概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。別名「アトカラホントスピーカー」。初登場エピソードはTC37巻収録「アトカラホントスピーカー」。
指でつまめるほどに小さいスピーカー型の道具で、口の中に入れた状態で話した嘘は後から実現する。
ただし小型故に虫歯等の穴や隙間に挟まると、口から道具を取り出せなくなってしまう場合がある。また、ドラえもん曰く「実現させた嘘を取り消すには、道具に搭載されたキャンセルボタンを押す必要がある」とのこと。
ファンの間では「今まで実現させた内容は全て取り消される等と発言すれば何とかなるのでは?」という意見も存在するが、それが可能かは作中で描かれていない為不明。
作中ではスネ夫が使用し、のび太の部屋に動物園から脱走したシベリア狼を呼び寄せたり、自宅に伊藤翼を招待したり、この道具を取り返そうとやって来たドラえもん達を追い払う為に不良と親友になる等、様々な嘘を実現させた。
しかし、スネ夫が先生に「ママは面会謝絶で…」と嘘をついた際、スネ夫のママが本当に病気になってしまった。それだけでなく、道具が虫歯の穴に潜り込んでしまった為、道具を取り出す為にスネ夫は歯医者へ向かう。
その後、スネ夫は歯医者で「ギャ~ ギエ〜」と絶叫するほどの苦痛を味わいながら虫歯を取り除くことになり、それを聞いたドラえもんとのび太は顔をしかめながら「やっぱり嘘をつくとろくなことにならない」と話すオチで終わっている。
関連タグ
ソノウソホント:「アトカラホント」の完全上位互換。こちらは喋り終えると即座に効果が発動し、「今のは嘘」と言えば効果を取り消すことも可能。