年に任天堂のソフト展示会に出展した際、任天堂から好評価を受け、急遽任天堂の協力の下でGBA用ソフト『トマトアドベンチャー』として再開発されることとなった(下記外部リンクの「開発スタッフインタビュー」参照)。
ストーリー
舞台はコドモの、コドモによる、コドモのための国、「ケチャプー王国」。
主人公「デミル」は、トマト好きの国王「アビーラ」に連れ去られたガールフレンドの「パサラン」を助け出すため、王国を冒険する。
キャラクターの可愛いらしい外見や世界観とは裏腹に、「トマトを食べれない子供達の収容所がある」「大人はモンスターに変えられた」「美容の為にキッズをスープにする」「キッズが崖から飛び降りてお星様になる」「目玉を引っこ抜く」など、一部に黒い任天堂が降臨していたりする。
特に、6番目のステージである『バルサミドーム』の『レム迷路』と『ノンレム迷路』は、MOTHER2のムーンサイドを彷彿とさせるような世界観が広がっており、多くのプレイヤーのトラウマとなっている…のかもしれない。
特徴的な戦闘システム
本作の最大の特徴とも言えるのが、“ギミック”と呼ばれる武器を使って行なう“アクションコマンド”と呼ばれる戦闘システムである。これは、プレイヤーが敵に攻撃する際にコマンド入力をし、成功すると敵に高ダメージを与えることができ、“すごいの”ポイント(後述)が貯まるが、失敗するとダメージは低くなり、それまでに貯めた分の“すごいの”ポイントが全て失われる、というものである。
主人公とパーティーメンバーは、全50種類ある“ギミック”の“アクションコマンド”を駆使しながら戦う。
パーティーメンバーには最大3人が加わり、戦闘では主人公ともう1人のコンビで戦う。